2019年11月19日 15:34
楽しさ重視のスクールにお金と時間をかけるメリットがあるのか問題
と感じて、それを「やってみよう」と前に踏み出す。そこにはエネルギーが必要です。
ところが、お子さんはそんなエネルギーをすでに持っています。3つも4つも下の子より体操も水泳ができなくても、今度は「サッカーしたい!」と言い出した。いい。とてもいい。彼が、楽しさ重視のスクールに通いたいと言うなら、無理のない範囲でやらせてあげてください。お金と時間をかけて通うメリットはあります。
ただ、体操と水泳、サッカーはやり過ぎだから、どれかひとつはやめるように。何かを得るためには、何かを失うことだということを学ぶ機会にもなります。
お子さんの意思を尊重できる、肝っ玉母さんになってください。
島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。
主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
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