子育て情報『メールだけじゃダメ? 裁判で夫の不倫を認めてもらうために必要な証拠』

2016年11月27日 21:00

メールだけじゃダメ? 裁判で夫の不倫を認めてもらうために必要な証拠

ズバリ性的関係を写した写真があったり、現場を押さえることができたりするのはあまり多くはありませんから、通常は、一般的に「関係を持っているよね 」と考えることができるいくつもの証拠を提出して、不貞行為を証明することになります。

●ホテルから出てくる写真は有力な証拠になる!?

たとえば、ラブホテルは関係を持つために行くことが多い場所で、仕事をしに行く場所ではないのが通常です。

ラブホテルへの出入りの写真やレシートなどに日時が記録されていると、滞在時間が関係を持つに十分な時間だったとすれば、通常は不貞行為があったと認められる可能性が高い証拠の一つといえます。

今回のようにビジネスホテルから出てくる写真があったからといって、滞在時間が不明ですし、客室には入らずに喫茶店や打合せスペースで打合せをすることは考えられますから、ラブホテルより性的関係を持ったとは言いにくく、それだけで有力な証拠とは言いにくいでしょう。

ですので、夫はその日休みで仕事がなかった、会社が近くわざわざホテルに行く必要性がなかったのに何度もホテルに行っている、女性が仕事関係者ではない、2人で宿泊や旅行をしたレシート等がある、同じ女性と他の場所で通常の仕事以外の時間に何度も会っている写真やメールがある、などさまざまな証拠が必要になるでしょう。

●怪しいメールのやり取りは?

女性とのデートをうかがわせるメールのやりとりは、これだけでは友人かもしれない女性と食事をしたことしかわかりません。

夫婦間で”他の異性と二人きりで食事も浮気”と決まりがあったとしても、法律上は異性の友人と食事をしていても不貞行為ではない 以上、これだけでは証拠としては有力とはいえません。

他の疑わしいと思われるメールのやりとりや写真、手紙等があり、何度も仕事ではない時間にこの女性とホテルに行っている、何度も自宅に出入りしている等と証明できるのであれば、不貞行為と認められる可能性は高くなりますので、他の証拠も集めることが大切ですね。


●まとめ

着信履歴やメール、SNS等のやりとりがあると不倫の証拠になると思われがちなのですが、必ずしもそうだとは限りません。

しかし、一つひとつの証拠としては強くない証拠だとしても、いくつもの証拠を合わせる ことで、関係を持っていたと証明できる可能性は十分にあります。

不貞行為に限らず、大切だと思っていた証拠が裁判では大きな意味を持たず、一方意外な証拠が重要だったということもあります。

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