2021年6月3日 17:33
「失敗もいい経験、自分で考えて行動するにはいい機会」たった3日で親が感じた子どもの成長
今年の夏もサカイクキャンプがスタートします。そこでサカイクでは、今年の春に開催したキャンプの参加者に参加してみてどうだったか、子どもにどう変化があったか、参加者であるお子さんとその親御さんそれぞれに感想を聞いてみました。
「サカイクキャンプに興味があるし参加してみたいけど、どうしようかな」と悩んでいる親御さん、お子さんはぜひ参考にしてみてください。
(取材・文:鈴木智之)
サカイクの春キャンプに参加してくれた古谷虎鉄くんとお母さん。キャンプに参加してどう変わったか、それぞれの感想をお聞きしました
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■初めて1人で電車とバスに乗ってキャンプに向かったのもいい経験
幼稚園の年長でシンキングサッカースクールに入り、9年間通っていた古谷虎鉄くん。小学6年生の春休みに行われたサカイクキャンプには、ひとりで電車とバスを乗り継いで参加してくれました。お母さんは、虎鉄くんがひとりで参加することになった理由を、次のように話します。
「自宅からキャンプの会場までは、片道1時間ほどかかります。
私も夫も仕事があって、3日間送迎ができなかったので、ひとりで行かせることにしました。それまで、ひとりで電車に乗って遠方に行ったことはありませんでしたが、本人に『ひとりでも行きたい?』と聞いたら『行きたい!』と言うので、良い機会だと思って送り出しました」
虎鉄くんは「ひとりで電車に乗って行くのは初めてで、おもしろそうだと思った。不安はあったけど、行きたいと思った」と気持ちを教えてくれました。
■自分で考えて行動するにはいい機会
虎鉄くんはサカイクキャンプを通して自信をつけ、たくましくなったとお母さんは教えてくれました(写真はサカイクキャンプより)
とはいえ、最初からうまくいったわけではありません。初日に会場へ向かう道中では、GPSで位置情報を確認したお母さんが「反対方向の電車に乗っている!」と気がつき、電話で教えたこともありました。
サカイクキャンプの柏瀬コーチは「僕らは心配だったんです。無事に来れるのかなって。でも、初日に『間違えちゃった』と言いながらもちゃんと来る様子を見て、えらいなと思いました」と、当時の様子を振り返ります。
初日は電車に乗り間違えて1時間遅刻、2日目は10分遅刻。そして3日目はしっかり間に合った虎鉄くん。