プラザクリエイトは30日、iPhone 6用とiPhone 6 Plus用の「olloclip 4-in-1 Lens/olloCase」を発売した。魚眼と広角、2種類のマクロレンズとiPhoneケースをセットにした製品だ。直販価格はいずれも税込12,980円。4種類のレンズを一体化させた「olloclip 4 in 1」とiPhone 6/6 Plus用ケースのセット。iPhone 6/6 Plusをケースに入れたまま、olloclip 4 in 1を取り付けることができる。olloclip 4 in 1は、画角約180度の魚眼レンズ、画角約125度の広角レンズ、10倍マクロレンズ(最短撮影距離約2㎝)、15倍マクロレンズ(最短撮影距離約1.5㎝)を利用できる。olloclip 4 in 1のサイズはW54×H26×D38mmで、重量は26g。iPhone 6用ケースのサイズはW71mm×D10mm×H142mmで、重量は48g。iPhone 6 Plus用ケースのサイズはW82mm×D10mm×H161mmで、重量は54g。また、2倍望遠レンズと画角155度の広角レンズを一体化した「olloclip Active Lens」を同時に発売する。本体サイズはW55×H28×D42mmで、重量は40g。直販価格はこちらも税込12,980円。
2015年07月01日去る6月21日、Apple Store, Omotesandoにて「目の不自由な方のiPhoneやiPadの活用法」と題された、iPhoneやiPadのアクセシビリティ機能の運用法を紹介するセミナーが開講された。当日は眼科専門医の三宅琢氏と、北京パラリンピック柔道日本代表の初瀬勇輔氏が登壇し、iOSデバイスの実演を交え、ロービジョンと呼ばれる低視力者にとって有用な使用方法を解説した。これまで低視力者は外出する際に、音声時計や音声方位磁針、ルーペなどなど、様々な支援ツールを携行しなければならなかった。ところが、iPadの登場で状況が一変したという。三宅氏は、診察中にiPadを使って説明をしてみたところ、患者に見やすいと喜ばれたのをきっかけに、医療にiPadを活用できないかと模索を始めたと話す。iPadのカメラを拡大鏡の代わりに利用可能なのではと思い、手始めにテストしてみたとのことだが、一般機器でこれほど使えるものがあるとは、と、導入当時の驚きを隠せない。最近になって眼科医はiPad/iPhoneの使い方をアドバイスすることでも保険点数を取れるようになり、仕事の範疇としてiPhone/iPadの話を患者の時間を使ってできるようになった。これまでボランティアだったこと考えると、この差はとても大きい。初瀬氏との出会いもiPadをただの板でなく、道具として使うことを通じてからだと語る。初瀬氏は中央大学法学部法律学科に在籍していた11年前、緑内障により視覚障碍を持った。失意の底にあったが、高校時代に打ち込んだ柔道を再開することで障害を克服、2008年には北京パラリンピック出場を果たしている。その後、就職活動で苦労することがあったが、その経験をバネに、障碍者の就労支援や社会進出に貢献するため株式会社ユニバーサルスタイルを設立。視覚障碍者柔道の選手として活動を継続しながら、講演やセミナーも精力的に行っている。初瀬氏は外出する際、iOSの「マップ」アプリが欠かせないと言い、アクセシビリティ機能がその際、強力にサポートしてくれると強調する。これについては三宅氏が説明してくれたのだが、通常、「マップ」アプリをピンチで拡大しても、その周辺は大きくなっても場所を指し示す文字は拡大されない。そこでアクセシビリティ機能の出番である。画面を3本の指でダブルタップし、タップした状態でそのまま画面上方にスワイプすると、任意の拡大率で画面をデジタルズーム出来るのだ。「マップ」だけでなく、PDFや各種書類の拡大が可能なので、目の不自由な方々には重宝されるであろう。視覚障碍者にとって、日常生活で困難な局面は「情報の取得」と「移動」だと初瀬氏は続ける。今、自分がどこにいるのか分からず、路地に嵌るとそこから抜けられないこともままあったらしい。それがGPS機能とナビゲーション機能のおかげで、目標地点の近辺には確実に行けるようになった。目標付近まで辿りついても分からなかったら、周囲の人に声をかけ、すいません、ここは何処何処ですかと訊けば良い。これは、健常者でも同じ行動をとることだろう。糅てて加えて、iPad/iPhoneは、皆が使っているのものなので、周りの人も簡単にサポートができる。誰もが持っている、使っているという観点より言及するなら、iPad/iPhoneは街の風景と自然に溶け込める。この点に於いては、両氏ともに障碍者にとって心労から解放されると意見する。前述の専用支援ツールは、取り出すだけで、周りの人々に「障害者であること」を主張し過ぎる面があり、それはとても心理的にストレスとなるそうだ。だが、iOSデバイスなら、ああ、写真を撮っているのだな、地図を見ているのだなという風に映るし、スクリーンをオフにした状態でも使うことができる。違和感なく使えるというファッション性もここでは着目しておきたい。「バリアフリー」の謂いもあるが、視力障碍を持つ人々は、自分の目が悪いことがバリアーだと思っていない。取り巻く環境の情報が視力障碍者向けに最適化されていないことこそがバリアーだと感じているのだ。そういった問題をiPad/iPhoneは解消してくれるのである。また、iOSデバイスは機器の世代が変わっても使い方が大きく変わることはない。基本的にホームボタン1つだけで、使用感に連続性がある。このことは大きな意義があると指摘している。専用機は往々にして世代が変わるとボタンなどの位置も変更されてしまい、一から使い方を覚え直さなければならないからだ。機能の面ではそのほかに、黒地に白を切り替えるといった画面全体を見やすい色に反転できることや、写真に撮って後で何度でも確認できること、画面読み上げ機能のVoiceOverで操作できることなどを挙げてくれた。読み上げ機能に関しては、これのおかげで読書量が増えたと初瀬氏。点字読み上げアプリをインストールしているので、日本点字図書館が所蔵する何十万冊の書籍が読み放題になったとのことだ。従来は点字データを点字プリンタで印刷したり、PCに送って読んでいたのだが、iPadなら何時でも何処でも読みたい本を読めるようになる。これまでは出かけるのも億劫なところがあったが、旅行も楽しめるようになったそうである。普通の人には想像がつかないかもしれないが「あなたが宇宙旅行に行ける、F1カーを乗りこなせる」くらいの感動があり、その強烈な感動が毎日自分に起こると明かしてくれた。三宅氏は、一人でできることが増えるということが大事で、それが日常生活の質を向上させてくれると伝える。iPadは単に実用的というだけでなく、文化的、精神的活動を豊かにしてくれるということもまた看過できない。そしてまたiPadは、それまで確実に隔たりがあった障碍者と健常者の間に橋を渡すという役割をも担っているのだ。
2015年06月30日●まずiPhoneに双眼鏡を装着します普段使いするiPhoneのメインカメラは画質に定評あり、iPhone 6 Plusでは800万画素ながら光学手ぶれ補正機能まで搭載した本格派です。唯一の不満は光学ズームレンズを搭載していないこと。たとえば遠くにいるネコ様の表情を食い入るように拝見し、撮影する用途には向いていません。ホント、ガッカリです。そこで、ネコ様をこよなく愛する人々の欲望を満たしてくれるアイテム、サンコーの「ライブビュー双眼鏡 for iPhone 5/6/6 Plus」を試してみました。iPhone 5 / 5s / 6 / 6 Plusを装着可能な光学8倍の双眼鏡セットです。サンコーレアモノショップで税込6,980円販売されています。iPhoneとの装着は実にイージーで、かつ確実に双眼鏡と一体化させることが可能です。ここでひとつ注意があります。光学8倍の双眼鏡に取り付けることで、4隅にケラレが写り込んでしまうんですね。というわけで鑑賞するときはそのままでもよいですが、写真や動画を撮影するときにはデジタルズームで少しズームインして、ケラレを画面の外に追い出しましょう。●光学8倍の威力はいかほど?さて「ライブビュー双眼鏡」を取り付けてまずは外出してみたのですが、その効果は8倍というスペックより大きく感じられました。いまさらですが双眼鏡って楽しーですね。近所をぐるっと回っただけですが、遠くの風景を引き寄せて細部をじっくり見られるということには、たとえ写真に残さなくても不思議な感動があります。またライブビュー双眼鏡には、メガネを装着したままでも利用できる、複数人で映像を見られるというメリットもあります。機会あれば、ぜひイベントやスポーツ鑑賞に携行してみたいところです!●愛しのネコ様にズームイン!!……さて、肝心のフォトジェニックな被写体を忘れておりました。妻の実家で暮らしているメス猫のモモちゃんです。いやあネコ様って本当に可愛いですね! 私がネコ様アレルギーでなければ一緒に暮らしたいところなのですが、我が身の体質を呪わざるをえません。遺伝子治療の人体実験被験者に志願したいところです。さてマジメな話、自分が一緒に住んでいるネコ様であれば近づいて撮影できますが、いつアウトドア派なネコ様と遭遇するやもしれません。そんなときにiPhone 6 Plusしか持っていなかったら絶望ですね。と言うわけで、いつ遭遇するやも知れないナイスルッキングなネコ様に備えて、ライブビュー双眼鏡を携帯することをオススメいたします!
2015年06月30日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「次のiPhoneに活用されるApple Watchの技術は?」という質問に答えます。***第1世代の製品が発売されたばかりの「Apple Watch」は、腕時計/アクセサリとしての側面を持つためか、技術的な先進性よりもデザインが先行している印象もあります。しかし、指先で画面を押す強さにより命令のバリエーションをもたせる「Force Touch」など、iPhoneの先を行く技術もいくつか搭載されています。そのForce Touchも次のiPhoneで採用が見込まれる技術ですが、もうひとつ「SiP」も有望視されています。SiPとは「System in a Package」の略で、iPhoneなどスマートフォンのさらなる薄型化/軽量化に貢献する技術です。現在のiPhoneには、iPhone 5sの「A7」、iPhone 6/6 Plusの「A8」など、SoC(System on Chip)と呼ばれるタイプの演算装置が採用されています。独立したICとしても存在しうる機能を1枚のシリコンウェハーに複数搭載することで、1つのチップでシステムを実現します。いっぽうのSiPは、複数のICや小型部品を1つにパッケージ化したものです。SoCの場合、CPUやGPU、メモリといった性質の異なる機能/部品を同じ製造プロセスで1枚のチップに載せなければならず、製造工程は複雑になりコストも増えますが、SiPの場合は別に製造された部品(サブシステム)をまとめあげるのでよりシンプルです。CPUとメモリを積層構造にするなどSoC以上の省スペース化も見込めるため、スマートフォンで採用すれば強みになります。もっとも、SoCをコアとして各種部品を搭載したタイプのSiPも登場するなど、両者の区別は曖昧になりつつあります。AppleはSoC/SiPの設計を行う企業であり、どちらのタイプを採用しても不思議はありません。性能とコスト、省スペースのバランスを見極めつつ、次のiPhoneにとってベストな選択をするのではないでしょうか。
2015年06月24日サンコーは、冷却シートが付いたiPhone 6/6 Plus向けケース「iPhone 6 クーラーケース」「iPhone 6 Plus クーラーケース」を発売した。価格はどちらも税込み4,980円。「iPhone 6 クーラーケース」「iPhone 6 Plus クーラーケース」は、端末の熱を抑える冷却シートが付いたiPhone 6/6 Plus向けケース。冷却シートは、ケースに直接、貼付されているため、端末に貼り付ける必要がなく、ケースを装着するだけで端末の熱を抑えられる。また、高周波電磁波放射も吸収する素材を使用している。サイズ/重量は、「iPhone 6 クーラーケース」が幅約70mm×高さ約138mm×厚さ約8mm/約29g、「iPhone 6 Plus クーラーケース」が幅約82mm×高さ約158mm×厚さ約12mm/約76g。
2015年06月22日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「iPhoneが金属探知機になるってどういうこと?」という質問に答えます。***方位磁針(コンパス)にはいろいろな方式がありますが、もっとも一般的な磁石の性質を利用するタイプは、周囲の磁気に対し敏感な反応を示します。永久磁石や鉄製品に反応することはよく知られていますが、鉄骨を使用した建築物、携帯電話などの電子機器も該当します。現行モデルのiPhoneには、地磁気のように微弱な磁気を検知する磁気センサーが内蔵されています。その磁気センサーを利用して方位を測定する機能が「電子コンパス」で、「マップ」や「コンパス」などの現在地や方位が重要な意味を持つアプリで活用されています。この電子コンパスは、アプリ開発に使用できるようフレームワークが整備されており(CoreLocation)、実際多くのサードパーティーからアプリが公開されています。その多くは、方位を測定する目的で電子コンパスの機能にアクセスしますが、例外も存在します。それが、いわゆる「金属探知機アプリ」です。金属探知機アプリは、iPhoneに内蔵の電子コンパスが周囲の磁気にどの程度反応しているかをチェックし、周囲に永久磁石や鉄製品があるかどうかを判定していると考えられます。iPhoneに標準装備のアプリにそのような機能はありませんが、永久磁石を用いた方位磁針同様に電子コンパスも周囲の磁気に反応しますから、動作原理としてはうなづけるところです。実際に「Metal Detector」というサードパーティー製アプリで試したところ、包丁に近づけたとき明確な反応を示しました。スピーカーなどの磁石を用いた機器には、より強く反応します。センシティビティ(感応度)を調整すれば、小さな金属にも反応することでしょう。実用性では疑問が残るものの、金属探知機として動作するかどうかという問いには「YES」が答えになります。
2015年06月16日センチュリーは11日、マグネット式のスタンドとフリップを採用したiPhone 6 / iPhone 6 Plus用ブックタイプケース「マグネット レザーケース for iPhone 6 / 6 Plus」を発表した。6月中旬より発売する。全7色を用意。価格はオープンで、直販価格は税込3,218円。iPhone 6 / iPhone 6 Plus用のブックタイプケース。マルーン / ダークブルー / ダークブラウン / ブラウン / ライトブラウン / ブラック / ホワイトの7色を用意する。ケースの内側にマグネットスタンドを装備し、持ち上げるだけでiPhoneを立てかけることが可能。磁力で傾斜を固定できるので使用中に倒れることもない。フリップ部もマグネットを使用しており、スムーズな開閉が可能。最大限に開けばケース背面にくっつくのでiPhoneの操作の邪魔にならない。またケース全体が磁石のようなものなので、スチールデスクやホワイトボードなどにも固定できる。フリップ内側にはカードなどを収納できるポケットを3カ所装備。カメラやコネクタ用のホールもあるので、ケースを装着していてもiPhoneの機能を損なうことなく使用できる。ケース表面は耐久性に優れた高級合皮を使用。内側は柔らかい素材を使用し、本体を保護する。落下防止用のストラップも付属。本体サイズはiPhone 6用がW76×D20×H147mm、重量が100g。iPhone 6 Plus用がW86×D20×H163mmで125g。
2015年06月11日●iPhone 4sは相当古いアップルが次期iOS「iOS 9」を発表した。対応機種としてiPhone 4sが発表されたことは、ある種の驚きをもって受け止められている。今となってはかなり古い機種となるiPhone 4sだが、どうしてアップルはiOS 9でiPhone 4sのサポートを続けることにしたのだろうか?○iPhone 4sは4年前の端末iPhone 4sは2011年10月に発売された、iPhoneとしては5代目に当たる機種だ。ディスプレイは3.5インチ(960×480ドット)、CPUはデュアルコアのApple A5を搭載する。搭載メモリは512MBだ。OSは当初iOS 5を搭載しており、音声アシスタント「Siri」が使えるようになったのも当機からだ。通信機能としては3Gまでで、LTEには対応していない。細かいことだが、発売当初は「4S」であり、iPhone 5s/5cが登場したのに合わせて「4s」と、小文字になったという経緯がある。もうひとつ、アップルの創業者にして伝説的な経営者となったスティーブ・ジョブズはiPhone 4sの発表翌日(10月5日)に息を引き取っており、ジョブズが見届けた最後のiPhoneでもあるわけだ。4sのsはスティーブのSだ、という人もいるほどだ。最初の発売からすでに4年半を経ており、翌年型落ちになってから購入したケースを考慮しても、さすがに国内でもバッテリー等にかなり経年劣化が見られる端末が増えているだろう。こうした古い機種は最新OSのサポートから外し、さりげなく(……でもないが)買い替えを勧めるのが通常の方針だ。実際、1つ前のiPhone 4はiOS 8でサポートされなくなっており、順当にいけばiOS 9でiPhone 4sが外れるはずだった。なぜ4sだけはこんなに長くサポートされ続けるのだろうか。理由を考えてみよう。●iPhone 4sがサポートされる理由:その1理由1:開発途上国での人気が高いから考えられる理由のひとつが、開発途上国では比較的最近まで販売されていたことだ。iPhoneはスマートフォンの中でもプレミアムブランドであり、アップルは理由もなくブランド価値を下げるような廉価販売を嫌う傾向にある(そのためiPhone 5cが想像より高く、あまり売れなかったということもあったが)。しかし一方で、潜在的ユーザー数が圧倒的に多く、成長市場として無視できない開発途上国にも端末を投入する必要がある。そこでアップルが取ってきたのが、1~2年型落ちの機種を、フラッシュメモリの容量も減らした上でこれらの市場に投入するという手法だ。たとえば新興市場であるインドは12億人以上の人口を持ち、将来世界2位となると言われている巨大市場だが、未だにiPhone 4sが人気機種として販売されている。最新のiPhoneには手が出ないが、それでもiPhoneが欲しいという層に人気があるそうだ。アップル自体のインドでのシェアは5%前後にすぎないが、それでも年間200万台程度は販売が見込める。将来インド市場が現在の中国市場のように成長したときを考えて、種をまいておくのに越したことはないというわけだ。いくら型落ちで安いとはいえ、月収の数割を費やしてやっとiPhoneを購入した人たちに、「君たちがこの間買ったiPhoneだけど、もう最新のOSは動かないからね」と言うわけにはいかないだろう(もっとも、実は2014年前半に、iPhone 4で同じことをやったようなのだが……)。理由2:ほかの機種もA5を使っているからApple A5を搭載している機種は、iPhone 4のほか、iPad 2、iPad mini、それに第3世代のApple TVがある(ただしApple TVのA5はシングルコアになっている)。Apple TVのOSはiOSベースで、バージョンから類推するとiPhoneのそれよりも1世代低いようなのだが、CPUがA5であることには違いがない。A5を搭載した機種はいずれも、比較的長く売り続けられた端末だ。iPad 2は2011年4月に発売されて2014年3月まで、iPad miniは2012年11月に発売され、今なお販売が続いている。iPad 2とiPad miniは教育市場などでも多く使われており、これを早々とカットするのは戦略的に見ても得策ではないだろう。また、Apple TVは発売以降3年以上が経過しており、今年中にも新型の登場が噂されているものの、値下げしたばかりでこれからユーザーを増やそうというところ。iOS 9でもイチオシのHomekitでも、家の外からiCloudを経由して家電を制御する際に、Apple TVがハブとして機能することを発表したばかりだ。つまり、戦略上もこれらの機種を無下にカットするわけにはいかないので、結果的にiPhone 4sも延命されたというわけだ。●iPhone 4sがサポートされる理由:その2理由3:来年大きなカットオフが行われるから来年は初代iPhone OSから数えて10年目、iOSもバージョン10となる記念すべき年だ。筆者はここで、比較的大きな改定がおこなわれるのではないかと見ている。それは画面解像度や対応CPUといった部分にまで大きく影響してくる変更になる。たとえばiPhoneはiPhone 4でRetina化、5でワイド化、6/6 Plusでさらなる高解像度化と画面サイズの変更を経ている。またCPUは、iPhone 5sのApple A7で64bit化を果たしており、Touch IDが採用されたのもここからだ。つまり、4sを切ればワイド化以前の画面アスペクト比を、5(および5c)までを切れば32bitコードとTouch IDを搭載しない不用心な環境も排除できる。アプリ開発やサービスを提供する上で、ユーザーの環境を一定に揃えるのが理想的だが、アップルはiOS 10でこうした大粛清を行い、一気にユーザーの環境を均質化する可能性はないだろうか。以上、つらつらと思いつくままに考えてみたが、どの理由が正しいというよりは、複合的に絡まっているように感じられる。アップルがどのような戦略のもとにサポートを決定したかは、アップルのみぞが知るというところだろう。とはいえ、日本市場に限って言えば、iPhone 4sはそろそろ本気でバッテリーも辛くなっているはず。余計なお世話かもしれないが、2年縛りも終わっているだろうし、iOS 9を待たずとも、そろそろ新しい機種に買い替えを考えてみてはいかがだろうか。
2015年06月10日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「iPhoneで撮影したビデオ、やたらと容量が大きいような?」という質問に答えます。***お使いのiPhoneは、iPhone 6かiPhone 6 Plusではないでしょうか? そうであれば、ビデオの「フレームレート」が毎秒60枚(60fps)に設定されている可能性大です。「設定」→「写真とカメラ」の順にタップし、「60fpsでビデオを撮影」スイッチをオフ(白色)に切り替えましょう。これで、フレームレートは一般的な毎秒30枚(30fps)となり、撮影したビデオの容量はスイッチがオン(緑色)のときに比べ半分近くにまで減少します。ビデオカメラは、パラパラマンガのように連続した写真を撮影することで、動画を再現します。従来のiPhoneを含め、一般的なビデオカメラは毎秒30枚のペースとなるよう動画を撮影しますが、被写体の動きが激しいときは動きが不自然な印象になります。1秒あたりの画像の枚数(fps、frame per seconds)を60枚に増やせば、動きは滑らかとなり肉眼で見たときのものに近づきます。ただし、適用できるフレームレートはカメラの性能により決定されます。iPhone 6/6 Plusのカメラは、60fps対応のイメージセンサーを採用していますから、事前にスイッチを切り替えておくことで60fpsというハイフレームレートでの撮影が可能です。iPhone 5s/5cなど以前のiPhoneに搭載のカメラは、ハイフレームレート非対応ですから、60fpsを適用することはできません。このように、ハイフレームレート(60fps)のほうが通常(30fps)に比べ映像品質の点では有利ですが、引き換えにファイルサイズが2倍近くに増えます。そのぶん空き記憶容量の消費ペースも増えるため、ふだんは30fpsにしておき、高品質で記録したい"ここぞ"という場面で60fpsに切り替えるのがコツです。
2015年06月10日KDDIは、MNPでauのiPhone 6/6 Plusに乗り換えると本体価格より最大10,000円割引く「夏っトク! iPhone乗りかえキャンペーン」を12日より実施する。「夏っトク! iPhone乗りかえキャンペーン」は、MNPでauのiPhone 6/6 Plusを購入した場合、本体価格より最大10,000円を割引くキャンペーン。適用されるには、「データ定額 5/8/10/13」もしくは、「LTE フラット」への加入が必要となる。MNP向けの割引プラン「下取りプログラム(乗りかえ)」や、「auにかえる割Plus」との併用も可能。キャンペーン期間は、12日から8月31日まで。また、auのiPhone 6/6 Plusユーザーを対象に、最大13カ月間、毎月のデータ容量を1GB増量する「iPhone データ1GB増量キャンペーン for LTEフラット」も7月1日より開始する。新規・MNP・機種変更・プラン変更により新たに「LTEフラット」に加入することが条件となる。「auにかえる割Plus」との併用は可能だが、「カケホとデジラ」契約者向けの「iPhone データ増量キャンペーン」とは重複して適用されない。申込期間は、7月1日から9月30日まで。
2015年06月08日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「機内モード」って使いみちあるんですか?』という質問に答えます。***名前やアイコンデザインから使用をためらいがちな「機内モード」ですが、けっして航空機搭乗時専用の機能ではありません。見かたを変えれば「タップ1回ですべての通信回線をオフにできるボタン」ですから、それ以外のシチュエーションでも役立ちます。機内モードは、画面下部を上方向へフリックすると現れるコントロールセンターの左上、または「設定」の最上部にあるスイッチでオン/オフを切り替えます。機内モードをオンにすると、すべてのワイヤレス回線(セルラー/Wi-Fi/Bluetooth)が無効化され、電話とデータ通信を利用できなくなります。機内モードをオフにすると、オンにするまで使用していた回線が復活します。一瞬にしてすべての通信機能を無効化することが本来の利用目的ですが、これを逆手に取るとiPhoneをより便利に使えます。たとえば、急いで充電したいとき。通信機能はオンにしておくだけで一定の電力を消費しますから、充電時にはオフしておいたほうが充電速度はアップします。外出前の慌ただしいとき、iPhoneのバッテリーが残り少ないことに気付いたら、機内モードをオンにした状態で充電してみましょう。5分、10分という短い時間でも、機内モードがオフ(通信機能が有効)のときバッテリー残量は増えているはずです。電話に応答したくないけれどデータ通信は使いたい、といった場面にも機内モードは役立ちます。機内モードをオンにしていちどすべての通信機能を無効化したあと、Wi-Fiだけ有効にすればいいのです。iPhoneには電話の着信を知らせない「おやすみモード」がありますが、電話をかけてきた側には話中(ツーツーという呼び出し音)と受け取られます。しかし機内モードがオンのときの着信は、相手に「電源が入っていないか電波の届かない場所に……」というアナウンスが流れます。
2015年06月06日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「iPhoneとApple Watchで二重に通知される可能性は?」という質問に答えます。***iPhoneとApple Watchで二重に通知が届く可能性ですが、ご心配にはおよびません。iPhoneとペアリング状態にあるApple Watchの間では、つねに通知を見たかどうか(既読か未読か)のチェックが行われるため、どちらか一方で確認した通知が重ねてもう一方に表示されることはありません。たとえば、あるアプリから通知が届いたとします。通知は即座にiPhoneからApple Watchへ伝えられるため、その内容はタイムラグなしにApple Watchで確認できます。そしてApple Watchで確認した通知は既読扱いとなり、ただちに情報がフィードバックされるため、iPhoneに表示されることはありません。逆もまた然りで、届いた通知をiPhone側で先に表示した場合、Apple Watchに同じ通知が表示されることはありません。たとえば、メールが着信した旨の通知があったとき、先にiPhoneで通知を既読にしてしまえば、Apple Watchの通知もきえます。二重通知をうまく回避するしくみが、iPhoneとApple Watchの間にはあるのです。ただし、それは初期設定での話です。Apple Watchの管理アプリ「Apple Watch」には、iPhone側で通知を許可したアプリに対しApple Watchへ通知を反映させるかどうかのスイッチがあり、最初はすべてオン(Apple Watchに通知する)になっています。Apple Watchに通知するほどではないアプリは、このスイッチをオフにしておけばいいでしょう。
2015年06月06日ソフトバンクモバイルは6月4日、視覚障がい者がiPhoneを使いこなせるようになるアプリケーション「視覚障がい者向け使い方教室 for iPhone」の提供を発表した。画面に表示されている項目を音声で読み上げる視覚サポート機能やVoiceOverをオンに設定したiPhoneの基本的な操作方法を学習・練習できる。アプリでは、タッチパネルの範囲やホームボタンの位置など、iPhoneの構造を理解するレッスンからスタート。VoiceOverを活用してiPhoneを操作するための基本的なジェスチャー練習、電話の発着信や文字入力などの応用練習を、ナレーションで進めていく。操作の感覚をつかめるまで指の使い方を補助してもらうなど、晴眼者と一緒に利用してiPhoneの操作に慣れることができる。そのほか、視覚障がい者がiPhoneを便利に使いこなすためのヒントやアプリケーションの情報も紹介している。アプリ開発にあたっては、iPhoneを使いこなしている視覚障がい者とiPhoneの使用経験がない視覚障がい者、および後援者や専門家の意見を取り入れ、学びやすさを意識したという。
2015年06月05日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「WWDCって盛り上がるんですか?」という質問に答えます。***WWDC(World Wide Developer Conference)は、Apple製品に関与するソフトウェア開発者を主対象としたイベントで、毎年6月に開催されています。2003年以降はサンフランシスコで開催されており、2015年も6月8日から同地で開催が予定されています。イベントの趣旨は、発売前のApple製品の開発情報を事前に伝えることにありますから、ソフトウェア(アプリ)開発者以外には関係のないことかもしれません。Appleのエンジニアが多数出席するといっても、アプリを開発するための情報開示が目的で、カテゴリごとに「セッション」という分科会が催されます。しかし、伝授される情報は基本的に秘密保持契約(NDA)で守られますから、外部に漏らすことは厳禁です。なぜWWDCが注目されるかですが、その理由は開幕直後に開催される「基調講演(キーノート)」にあります。かつてAppleは、コンピュータ関係の見本市で新製品を発表していたものですが、会社の規模が大きくなり自社単独開催のイベントのほうが好都合なこと、コンピュータ以外の事業領域のウェイトが増えたことから、世界中の開発者が集うWWDCの重要性が増大しました。ここ数年のWWDCを振り返ると、iOSの次期バージョンが発表されています。その新機能が基調講演で披露され、前述したセッションでアプリに組み込むためのノウハウが伝えられるというわけです。ほかにも、Mac本体やそのシステム(OS X、オーエスエテンと読みます)の最新動向についても時間が割かれ、同様にセッションが設けられます。そんなイベントの基調講演ですから、Appleの今後の1年を見通すために大いに参考になることは確かです。しかも多くがNDAで秘匿されるWWDCにおいて基調講演は別扱いで、報道は自由です。Appleもその存在を重視してか、基調講演の内容をインターネットでストリーミング配信しています。Apple製品のファンはストリーミングを鑑賞しながらSNSや掲示板で情報を交換しつつ大いに盛り上がる、というわけです。
2015年06月05日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「『コンパス』で調整するときとしないときがある理由は?」という質問に答えます。***iPhoneに標準装備のアプリ「コンパス」は、内蔵の磁気センサーを使い方位を測定します。いわゆる電子コンパスとしての機能のほか、画面をフリックすれば水準器としても利用できます。以前のiPhoneは、水平に持たないと方位を正しく測定できませんでしたが、iPhone 4以降に内蔵された「3軸ジャイロスコープ」の補正効果により、現在では持ちかたを気にせず気軽に利用できるようになりました。とはいえ、テレビやパソコンのような強い磁気を発する電化製品や強力なマグネットを備えた機器にiPhoneを近づけると、磁気センサーが影響を受け正しく測定できなくなります。この問題を解決するのが「キャリブレーション」で、内蔵の磁気センサーをもとの状態に戻します。「コンパス」を起動したとき、「調整」と題された画面でボール転がしを強制させられるのは、正しい方位を測定するために必要なことです。ただし、キャリブレーションは磁気センサーが影響を受けたときだけではありません。「コンパス」が初期化を伴う起動をしたときにも、キャリブレーションを強制されます。だから、ホームボタンをダブルクリックすると現れる「Appスイッチャー」で「コンパス」を完全に終了(画面を上方向へフリック)すると、次回起動したときは必ずキャリブレーションさせられます。iOSでは、タスク切り替えでバックグラウンドに回ったアプリはしばらく状態が保存されるため、他のアプリに切り替えてから数分以内で「コンパス」に戻れば、キャリブレーションを強制されることなく方位を測定できます。しかし、メモリの空き容量などiOSの都合によって強制終了させられることもあるので、バックグラウンドに回ったあと使われなかった「コンパス」は、次回アクティブにしたときキャリブレーションを強制される可能性大です。
2015年05月30日センチュリーは28日、ワンタッチで着脱可能なカドフック構造を採用したiPhone 6 / iPhone 6 Plus用のアルミバンパー「アルミ カドフック バンパー」を発表した。iPhone 6の本体カラーに合わせ、グレー / ゴールド / シルバーの3色で展開する。5月下旬から発売し、価格はオープン、店頭予想価格は2,138円。iPhone 6対応の「CIP6-CRAB」シリーズと、iPhone 6 Plus対応の「CIP6P-CRAB」シリーズの2種類を用意する。iPhoneの外周をガードする構造で、バンパーの角にあるフックを閉じるだけで、ネジなどを使うことなく装着可能。バンパーにはアルミダイヤカット加工を施してあり、曲面にフィットするスリムなデザイン。内側に緩衝材を備えているので、iPhoneへの衝撃を最小限に抑える。装着したままでもLightningケーブルの接続やスイッチ類の操作が可能。本体サイズはiPhone 6用がW70×D7.3×H140mm、重量は9g。iPhone 6 Plus用がW80×D7.5×H160mm、重量は9g。
2015年05月28日ソフトバンクモバイルは、ワイモバイルのPHSユーザーを対象にしたiPhoneの通信料金が割引になる「PHSからのiPhoneキャンペーン」を5月29日から8月31日まで実施する。「PHSからのiPhoneキャンペーン」は、昨年5月31日以前にワイモバイルのPHS回線を契約しているユーザーを対象にしたキャンペーン。ソフトバンクのiPhoneにMNPすることで、通信料金が24カ月間、毎月税込み1,080円割引になる(総額25,920円)。対象となるiPhoneは、iPhone 6/6 Plus/5s/5cの4機種で、ワイモバイルの店頭で同キャンペーンに申し込む場合は、iPhone 6/6 Plusのみが対象。また、適用されるには、ソフトバンクの料金プランである、スマ放題の基本プラン(2年契約)とデータ定額パック小容量・標準・大容量(10/15/20/30)のいずれか、もしくはホワイトプラン(i)とパケットし放題フラット for 4G LTEへの加入が必要となる。
2015年05月28日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「次のiPhoneは「強く押す」操作があるかも、ってどういうこと?」という質問に答えます。***「感圧タッチ」が採用される可能性を指しているのではないでしょうか。感圧タッチ(Force Touch)とは、押す力の強さを読み取れる感圧センサーにより実現される操作方法で、すでにApple Watchの液晶ディスプレイやMacBookのトラックパッドに採用されています。なにぶん未発表の製品であり確たることはいえませんが、次期iPhoneにも採用される可能性は高いと考えてよさそうです。感圧タッチが採用されたからといって、従来のタッチセンサー技術(静電容量方式)が感圧式に変わるとは考えられません。実際、Apple Watchでは静電容量方式ならではの軽いタッチを判別できますから、従来技術にくわえる形で感圧タッチを実現できそうです。その意味では、操作性が大きく変わることはないでしょう。感圧タッチ採用のメリットは、操作のバリエーションが増えることにあります。たとえば、Apple Watchでは絵文字を強く押すことでキャラクターの肌の色を変更できます。音楽再生アプリの「ミュージック」では、画面の適当な位置を強く押すとオプションが現れます。いずれも、1.5インチというApple Watchの狭い液晶画面を生かす操作方法といえます。Apple Watchより格段に画面が広いiPhoneですが、一部の機能をホームボタンに割り当てています。アプリを閉じる操作や指紋認証(Touch ID)はともかく、Appスイッチャーを表示するときなどに使うホームボタンのダブルクリックは失敗しやすく、感圧タッチのほうが適しているかもしれません。画面全体が感圧タッチに対応するのか、あるいは一部なのかはわかりませんが、採用されればiPhoneの操作性は大きく変わることでしょう。
2015年05月26日iPhoneやiPadの充電用ケーブルって、長い間使っているとコネクタに近い部分のカバーが切れてしまい、配線がむき出しになって使い物にならなくなることがあると思います。買い換えるのはもったいない……ここで紹介するのは、家にあるモノでそんな悩みを解決する方法です。○使い終わったボールペンのバネを活用する筆者は長らくiPhoneを使っているのですが、まる1日バッテリー切れにならずに使える……なんてことはほとんどなく、夜は寝転がって充電しながらいじっていることが多いのですが、そうすると……コネクタの継ぎ目部分が切れてしまい銅線がむき出しになることがあります。こんな時、そのままの状態で使い続けるつわものもいれば、ビニールテープで補修して使い続ける人もいると思います。ただ、これは危険なことですし、ビニールテープはすぐにはがれてしまいます。このようになってしまう前に、ひと手間加えるだけで断然切れにくくなります。そこで登場するのが、ボールペンのバネ。使い終わったボールペンからバネを取り出します。これをクルクル巻いていきます。充電器のコネクタとケーブルの継ぎ目(根元)あたりまで巻き付けていきます(バネの端が指に刺さらないように注意!)。根元に徐々に近づけるようにクルクルバネを回していきます。これで補修完了です。こうすると、簡単に切れることはなくなりますので、安心して使えますね。切れてしまって、泣く泣く買い替えなくては……となる前にお試しください! ちなみにこの方法は、アップル社の「Lightning - USBケーブル」でしかオススメできません。執筆:hhmam一姫二太郎2児のママ。浅く広く色々なことに興味あり、とりあえず気になったことはなんでもやってみる。最近は編み物に凝っていて、肩こりで悩み中。本稿の内容を実行したことによる損害や障害などのトラブルについて、執筆者および編集部は責任を負うことができません。記載内容を行う場合は、その有効性、安全性など十分に考慮いただくようお願い致します。記載内容は記事掲載日時点の法令や情報に基づいたものです。また紹介されている商品やサービスは、すでに提供が終了していることもあるほか、入手先など記事に掲載されている情報のみとなり、お問い合わせに応じることができません。記載内容を参考にしていただき、ご自身の暮らしにお役立ていただけますと幸いです。
2015年05月26日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「現在地の標高をiPhoneで調べられますか?」という質問に答えます。***iPhone 6/6 Plusであれば可能です。この2モデルには「気圧センサー」が搭載されており、その情報をもとに現在地のおよその標高を測定できます。iPhone 5/5sなど、以前のモデルには気圧センサーが搭載されていないため、iPhone単独で標高を測定することはできません。気圧センサーの活用事例としては、iOS 8に付属のアプリ「ヘルスケア」を挙げることができます。iPhone 6/6 Plusでこのアプリを利用すると、気圧の変化をもとに割り出した高低差を利用し、「上った階数」というデータとして表示しています。約3m高度が上昇すると1階上ったとみなされますから、階段ではなく上り坂を歩いたときにも階数としてカウントされます。手っ取り早く標高を知りたい場合は、iOSに標準装備のアプリ「コンパス」を利用します。iPhone 6/6Plusで起動すると、特になにをしなくても緯度/経度情報の下に標高が表示されます。なお、気圧センサーが内蔵されていないiPhoneで「コンパス」を起動しても、標高は表示されません。ところで、Siriに標高をたずねても教えてくれません。「わかりません。でも機内食用のテーブルはとりあえずたたんでおきますね」とか、「これからスカイダイビングをするおつもりでないことを祈ります」などとはぐらかされてしまいます。iPhone 5/5sなど他のモデルとの兼ね合いでこのような仕様になっていると考えられるため、今後すべてのiPhoneに気圧センサーが装備されるようになれば、教えてくれるのかもしれません。
2015年05月25日○2.目的別Macの選び方その1 モバイルノートを選ぶ前回、「iPhoneユーザーがMacを選ぶ利点」を紹介した。まぁとにかく、iPhoneとの相性がいいからこっち買っとけば大丈夫!ってな話(読んでない人はぜひ)。しかし、「さぁ、Macを買おう!」となったあなたはまた考えるかもしれない。「で、どれを買えばいいの?」実はMacはWindows PCと違ってアップルしか製造販売していないので、選択肢は少なく案外選びやすい。要は自分の目的にあったMacを選ぶことが大切だ。ということで、目的別Macの選び方を考えてみよう。○MacBook - iPhoneユーザーは積極的に選びたいiPhoneから使い始めて最初のMacを選ぶなら、やはりオススメはアップルの最新ノート「MacBook」だ。12インチのRetinaディスプレイを搭載した最新モデルは、これからのノートパソコンの基準になるであろう機種。アップル史上最軽量なのもポイントだが、何よりボディカラーがiPhoneと同じというのはiPhoneユーザーとしてはグッとくるところだ。iPhoneと同じ色のノートを持ち歩くのはスマートでカッコイイ。MacBookには見慣れないUSB-Cというポートがひとつと、ヘッドフォンポートがあるだけ。電源はUSB-Cポートから供給される。外部と繋がるポートがひとつしかないのでいろいろと不便に感じるかもしれないが、MacBookはワイヤレス接続が基本の機種だ。iPhoneも充電とバックアップなどの接続がひとつのポートだけで行われ、その他の接続はワイヤレスなことを考えれば、思想的にもっともiPhoneに近いと言えるかもしれない。最近はデジカメもワイヤレスでデータ転送ができるようになっているし、映画を見たり音楽を購入するのもiTunes経由が一般的になっている。アップルのハードディスク内蔵の無線LANルータ「Time Capsule」を使えば外付けハードディスクもワイヤレスにできる。外部ディスプレイとの接続も「Apple TV」を使ってワイヤレスで可能。どうしてもいろいろな機器と繋ぐ必要がある場合は、USB-CのデジタルAVアダプタなどを利用すれば良い(ただしこのアダプタよりもApple TVの方が安い)。処理能力で見ると他のMacに比べると非力だが、PCユーザーの多くが使う「Web、メール、年賀状」程度の処理は問題なくこなせるだろう。MacBookのバッテリー駆動時間は9時間で、夜充電しておけば外で1日は十分に保つ。iPhoneと一緒にしても1キロちょっと。そしてiPhoneのインターネット共有を使えば、どこにいてもインターネットに接続して利用可能。この気持ちの良い季節、野外に持ち出して「ドヤっ」顔したいマシンだ。○MacBook Air - Windows PCから乗り換えるならすでにWindows PCを使っていていくつかの周辺機器を持っているなら、それらが繋がるポートがある方がいいかもしれない。そんな人にはMacBookよりも少し大きい「MacBook Air」をオススメしたい。MacBook Airは11インチと13インチの2モデルで、こちらも軽量の1.08kgと1.35kg。Retinaディスプレイではないものの、一般的なUSB 3.0×2、Thunderbolt 2のポートやSDXCカードスロット(13インチのみ)があり、今までWindowsで使っていた周辺機器をそのまま接続して利用できるのがポイント。バッテリー駆動時間もそれぞれ9時間、12時間と十分だ。処理能力的にもMacBookよりも速く、写真加工なども無難にこなす。またMacは「Parallels Desktop」などのソフトで仮想環境を使ったり、「BootCamp」という機能を使うことでWindows OSも利用できるが、そのためにも処理能力に余裕があるMacBook Airは最適だ。実は価格もMacBook Airの方が安い。Retinaディスプレイじゃないという一点を除けば、最も使いやすく買いやすいMacノートと言えるだろう。Macにはもう2機種のノートがあるが、これは次回紹介しよう。
2015年05月21日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneと他のスマホで"おすそわけ充電"できますか?』という質問に答えます。***iPhone 5以降、充電や同期、バックアップなどの処理を有線で行う場合はLightningケーブルを利用します。裏表なく挿せるという仕様もあり、とても使い勝手のいいケーブルですが、Apple製品以外では使い途がないところがウィークポイントです。一方、Android端末では「USBマイクロB端子」(マイクロUSB)が採用されています。規格としての汎用性の高さ、端子の小ささが評価され、他のデジタル家電にも見つけることができます。質問の「おすそわけ充電」ですが、片方がLightning端子でもう片方がマイクロUSB、という形状のケーブルを用意すれば可能です。筆者が調べたところでは、「カシムラ KASHIMURA KL-40」というケーブルがMFi(Made for iPhone)に準拠の製品として販売されています。この製品を使えば、Android端末を給電側、iPhoneが充電する側として利用できます。端末の対応状況は、メーカーが公開している適合表を見れば確認できます。なお、Android端末のなかには、接続した外部のUSB機器に対し、各種機能や電力を提供する「ホスト」として動作可能なものがあり、その場合は「OTGケーブル」や「ホストケーブル」などと呼ばれるケーブルを用意することで、外部機器に電力を供給することが可能になります。実際、Xperia Z Ultra SOL24にOTGケーブルを接続し、そこにLightningケーブルを挿し込みiPhoneに接続したところ、特に支障なく充電できました。電流が小さいため高速充電には使えませんが、バッテリーが切れかけのiPhoneを緊急避難的に充電する用途には使えるはずです。
2015年05月21日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「どうしてiPhone 4sではApple Watchがサポートされないの?」という質問に答えます。***Apple Watchを動作させるためには、「Apple Watch」アプリが必要です(ややこしいことに同名です)。「Apple Watch」アプリはiOS 8.2以降に付属するため、利用にはiOS 8.2がインストールされたiPhoneが必須となります。iPhone 4sは、Apple WatchがiPhoneとの通信に使うBluetooth Low Energy(BLE)をサポートしています。BLEでは、母艦/親機という位置付けの「セントラル」と、そこに登録し子機として使う「ペリフェラル」が通信を行いますが、セントラルとしての機能はiOS 6から、ペリフェラルとしての機能はiOS 7からサポートされているので、スペックとしてはApple Watchの動作要件を満たしているといえるでしょう。iOS 8の対応機種はiPhone 4s以降ですから、素直に考えればiPhone 4sでもApple Watchを使えそうなものです。しかし、Apple WatchがサポートするのはiPhone 5とiPhone 5c、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plusの5機種で、iPhone 4sは対象に含まれません。最新のiOS 8.3にアップデートしても、「Apple Watch」アプリはiPhone 4sに現れず、結果的にApple Watchをペアリングすることもできません。なぜiPhone 4sがApple Watchのサポート対象から外されたかですが、搭載されているSoC「Apple A5」が、最近のスマートフォンの水準に照らすと非力なことと関係があるかもしれません。画面の縦横比がiPhone 5以降縦長に変更されたこともあります。発売からすでに3年半が経過していることもあり、次のiOSのメジャーアップデート(iOS 9?)では対象機種から外れる可能性があります。いずれにせよ、Apple Watchの快適な利用環境を提供するにはやむをえない判断だったのかもしれません。
2015年05月15日○1.iPhoneユーザーならMacを選べ!最近では多くの人が、まずはiPhoneを使い、iPadを使い、そのあとでPCを使い始めるという傾向にあるらしい。かつてはまずしっかりしたスペックのPC、その上で連携する周辺機器という順序だったが、今では関係が逆転した形だ。つまりiPhoneあってのPC=パーソナルコンピュータ。確かに最近ではiPhoneだけでほとんどのことができるようになってしまった。であれば、PCをあえて購入する理由は何だろう。就職活動に必要? 自宅でもっと簡単にインターネットを使いたい? するとそのPCに選ぶべきはどの機種だろうか。このコーナーでははっきりと断言しよう。「iPhoneユーザーならMacを使おう」と。iPhoneと同じアップルが作るMacこそが、iPhoneユーザーが選ぶべき機種なのだっ!(強調!)iPhoneを使っている人の多くは、iPhoneが(日本国内では)安くて多くの人が使っているから安心と考えて買っているかもしれない。しかしiPhoneを使っていくうちに、とてもシャープで美しいデザインやわかりやすいインターフェイス、そして使いやすさに魅了されていることだろう。アップルの製品は昔から使いやすく、わかりやすいのが特徴で、それはMacから続くアップルの思想そのものだ。特に最新のMacBookはMac史上最軽量でとても美しく、今後のPCのトレンドを左右するものだ。色もiPhoneに合わせてシルバー、スペースグレイ、ゴールドの3種類。まるで「あなたのiPhoneに合わせて色を選んでね(はぁと)」と言ってるようではないか! これはもう、iPhoneユーザーなら目をつぶってMacBookを買うしかない。もちろんデザインだけがMacを薦める理由じゃない。iPhoneに関連する様々なサービス--例えばiPhoneに手持ちのCDから音楽を入れたいとき、Macにある「iTunes」を使えば簡単だし、iPhoneユーザーの多くが直面する「iPhoneのバックアップ問題」も解決する。iPhoneの「写真」にある写真データは、Macにもある「写真」.appに自動的にバックアップされる。さらにMacの「カレンダー」に入力した予定が自動的にiPhoneに反映されたり、iPhoneの「連絡先」が自動的にMacと同期できる。アップル製品らしく、これらの作業があまり考えることなくできるのがiPhoneとMacの連携の良いところなのだ。昔はPCユーザーばかりだったり、会社で使っているのがWindowsだったりで、WordとExcelが入ってないと!ということもあったが、最近はセキュリティの問題で会社のデータを自宅に持ち帰って作業することもできなくなっている。つまり自分が使うためのPCなら、WindowsでもMacでもいいということだ。それなら!スタイリッシュでiPhoneと連携して使いやすいMacを買おうじゃないか!てなことでこの連載では、iPhoneユーザーのためのMac選び、Mac OS Xの基本的な使い方、iPhoneとの連携などを紹介していこう。iPhoneしか使ったことない~という人も、これを読めばMacをバリバリ使いこなせるようになるはず。すでにMacを持っている人も、意外な連携方法を見つけることができるかもしれない。これから続くMac OS Xのバージョンアップ、iOSのバージョンアップによって増えていくだろう便利な機能も紹介していきたい。この連載を読めばあなたも立派なMacユーザーになれる!
2015年05月14日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「iPhoneの内蔵時計は正確なの?」という質問に答えます。***iPhoneには時計が内蔵されており、アラームなどいろいろな機能/アプリで利用されています。しかし、iPhoneにかぎらずスマートフォン/パソコンの内蔵時計は高精度とは言い難く、わずかな期間で誤差が生じるため、外部の時刻情報を参照することによって正確さを保っています。iPhoneは、携帯電話回線を利用して時刻を自動的に修正する規格「NITZ(Network Identity and Time Zone)」に対応しています。NITZは3GPP(第3世代携帯電話システムの国際的な技術規格)で規定されているため、世界中どこでも正確な時間を刻むことが可能になります。しかし、2011年頃まで日本のiPhoneで正確な時間を維持するのはなかなか大変なことでした。それは、当初iPhoneの国内販売を一手に引き受けていたソフトバンクの回線では、NITZをサポートしていなかったからです。時計に誤差が生じた場合は、NTPサーバと同期するなどして正確な時刻情報を持つパソコンと同期するか、手動で調整するしかありませんでした。その後ソフトバンク回線でもNITZをサポートするようになり、2015年現在はiPhoneを扱う3キャリアすべてで正確な時刻情報を参照できます。準備はかんたん、「設定」→「一般」→「日付と時刻」の順にタップし、「自動設定」スイッチをオンにしておくだけです。もっとも、NITZは携帯電話回線経由で同期を行うため、原子時計のような超高精度の時計と比較すると、厳密な意味での「正確」という点では見劣りします。あくまでカジュアルな用途において許される「正確」と理解してください。
2015年05月08日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「iPhoneに付属のUSB-ACアダプタをなくしたら互換品でもいい?」という質問に答えます。***現行モデルのiPhoneには、USB-ACアダプタが付属しています。付属のLightningケーブルでiPhoneと接続すれば充電できるので、旅行に行くときなど長時間パソコンに接続できない場面で重宝します。iCloudに各種データの保存やバックアップができる現在、パソコンとの同期は必須ではありませんから、充電にはもっぱらUSB-ACアダプタを利用している、という方も多いのではないでしょうか。付属のUSB-ACアダプタは消しゴムを2つ重ねたくらいの大きさで、Lightningケーブルとは分離していますから、コンパクトに収納できる反面紛失しがちです。外出先でUSB-ACアダプタだけコンセントに挿したままにしてしまった、ということも多いようです。USB-ACアダプタは、Apple Storeで純正品が販売されています。だから紛失しても購入すればいいだけのことですが、2015年5月現在の価格は2200円と少々高めです。機能的に問題なければ、安価な「互換品」も視野に入れていいのではないでしょうか。その「互換品」ですが、安定して充電できるかどうかといった充電器としての基本的な品質を判定することは困難です。電圧を示す「V(ボルト)」と電流を示す「A(アンペア)」の大きさを見て、5W以上の電力を供給できることを確認できれば、充電速度の点では純正品相当といえますから、そのスペックで判断するしかないでしょう。Appleが定めた性能基準を満たす製品のみ掲載できる「Made for iPhone」ロゴの有無も、参考になります。しかし、敢えて互換品を選ぶのであれば、より多機能な製品にしたほうがいいでしょう。たとえば、BUFFALOのBSIPA06シリーズはUSBポートを2基装備しているので、2台のUSB機器を同時充電できます。プラグ部分を本体に収納できるので、持ち運びもコンパクトです。それでいて純正品より低価格なのですから、"迷う価値"はあるのではないでしょうか。
2015年05月07日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「iPhone同士でBluetoothテザリングできません!?」という質問に答えます。***Bluetoothテザリングは、インターネット回線に直接接続する「親機」と、親機にBluetoothで接続することで間接的にインターネットへアクセスする「子機」により成り立ちます。iOSには両方の機能が含まれるので、SIMカードの有無により親機としても子機としても使えることがポイントです。iPhoneをテザリング親機として使う場合、経路はWi-FiとBluetooth、USBの3種類がありますが、扱いやすさでいえばワイヤレスのWi-FiとBluetoothが上です。Wi-FiとBluetoothを比較すると、通信速度においてはWi-Fiが上回りますが、待機時の消費電力がとても少なく常時テザリングを有効にしていてもバッテリーの減りはわずか、という大きなメリットがあります。しかし、現在のiPhoneは、Bluetoothテザリングの親機にはなれても子機になることはできません。同じiOSで動作するiPadやiPod touchが子機になれることからすると、この仕様はなんらかの事情によりiPhoneにのみ加えられた制限だといえそうです。スマートフォンでBluetoothテザリングを行う場合、親機側はBluetoothが定める規格「PAN-NAP(Personal Area Network-Network Access Point)」に、子機側は「PANU(Personal Area Network User)」にそれぞれ対応していなければなりません。iPhoneはPAN-NAPには対応する一方、PANUには非対応ですから、Bluetoothテザリングの子機にはなれないというわけです。残念ながら、機種変更で余った旧型iPhoneをBluetoothテザリングの子機に仕立てることはできませんが、Wi-Fiテザリング子機としては利用できます。バッテリーの減り具合は大きいものの、通信速度で上回るというメリットはありますから、その点を評価しましょう。
2015年05月05日処理性能が向上すれば消費エネルギーが増えることは、かつては当たり前のことと考えられていた。しかし、より薄く・より軽くが求められるiPhoneのこと、Appleは新技術の投入や設計の見直しを続け、重量・サイズを抑えつつも処理性能を上げることに成功している。とはいえ、ただ漫然と使えばバッテリーは減る。ディスプレイの輝度を下げる、無線LANやBluetoothなど使わない通信機能はオフにする、バックグラウンドで動作するアプリは使い終えたら完全終了させる、といった心がけがあるかないかでバッテリーの減るペースが変わることは確かだ。iOS 8の新機能「バッテリーの使用状況」では、1日以内/7日以内という期間中どのアプリがバッテリー消費量が多かったかを確認できる。TwitterやFacebookといったSNS系アプリ、Safariやメールといった通信を伴うアプリはバッテリー消費量が多い傾向にあるが、「ホーム/ロック画面」もなかなかのもの。ここを減らすことができれば、使い勝手に影響なくバッテリーを節約できそうだ。その「ホーム/ロック画面」という項目は、ユーザが起動/終了できるアプリではなくシステムプロセスのため、前述した方法での省エネは難しいが、ちょっとした設定変更でわずかながらもバッテリー消費量を減らすことができる。壁紙やアイコンの表示に使われている視差効果や、アプリを起動/終了するときのアニメーションを禁止するというのがその方法だ。手順はかんたん、「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「視差効果を減らす」の順に画面を開き、スイッチをオフにすればいい。iPhoneを傾けても壁紙やアイコンが動かなくなり、アプリ起動/終了時のアニメーションもなくなるが、バッテリーの節約になるはずだ。
2015年04月28日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「余ったiPhoneを子どもに譲るなら、どれがいい?」という質問に答えます。***毎年秋の恒例行事となりつつある「新しいiPhone」の発売ですが、裏返せばそれまでのiPhoneは下取りされるか第一線を退くかの選択を余儀なくされます。新しいiPhoneは買い増し(携帯電話回線を増やす)を選んだとしても、毎年秋に回線を1つ増やす人はかなりの少数派……おそらく、2世代以上前の機種は売却するか、SIMを引き抜き「iPod touch化」する人が多いはずです。本稿執筆時点の最新モデルはiPhone 6/6 Plusですから、2世代前がiPhone 5、3世代前がiPhone 4Sということになります。もしその2台を手放していないのであれば、お子さんに譲るにはちょうどいいのではないでしょうか。描画性能などパフォーマンスは最新モデルに劣るものの、iOS 8がサポートされ機能面では現在でも十分現役のレベルですから、少々の不満はガマンしてもらいましょう。問題はむしろ、SIMカードかもしれません。2015年3月現在、日本の3大キャリアが取り扱うiPhoneにはSIMロックがかけられていますから、いわゆる「格安SIM」の選択には制約があります(例:auで契約したiPhoneはauの回線を使う格安SIMしか利用できない)。ドコモの回線を使う格安SIMは多数ありますが、au系MVNOは2社あるもののiOS 8では利用できず、ソフトバンクの回線を使うMVNO(Y!モバイル)でソフトバンクで契約したiPhoneは使えません。家族通話や割引のことを考えると現在の携帯電話会社を使い続けるほうが有利、と判断した場合はiPhone 4Sがベストチョイスかもしれません。LTE回線は使えませんが、「標準プライスプランパケットし放題 for スマートフォン」(ソフトバンク)や「ダブル定額スーパーライト」(au)といった3G回線用の安価なパケット定額サービスを選択できるため、月々の料金が安くすむからです。現在利用しているキャリアのショップへiPhoneを持ち込めば、事務手数料は発生するものの、短い時間で手続きは完了します。
2015年04月27日説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「Apple WatchはiPhoneのバッテリーにとってプラス、ってどういうこと?」という質問に答えます。***Apple Watchには外部に電力を供給する機能がありませんから、iPhoneのモバイルバッテリーになるわけではありません。しかし、「iPhoneの機能を分散」させる効果により、iPhoneのバッテリーの減りを遅らせることが可能です。その意味では、Apple WatchはiPhoneのバッテリーにとってプラスといえるでしょう。iPhoneのバッテリーをもっとも消費する処理は、画面の描画です。描画機能をまったく使わない、すなわちスリープ状態を解除することなく使い続ければ、ふだんより大幅にバッテリーのもちが改善されることは経験則上理解できることと思います。着信したメールの閲覧やカレンダーの確認はもちろん、時間をチェックするためだけにiPhoneのスリープを解除するようなことがなくなれば、バッテリーは格段に長持ちします。となれば、Apple Watchにもある機能はiPhone側で無効化すればよりムダがないという話になりますが、そうはいきません。たとえば、音声アシスタントの「Siri」は、iPhone側だけをオン/オフできず、iPhone側でオフにすればApple Watch側もオフになります。通信機能(Bluetooth/Wi-Fi)も、Apple Watchとの連携に利用されますから、事実上オフにできません。位置情報サービスも同様で、iPhone側でオフにするとApple Watchに影響します。オフにしても影響が少ない機能としては、モーション・コプロセッサを挙げることができます。Apple Watchにもモーションセンサーがありますし、iPhoneにはない心拍センサーも搭載されています。フィットネス関連の機能はApple Watchで測定するのであれば、「設定」→「プライバシー」→「モーションとフィットネス」の順に画面を開き、「フィットネス・トラッキング」スイッチをオフにしましょう。Apple Watchでは変わらず移動距離や消費カロリーを測定できますから、iPhoneのバッテリー節約につながるはずです。
2015年04月27日