子育て情報『やめたり戻ったり。移籍を誘導し息子を傷つけてしまった問題』

2020年10月28日 16:22

やめたり戻ったり。移籍を誘導し息子を傷つけてしまった問題

お母さんは、私にそう問われていますが、2年半をどう過ごすかを決めるのは、息子さんご自身です。

まず、その考え方を変えましょう。

■サッカーも勉強も子どもが自分の意思で決めること、と胸に刻んで

サッカーも、勉強も、進路も、もっと言えばその日をどう過ごすかも、息子さんの意思で決めることです。息子さんの人生は、息子さんのもので、お母さんのものではありません。

そこをまずは自分の胸に刻んでもらえませんか?そうしなければ、過度な干渉をやめるスタート地点に立てません。この連載や、それ以外でも、子育てが上手くいかないケースの大きな要因は、親御さんの過干渉であることが非常に多いです。ぜひ、「過干渉な親からの脱却」を目指してください。

いまは、非常にお辛いですね。
自分が指図しなければ、とか、干渉しなければこうならなかったと後悔の日々かと思います。しかしながら、お母さんはご自分の力で、子育ての失敗にすでに気づいています。

「私が移籍を誘導をしてしまった結果だと思います。私が良かれと思って選んだ道が最悪な方向に行ってしまい、我が子を傷つけることになってしまいました」とご自分で書かれていますね。

このように、大人になって自分自身の行いを否定するのは勇気のいることです。

ところが、お母さんはそれができている。お母さんは、人を育てる力があるのです。どうか自信を失わず「今から過去のダメ親だった自分にリベンジするのだ」という勇気を持ってください。


以下、私から三つアドバイスさせてください。

■まずは自分の行動の間違いを認め、お子さんに謝ることが重要

まずは、息子さんに謝りましょう。

●チームの移籍をお母さんが誘導し、振り回してしまったこと。
●その際に、息子さんととことん話し合うなど、時間の余裕をもたなかったこと。
●息子さんの意見をじっくり聞かなかったこと。
●「このチームはあまりに過酷だ」とか「やはり元のチームのほうが」などと、お母さんの感覚や考えを基準に移籍を繰り返し、息子さんの気持ちを最優先してこなかったこと。
●過干渉な母親だったこと。

そのあたりをきちんと伝えましょう。
その際は「許してね」などと許しを請うのではなく、とにかくご自分の行動の間違いを認め、謝ることが重要だと思います。

二つめは、子育てを勉強してください。

過干渉が子育てにどんな悪影響を及ぼすか、それを学んでください。

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