子育て情報『「センスがないからサッカーやめろ!」暴言を吐く幼稚な夫を変えたい問題』

2023年4月12日 20:00

「センスがないからサッカーやめろ!」暴言を吐く幼稚な夫を変えたい問題

センスがないから辞めろ、試合に行くと口出ししたくなるから観に行かない。と下手な我が子を情けなく思っているのを隠そうともしない幼稚な夫を変えたい。というご相談をいただきました。

みなさんの身近にも、子どもが下手だと興味を失う親御さん、見たことありませんか。

スポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、言葉で子どもを傷つける父親への対応を含め、子どものサッカーに関わる保護者としてどうあればいいか、アドバイスを送ります。
(文:島沢優子)

目次

・子どもに対する言葉のバイオレンスから守らなければならない
・3年生ぐらいだと親の言葉をストレートに受け取り傷つくこともある
・夫を変えようとするのではなく、まず自分を変えましょう
・夫の暴言を許しているのは虐待を傍観しているのと同じ
・「サッカーが下手」といった目に見える評価だけで子どもを見ないこと
・子どもの自己肯定感を育てるために、幼稚なパートナーへの対応を変える


「センスがないからサッカーやめろ!」暴言を吐く幼稚な夫を変えたい問題

(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)

<<試合で相手にボールを譲る消極的な息子を何とかしたい問題

<サッカーママからのご相談>

こんにちは。

この連載でも時々でてくるお話かもしれませんが、下手な子どもを認められない親についてのご相談です。

うちの夫は9歳の子どもに対して、センスがないから辞めろと言い、観に行くと口出ししたくなるのでもう観に行かないと幼稚な発言をしています。


下手な息子を不甲斐ない、情けないと思っているのを隠そうともしないのは子どもにとっても良くないですよね。

実際子どもは父親のことを好きではないし、会話もほとんどありません。

プロを目指すわけでもないし、本人が楽しんでいるならそれで良いのではと思うのですが、子どもを認められない父親をどうしたら変えられるでしょうか。

<島沢さんからの回答>

ご相談いただき、ありがとうございます。

私はこのような連載以外で、運動部活動や少年サッカーなどスポーツの指導現場にかかわる悩みや困りごとの相談も行っています。

つい最近、小学生の親御さんからジュニアユースクラブのセレクションについての相談を受けました。

■子どもに対する言葉のバイオレンスから守らなければならない

皆さんご存知のように、サッカーのジュニアユースクラブに入るには、多くの場合セレクションがあります。実施後に合否が出るのですが、合格させた後に「いま入団しないなら、後で来ても入れないよ」と言われることがあります。


もうひとつ、全体人数の調整のために「内定は出るから待っていて」と待たせて他のクラブのセレクションを受けさせないケースもあります。私が受けた相談は後者で、結局内定は出ませんでした。他のクラブに入る選択肢はあったのですが、大人不信に陥り傷ついたお子さんはサッカーをやめてしまいました。

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