スモールステップが大事! 子どもに“みそ汁嫌い”を克服させるコツ4つ
ある日のこと。ママ友とのランチ会で、ポツリと呟いたママさんがいました。
「うちの子、おみそ汁を絶対に食べないの。食べられるようにしておいたほうがいいかな?」
すると、「うちも」、「うちの子も!」と相次いでいくつもの声が。毎回残されるので、もう作るのをやめてしまったというママさんまでいました。
味噌汁が苦手なお子さんって、どうやら多いようですね。日本の伝統食であり、健康にもいいとされるお味噌、苦手なままにしておくのは少しもったいない気もします。
そこで今回は、子どもの味噌汁嫌いを克服するためのコツを集めてきました。
インタビューに応えてくれたのは、子どもにまつわる仕事をしている方や、経験豊富なベテランママさんたち。
重要なのは“原因の切り分け”。味噌汁という食べ物のなかの、何がイヤなのか、を明確にすることだそうです。さっそく見てみましょう!
●(1)汁が苦手な場合
具だけ取り出して食べることならできるタイプのお子さんは、汁が苦手なのかもしれません。
こういった場合、まずママがすべきなのは“他の汁物を与えてみる ”ことだそう。すまし汁や中華スープなどをお椀に入れて出し、子どもが口にするかどうかを観察してみましょう。
『他の汁物を飲むことができるなら、味付けが濃すぎるのかもしれません。保育園では、通常の半分くらいの量の味噌で作って出しています。
大人にとっては物足りないかな?というくらいまで薄くしてみる と、抵抗なく飲んでくれるかもしれませんよ』(40代女性/保育士)
もし他の汁物にも手を付けないなら、“汁物を飲む”ということ自体に苦手意識を抱いているのかもしれません。そんなお子さんのママは、このような工夫をされていました。
『わが家では、お茶や牛乳と同類の“ドリンク”として捉えさせるようにしました 。お椀ではなく、かわいいコップに入れて「特製みそジュースだよ〜」と言って出してみると、口をつけるようになりましたよ(笑)』(40代女性/主婦/中学生の女の子のママ)
●(2)具が苦手な場合
具が苦手、というお子さんもいますね。特定の具がキライというだけでなく、中には、汁物のなかに具が入っていることそのものに嫌悪感を持つお子さんもいるそうです。『具がキライなら、まずは具を一切入れない“具なし味噌汁”を飲ませることから始めましょう 。それがクリアできたら次は、子どもの目の前で味噌汁から具を取り出し、“汁だけ”、“具だけ”をそれぞれ食べてみるのに挑戦です。