子育て情報『コーチの差別的な対応があってサッカーをやめてしまった問題』

2020年7月22日 14:08

コーチの差別的な対応があってサッカーをやめてしまった問題

「今はスクールにも行っていないし、時々、本当に時々ボールを触るぐらいです」

そのような言葉から推測するに、息子さんに対して「なんだかなあ」と残念に感じているのではありませんか?間違っていたらすみません。

でも、誤解しないでくださいね。お母さんを責めているのではありません。お気持ち、非常にわかります。

もっと前向きにやってよ。
やる気出してよ。
シャキッとしてよ。

子どもに対して、そんなふうに思うこと、ありますよね。
私にもよくありました。何かに付け、「もう、本当に不甲斐ない!」と思っていました。

お母さんがそんなふうに残念な気持ちでいるときに、お母さんだけの思惑で動くのは危険です。お母さん自身が「この状態を早く何とかしたい」と焦ってしまい、冷静に行動できないかもしれません。親が冷静に動けないときはほとんどの場合、子どもの意思や気持ちを尊重できていません。

すでにお母さんは「こんな時は、子どもに合いそうなチームを見つけて続けさせるべきなのか、サッカーは辞めて他の道を一緒に探すのが良いのか」と選択肢を限定して、焦っている様子がうかがえます。

では、どうしたらいいか。三つアドバイスさせてください。


■声に出していなくてもお母さんからの無言の圧力を感じているはず

ひとつめ。立ち止まってください。

お母さんの息子さんへのネガティブな気持ちを、まずは鎮めましょう。スクールにも行かず、自分でボールを蹴るくらいの息子さんが気になるようですが、「息子とサッカーにまつわること」をとにかく気にしない。見ない、聞かない。

そう決心して、なるべくサッカー以外のことで息子さんとつながってください。一緒に何か作って食べる。家で映画を見る。
同じ本を読む。一緒にゲームをする。何でもいいです。

それも難しければ、一時的に息子さん以外のことで自分を忙しくしてください。首都圏などにお住まいならまだコロナの影響で動きづらい状態ですが、そのなかで自分の趣味や好きなことを見つけてください。子育て以外のことに熱中しましょう。そんなふうにお母さんの視線が息子さんから離れることは、彼自身にとってもいい影響を及ぼすはずです。

サッカー、どうするの?もうやめるの?続けないの?

もし声に出していなかったとしても、息子さんはお母さんからの無言の圧力を感じているはずです(本人に自覚がなかったとしても)。

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