もう頑張れない! “ワンオペ育児”に苦しむママの声と解決策
と腹をくくる必要に、私たちはもう迫られているのではないでしょうか。
もちろんワンオペ育児は“ママの意識”の問題ではありません。ママが腹をくくってみたところで、それで解決する話でもありません。
けれど、ママ以外のみんなが腹をくくったとしたら どうでしょうか。
『牛丼屋だってワンオペじゃ無理って、もうみんな知ってる。それなのに、仕事して家事して育児して……ってママがワンオペをできて当たり前って思われてるのはおかしい。無理に決まってるって、なんでみんなわからないんだろう』(3歳の子のママ)
ワンオペ育児について「それくらいどこの母親もやってる」「ママなら普通にやるでしょ」というパパは近くにいませんか?
上司や会社の人たちはどうでしょうか。
●“夫の協力をすぐには得られないママ”は、結局どうしたらいいの?
あらゆる手段を使って、一人でまわす状態を回避しましょう。
●人手を増やす
私たちが“頼っていい”のは、夫や実家だけではありません。家事代行 や家事援助サービス を頼んでみましょう。
行政によっては、ホームページでそうしたサービス情報について載せていることもあります。チェックしてみましょう。
●道具で解決する
ロボット掃除機や食器洗い乾燥機、乾燥機付き洗濯機などを導入しましょう。
これらの道具を導入しても、手間が完全になくなるわけではありません。
けれど、「作業がこれだけで済む」というだけでずいぶんと楽になれますよ。
●家事をやめる
人手も時間もないのですから、仕事量を減らすしかありません。
ワンオペが問題視されていた飲食店では、深夜営業をやめた店舗もあったそうです。
育児タスクにはやめることが難しいものも多いですから、まずは削れる家事を削りましょう。
掃除の頻度を減らす、レトルトや冷凍食品を取り入れるなどさまざまありますが、“削っても罪悪感が募らない”ものを探してください。
ワンオペ状態を回避することで、必要経費が増えたり、一時的に家の中が荒れたように思われたりすることもあるでしょう。
そのことで夫婦間でもトラブルが起きる かもしれません。けれど、これはきっと必要なこと。ママだけが我慢して負担している状態よりもマシなはずです。
夫婦間でのトラブルは、話し合いのチャンス。
乗り越えていきましょう。
●ライター/佐原チハル(フリーライター)
●モデル/神山みき(れんくん)