彩里さん(仮名・27歳)の友人の真帆さん(仮名)は既婚男性を好きになり、略奪を企て始めたそう。その不倫相手の友人も含め、4人でドライブへ。しかし、残念ながら友人も既婚者。彩里さんは友人男性からアプローチを断り続けていましたが、その妻から不倫の疑いをかけられることに。身の潔白を証明して一件落着となったものの、真帆さんからの謝罪はなし。呆れた彩里さんのとった行動とは…。不倫相手との写真をSNSにアップ「私が不倫疑惑をかけられ、なんとか身の潔白を証明したあと、しばらく真帆とは距離を置いていました。真帆の不倫相手は安田さん(仮名)と言うのですが、あるとき真帆のSNSに二人のツーショット写真がアップロードされたのです。大丈夫なのかなと思い、久しぶりに連絡を取りました。すると、“順調だよ”と言うのです。うまくいっているんだと思いましたが、まだ離婚には至っていないとのこと。“だから写真はすぐ消すつもり”と言うので、嫌な予感がしました」不倫にハマった友人の暴走「真帆が暴走モードに入っているんじゃないかと感じ始めたころ、真帆の不倫相手の安田さんから私にLINEが届きました。安田さんから連絡が来たことはなかったので、何かあったんだな…と瞬時に察しました。LINEにはやはり、“大変なことになっている”とありました。先日、安田さんは妻と一緒にアウトレットに買いものに出かけたそう。するとその先で、いきなり真帆が現れたらしいのです。おそらく、真帆が安田さんのスマートフォンを勝手に見て妻とのLINEを覗き、行き先や日にちの情報を得て、行動に移したのではないかとのことでした」警察沙汰になりかねない事態「真帆は偶然を装っていたそうですが、計画的なのは明らか。安田さんは咄嗟に“職場の後輩”だとごまかしたそうですが、妻は疑っていると。安田さんは、“とにかく妻をフォローしなければならない”と言い、“彼女のことは任せたい”と、真帆のフォローを託されました。また面倒なことに巻き込まれたとウンザリでしたが、よくよく聞くと、真帆はほかにも危険な行動をおかしていました。安田さんの自宅の前で撮った写真を送りつけてきたそうなんです。自宅の場所までは伝えた覚えはなく、どうやって住所を知ったのかは分からないとのこと。これはそのうち警察沙汰になりかねないと思い、私も重い腰を上げて真帆と直接会うことにしました」母親の話になると顔色が変わり…「私は真帆に会い、ここまでのいきすぎた行動を諫めました。“このままでは妻側から慰謝料を請求されるかもしれない”と伝え、その額も100万円を超える可能性があると示唆。でも真帆は、“それぐらいなら払う”と言いました。身を滅ぼしかねないという危険性をいくら伝えても、聞く耳を持たないのです。しかし、話が親のことに及ぶと、真帆の顔色が変わりました。“親にも迷惑をかけることになるかも”と言うと、“それは困る”とうろたえました。真帆は片親で、母親しかいません。これまで迷惑をかけてきた自覚があるようで、年齢も年齢だしこれ以上は…と思っていたようです。真帆はようやく私の申し出を受け入れ、身を引く覚悟を決めました。その後、安田さん夫婦は離婚にまでは至らず、引っ越しをしたそう。私は、また面倒なことに巻き込まれるのは嫌なので、真帆とは距離を置いている状態です」“友人の略奪愛に巻き込まれた女性の苦悩”をご紹介しました。今回は友人は身を引いたものの、また同じ過ちを犯しそうな気配もあります。これから先、どのようにして友人と付き合っていくのか。自分にも累が及ぶ可能性を考えると、悩むところでしょうね。©polkadot/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年05月05日人のものが欲しくなる…というのは人間のもつ心理のひとつかもしれません。彩里さん(仮名・27歳)の友人にもそんな行動を取るタイプの女性がいるらしく、あるとき大変な事態に巻き込まれてしまったそう。当時の状況を詳しく伺いました。アルバイト時代からの友人「学生時代、飲食店でアルバイトをしていました。そこで知り合った真帆(仮名)という友人がいて、やめてからもずっと仲良くしていたんです。真帆は恋愛に積極的なタイプで、アルバイト時代からもいろんな人と幅広く交際をしていました。それが去年、“好きな人ができた”と真帆から報告を受けました。どんな人かと尋ねると、既婚者だというのです。“諦めない”“絶対に奪ってやる”と意気込み、略奪する気マンマン。私が“無理だからやめたほうがいい”と言っても、まるで聞く耳を持ちませんでした」友人の不倫相手に紹介された男性「あるとき真帆から、“彼に会って欲しい”と言われました。それでドライブに誘われたんです。私には彼氏がいなかったので、“彼がいい人を紹介してくれるみたい”とのことで、4人でドライブに出かけました。真帆の不倫相手は、爽やかな印象。悪い人ではなさそう…と思いましたが、不倫をしているのでそんなことはないのでしょう。また、不倫相手の連れてきた友人は、渡辺さん(仮名)という男性でした。こちらもそこそこのイケメンで悪くないなと。楽しいドライブのスタートとなったんですが、会話の端々にどこか違和感がありました。途中で、渡辺さんも既婚者であることが判明。私のテンションはダダ下がりです。いったい何を紹介してくれているんだと、あり得ないと思いました」LINE電話をかけてきた相手は…「ドライブを終えてから、渡辺さんからLINEが届き、食事に誘われました。既婚者なのでもちろん断りましたが、それでもまた誘ってくるんです。完全に軽く見られていると思いました。私が不倫相手の友人なだけに、不倫に免疫があるとでも思ったんでしょう。失礼な話です。すると数日後、渡辺さんからLINEで電話がかかってきたんです。出てみると、渡辺さんではなく女性の声。相手が“渡辺の妻です”と名乗りました。口調が強く、怒っている気配が感じられました。きっと私とのLINEを見たんでしょう。面倒なことに巻き込まれたと思いました」友人のせいでとばっちり「ただ、実際のところ渡辺さんと私は何もありません。やましいことなどひとつもないわけです。ここは毅然とした態度をとるべきだと思いました。“夫とどんな関係ですか?”と尋ねてきたので、出会ったときのこと、食事に誘われたこと、それをすべて断っていることなどを全部伝えてやりました。すると、妻も早とちりだと気付いたのでしょう。気まずくなってきたようで、口ごもり始め、最後には“ごめんなさい”と謝罪の言葉を口にしました。とんだもらい事故でした。やれやれ…と一件落着した数日後、真帆から連絡が来ました。不倫相手から経緯を聞いたのでしょう。“散々だったね”と私を労ってきました。私は、そもそもお前があんな人を紹介したからだろう……とムカつきましたね」“友人の略奪愛に巻き込まれた女性の苦悩”をご紹介しました。女性は何ひとつ悪いことをしていないものの、とばっちりを食う事態となってしまいました。自分の身を守りたいのであれば、付き合う友人も選ぶべきかもしれません。©japolia/Adobe Stock ©fishcake/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年05月05日ウェブデザインの会社で働く若菜さん(仮名・32歳)。いつも職場の男性から注目を浴びていたものの、ある新入社員(彩花さん・仮名・22歳)がやって来たことで、モテる女性のポジションを奪われてしまい、そのいら立ちを彼女にぶつけることに。さらに、自らの出世と引き換えにカラダの関係にあった社長(拓真さん・仮名・52歳)との不倫にますますのめり込んでしまって。しかし、ある日突然彼に別れを告げられてしまいます。あっさり不倫相手に捨てられてしまった若菜さん。突然の別れはつらかったものの、今まで以上に仕事に邁進することにしたのだとか。見下していた部下に不倫がバレてしまって…彼女の衝撃的な正体とは…?「翌日、出社すると廊下にいる彩花さんに手招きされました。何かと思い彼女の元へ向かうと『若菜さん、父と不倫していたんですね』と睨みつけてきて。なんと彩花さんは元不倫相手である拓真さんの娘だったのです。たしかに二人は同じ名字だったけれど、ありふれたものだったので親子だと気づかず。彼女は父親の忘れ物を届けにホテルを訪れ、その時私に遭遇したのだと話しました」若菜さんは不倫がバレて焦りを感じるというより、彩花さんへの怒りがふつふつと湧いてきたと言います。「私はとにかく彼女の存在を目障りに感じました。その場で『父親のコネを使って入社したのね』『通りで仕事ができないはずだわ』と本人に嫌味を言って。私は彩花さんに不倫の事実を暴かれても、まだすべてを隠し通せると高をくくっていたのです。私の態度に怒り心頭の彼女に『絶対にあなたを今の地位から引きずりおろしてやる!』と怒鳴られても、少しも怖くありませんでした」急な会議が開かれて…そこに現れた意外な人物とは…?「その日の午後、急な会議が開かれることになりました。彩花さんが『大事なクライアントが来る』と言うのですが、私にはまったく心当たりがなくて。社長をはじめ全員で会議室に待機していると、しばらくして見知らぬ女性が現れて『拓真の妻の裕子(仮名・51歳)です』と名乗ったのです。まさか元不倫相手の妻が会社に乗り込んでくるとは思ってもみませんでした」不穏な空気が流れる中、社長である拓真さんが若菜さんとの不倫を認めみんなの前で謝罪したそう。「その後も、会議という名のつるし上げは続きました。会議室のスクリーンに私と拓真さんがホテルの一室を出入りする不倫の証拠写真がいくつも映し出されて。手元にある資料にはその日時まで細かく記載されていたのです。窮地に立たされた私は『拓真さんはいつも「妻も恋人を作ってくれれば、こちらの不倫も公認になるのに」と口癖のように言っていたんですよ』と裕子さんに反撃。すると彼は『そんなこと言った覚えはない』と素知らぬ顔をして…土壇場で私は拓真さんに裏切られました」ここで妻の裕子さんがさらに若菜さんに追い打ちをかけたと言います。「あまりのことに私は頭が真っ白になっていました。裕子さんが『娘が不倫するなんてあなたの親も泣いているわよ』と言ったかと思うと、資料に直筆で書いてある一文を指差してきて。そこには『若菜がご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。不貞を働くなんてもううちの娘でも何でもありません』と母親の筆跡で書いてあったのです。裕子さんが両親に私の不倫を暴露し、母親に謝罪文を書かせた様子。この出来事が原因で会社に居づらくなって、私は退職を余儀なくされました」その後、若菜さんは両親に絶縁を言い渡されたのだとか。「私は不倫が原因ですべてを失いました。彼の妻に慰謝料を請求されて、支払いのため仕事を探しているものの、このご時世そう簡単に見つからず…。今まで『お金がない』と言えば拓真さんが金銭的に援助してくれたこともあり、お給料が出ても浴びるように使っていたので、蓄えはほとんどありません。ですので、もうすぐ部屋の家賃も払えなくなり路頭に迷うことに。誰も頼ることができなくて…この先私一人でどう生きていけばいいのでしょうか」自業自得な結果を迎えた若菜さん。不倫の代償はあまりにも大きかったのではないでしょうか。たとえ目上の人から魅力的な条件を出されたとしても「ダメなものはダメ」ときっぱり断る勇気も必要です。©metamorworks/Adobe文・菜花明芽
2024年05月04日「因果応報」と言うように、日頃から自分の行いには責任を持ちたいものですね。今回は、自身の出世と引き換えに社内不倫に陥り、思わぬ不意打ちを食らった32歳女性のエピソードをご紹介します。念願の職に就いて…仕事の出来る女性として充実した日々を送るも…若菜さん(仮名・32歳)は現在とある既婚男性(拓真さん・仮名・52歳)と不倫関係にあるそうです。なぜ、若菜さんは先行き不安な恋愛に足を踏み入れてしまったのでしょうか。「大学を卒業し念願だったウェブデザインの会社に就職しました。今は高い地位に就いており、たくさんの部下を抱え日々懸命に働いています。うちの会社は男性が多いこともあって、日頃から食事に誘われたり、何かにつけてプレゼントをもらったり…自分で言うのもなんですが、私は『高嶺の花的存在』といった感じでしょうか。でも、相手に困っていなかったこともあり、男性たちをうまくあしらっていました」仕事もプライベートも充実していた若菜さんですが、とある新入社員(彩花さん・仮名・22歳)がやって来たことでその様子が一変したのだとか。「四月になりうちの部署にも新入社員が配属されました。すると、周りの男性たちが彼女をチヤホヤし始めて…モテる女性というポジションを一瞬にして彩花さんに奪われたのです。それに苛立った私は『デザインのセンスがないわね』『あなたこの仕事辞めた方がいいんじゃない?』と彼女を目の敵にすることに。彩花さんにわざと冷たく当たることで、ストレスを解消していました」職場でイライラしたことがきっかけで、若菜さんは不倫に走ってしまったのでしょうか?「いえ、私が不倫を始めたのはだいぶ前の話です。でも、今回のことで不満が蓄積されて、鬱憤晴らしで社長である拓真さんとの不倫にのめり込んでいったと言えますね。入社したての頃、彼に『俺とカラダの関係を持たないか? その分出世は約束する』と誘われて…当時から結婚願望もなかったし、仕事のできる女性になりたかった私はその言葉を受け入れることに。社内不倫のおかげで今の私の立場があるというわけです」若菜さんの不倫は長年誰にもバレなかったと言います。「社長と毎週末高級ホテルに泊っていました。周りに不倫が知られぬようホテル内のレストランで食事をしたり、バーでお酒を飲んだり…。その後、夜になればベッドでカラダを重ねることに。拓真さんが妻子持ちだとは知っていたものの、二人の間で彼の家庭の話はほとんどしていなくて。私も『今が良ければいい』と考えていたので、彼の家族にあまり興味がわかず。拓真さんはいつも『妻も恋人を作ってくれれば、こちらの不倫も公認になるのに』と口癖のように話していて…彼が家庭に不満を持っているのはあきらかでした」ある日、ホテル内で若菜さんは思わぬ人物と出くわしたのだとか。「その日、私はホテルの中にあるエステへ行きました。すると『ここで何をしているんですか…?』と誰かに呼び止められて…よく見るとその女性は新入社員の彩花さんだったのです。休日に彼女の顔を見たくなかった私は『せっかく楽しい時間を過していたのに』と文句をつけて。さらに『何をしていたって関係ないでしょ! ここはあなたのような人が来る場所じゃないわ』と激しく攻撃。すぐにその場を立ち去ると、エレベーターの前で待っていた拓真さんと二人で部屋へ戻りました」突然不倫相手に呼び出されて…その時彼が放った驚きの言葉とは…?「数日後、社長室へ呼び出されました。こんなこと今までなかったので『拓真さんったら仕事中に私に会いたくなったのかな』と思っていたのですが…。彼は『家族に君との不倫がバレた』『世間体もあるから離婚はできない』と神妙な面持ち。すかさず『しばらくおとなしくして、ほとぼりが冷めるまで待ちましょう』と説得するも『もう終わりにしたいんだ』と彼は聞く耳を持たず。私は取りつく島もなく拓真さんに捨てられてしまいました」突然の別れに放心状態の若菜さん。最初こそ相手に誘われたとはいえ、自ら不貞を働いたのだから、納得いかない結末になっても文句ひとつ言えないのではないでしょうか。©ah/Adobe文・菜花明芽
2024年05月04日離婚にあたって子どもの親権争いで揉めるケースは少なくないですよね。今回は妻の不倫が発覚して離婚を決意した夫が、子どもの親権を勝ち取った話を紹介します。家事も育児も全然しなかった妻に不安しかなく…▽ この男性が親権を勝ち取れてよかったです。子どもの意思というのも、結構重要なポイントのようですからね。
2024年05月04日夫が長い期間にわたって不倫していた……。そんなことを知ったらショックですし、何かやり返してやりたいと思うかもしれません。今回はそんな夫と不倫相手に対し、妻がこっそり復讐した話を紹介します。育児で大変な中で不倫なんて…許せない!「夫が会社の後輩と不倫しているうえに、5年も関係が続いていたと知った私。その5年の間に私は2人の子どもを妊娠、出産していたわけで、子育てで大変な思いをしている中で夫が不倫していたと思うと怒りがこみあげ、離婚を決意しました。でもただ離婚するだけでは気がすまないので、夫の不倫相手の女の両親を呼んで話をすることにしました。『娘さんは私が妊娠や育児で夫の相手をあまりできないところにつけこんで、夫を誘惑して奪い取ろうとしました。で、今度はウチの夫と再婚しようとしていますが……そんなふうに人を不幸に陥れた人が、幸せになれるとは思いません』と言ってやりました。その後夫からは慰謝料をたくさんもらえることになり離婚しましたが、結局夫と不倫相手の女は別れたようです。私の言葉がきっかけになったようですが……ざまあみろと思いましたね」(30代女性)▽ 不倫相手の女性も、自分の親に不倫をとがめられ、気持ちが変わったのでしょうかね。本当はもっと早くに別れてほしかったところですが……。
2024年05月04日美乃梨さん(仮名・38歳)は、結婚13年を迎え娘も中学生となったころに、4歳上の夫の浩平さん(仮名)が女性とLINEをしているのを目撃。スマホを覗いたところ、官能的な言葉のやり取りを発見しました。その後、夫のパソコンからもマッチングアプリやアダルト動画の検索履歴を見つけ、女性に対して興味を失っていないことを確認し、不倫を確信したそう。その後、状況はどうなっていったのでしょう。「証拠を集めたほうがいい」と助言を受けて「浩平の不倫を確信しつつ、私はこれからどう行動に移していいものか迷いました。そこで、ある友人の存在を思い出しました。以前に夫が不倫をして離婚経験のある女性。なにか助言をしてもらえるのではないかと連絡を入れました。LINEでのやり取りを見て夫の不倫を疑っていると事情を伝えると、まずは相手の女性が誰なのかを特定することが大事だと。そして、“証拠を集めたほうがいい”と、有利な状況に立つためのアドバイスをくれました」夫のスマホにパスワードを入力すると…「友人からは“LINEの写真を撮ること”をすすめられたため、私はもう1度浩平のスマホを覗こうと試みました。簡単に考えていたものの、なかなかそのタイミングが訪れず。なんとか、浩平がお酒を飲んで帰ってきたタイミングで、ぐっすりと眠っている隙に行動に移しました。ところが、パスワードを入力しても開けないんです。再度入力しても、結果は同じ。浩平は、いつの間にかパスワードを変更していました。これによって完全にクロだと思いましたね。腹が立って、とことん追い詰めるしかないと決意を固めました」不倫相手は20代女性と判明「LINEの写真が撮れなかった場合、“調査機関に依頼する”と友人から選択肢をあげられていました。お金はかかってしまいますが仕方がないと思い、名の知れた探偵会社に連絡をして調査を依頼しました。2週間ほど経ったころ、結果が出ました。報告書を受け取ったところ、浩平の不倫相手は20代女性と判明。二人で歩いている写真を見て、女性に見覚えがあることに気付きました。以前、娘が中学受験をする際に、家庭教師を依頼していた女性だったのです。私も好きな先生だっただけに、まさかあの先生が…と目を疑いました。でも、家に出入りしていて浩平とも接触はあったので、いつの間にかそういう関係になったのだと納得はしましたね」父親の不倫を知った娘の反応「その夜、仕事から帰った浩平に証拠資料を差し出し、事実かどうかを尋ねました。浩平は言い逃れできないと思ったのか、すんなりと不倫を認めました。交際期間は1年半近くになると。自分から連絡先を聞いて、食事に誘ったのがきっかけだったそうです。ただ、どちらも本気ではないと、“すぐに別れる”と謝罪をしてきました。このことを娘に伝えるかどうか迷いましたが、先生ともまだ繋がりはあるよう。いずれは知ることになるのなら…と、私から事実を伝えました。娘は嫌悪感を露わにして、“キモッ”とひと言。浩平に対してそれ以外にコメントはなかったのですが、完全に軽蔑しているのが分かりました。娘のそんな反応もあり、私も浩平に対しての信頼感が失せ、自然と離婚へと話が進みました。今は離婚してスッキリしていますが、信頼していた二人に裏切られたという事実は確かであり、やるせない気持ちは残っています」“40代夫の不倫に気付いた妻の告白”をご紹介しました。結婚して10年以上も経ち、信頼関係も築かれていたはず。裏切りを受けたことへのショックは大きかったことでしょう。時間をかけて積み上げてきたものが、一瞬にして崩れ去ってしまう悲しみは計り知れません。©japolia/Adobe Stock ©Takahiro/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年05月01日どんなに愛し合っているカップルでも、結婚して月日が経つと、次第に情熱が薄れていくこともあるでしょう。会話なども減ってくるかもしれません。美乃梨さん(仮名・38歳)も、夫との会話が減ってきてはいたものの、穏やかな生活を送っていたそう。しかし、それが一変する事態が起きたのだとか…。何があったのかを詳しく伺いました。必要最小限のやり取りしかない夫婦関係「結婚して13年が経とうというころでした。夫の浩平(仮名)は私の4歳上。娘も中学生になり、思春期に突入。難しい年ごろということもあり、なんとなく家庭内もギクシャクすることがありました。浩平とは会話も少なくなり、必要最低限のやり取りになっていました。LINEなども一応はするんですが、“上司と飲みに行く”“今日はメシいらない”など、単なる報告のみ。でも浩平とは交際期間を含めると15年近い付き合いになるので、当然と言えば当然かと、受け入れてはいました」夫のLINEを背後から覗くと…「ある休日。私が部屋で掃除機をかけているとき、浩平はソファに座ってスマホを眺めていました。その姿を背後から何気なく眺めると、浩平は誰かとLINEをしているようでした。すると、赤い文字だかマークだかが目に入ったんです。どうやら絵文字を使っているようでした。私に対しては短い1文しか送ってこないのに、ほかの人には絵文字を使うのかと、ちょっとイラッとしましたね。そこで、もしかして相手は女性では…という考えが浮かんだんです。確かそのころ、浩平は部屋のなかでスマホを持ち歩く機会が増えたなと、感じ始めた時期でもありました」おぼえていたパスワードでロック解除「浩平がお風呂に入ったときです。さすがに風呂にはスマホを持って行かず、テーブルに置きっ放しになっていました。私は、なかを覗いてみたくなりましたが、ロックがかかっています。でも以前に浩平がノートパソコンを開いた際に入力していたパスワードをおぼえていました。もしかしたら…と思いそれを入力すると、見事に開くことができたのです。LINEのトーク履歴の一番上に女性らしき名前が。メッセージには絵文字がたくさんあり、さらに会話の内容を見て唖然としました。“君の手の温もりが忘れられない”とか、“艶めいた唇にそそられる”とか、気持ち悪い表現が並んでいたのです。そこで、浩平が風呂から上がってきてしまい、慌ててスマホをもとの位置に戻しました」パソコンの検索履歴を調べると…「浩平の不倫を疑いました。でも浩平は40代を過ぎ、女性に対して興味を示す素振りがなくなっていたんです。以前ならテレビを見ていて、“この人キレイだな”など感想を述べていましたが、そういうことも全くなし。だから、にわかには不倫だと信じられませんでした。モヤモヤを抱えつつ、ひとつ思いつきました。浩平の使っているノートパソコンを見たら何か分かるのではないかと思ったんです。覚えているパスワードを入力してログインし、検索履歴を見てみました。するとそこには、マッチングアプリに関するもの、アダルト動画に関するものなどを検索している履歴があったのです。それによって、浩平が女性に対して興味がなくなっていたのではという予想も否定されました。不倫に関してもクロに違いないと、ようやく確信を持ったのです」“40代夫の不倫に気付いた妻の告白”をご紹介しました。知りたくなかった事実かもしれません。しかしちょっとした疑いがキッカケとなり、長く築き上げてきた信頼関係に亀裂が入ってしまうこともあるのです。©polkadot/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年05月01日妻に不倫がバレていないと思っているのか、酷い態度を繰り返す既婚男性もいるもの。でも、毎日一緒にいる妻が気づかないわけがないですよね。そのため、ある日突然、LINEで制裁を加える妻もいるようです。そこで今回は、不倫男性が「衝撃を受けた妻からのLINE」をご紹介します。「26歳ロングヘアガーリー系のにおいがする」「以前、職場の後輩と不倫をしていました。とはいえ、社内では人目を盗んで会話していたし、後輩の家に行くのも月2~3回程度だったので、妻に気づかれることはないと思っていました。その日も『飲み会があるから帰りが遅くなる』と妻にアリバイのLINEを送ったのですが、突然『最近あなたから26歳ロングヘアガーリー系のにおいがする』と返信がきたんです。それがそっくりそのまま不倫相手の特徴だったので、『いつどこで見られていたんだろう…』とゾッとしました」(34歳/広告)夫の不倫に気づいたら、まず不倫相手がどんな人なのか調べる人は多いでしょう。夫が知らない間に徹底してリサーチされていた、ということも多いのです。「あなたに帰る家なんてないけど?」「当時とある女性と不倫関係にありました。だけど証拠隠滅はバッチリだし、妻にはバレていないと思っていたんです。それで何食わぬ顔で家に帰ったのですが、なぜか鍵がささらなくて。妻に『勝手に鍵変えた?玄関開けてほしいんだけど』とLINEしたところ、『あなたに帰る家なんてないけど?』と返信がきました。その瞬間『俺の不倫は全部バレていたんだな』と察しました」(41歳/商社)妻からすれば不倫夫のすべてを汚らわしく感じて、家に帰ってくることすら生理的に無理になる場合もあるでしょう。妻を裏切っている以上、これくらいの制裁は仕方ないかもしれません。「あなた人として終わったわね」「不倫相手と会っていたある日、妻から何度も電話が入っていました。それがどうしてもウザくて、そのまま電源を切ってしまったんです。それで数時間後にスマホをチェックしたら、『(息子)が頭をケガして、これから救急車で病院に行きます』とメッセージが入っていて。慌てて妻に電話したものの出てくれず…。そうしたら妻から『どんなに不倫しても、のことだけは一番に考えてくれてると思ってたのに』『あなた人として終わったわね』とLINEがきました。もう本当にその通りすぎて、何も言い返せなかったですね」(38歳/会社員)妻からの急ぎの電話を無視して不倫相手を優先するなんて、自分勝手としか言いようがないもの。妻が愛想を尽かすのは当然でしょう。以上「不倫男性が衝撃を受けた妻からのLINE」をご紹介しました。自分が不倫をしている以上、いつどこで妻にバレるかわからないもの。「自分だけはうまく隠せている」なんて傲慢な考えは一刻も早く捨てないと、本当に大切なものを失ってしまうかもしれませんね。©buritora/Adobe Stock文・和
2024年04月29日信じていたパートナーが浮気をしていた…と知ったときのショックは計り知れないもの。「自分は男性を見る目がないのかも」と、自分を責めてしまう女性も少なくありません。世の中には浮気を全くしない男性もいるそうですが、浮気しやすいのはどんなタイプの男性なのでしょうか?男性のことは同じ男性に聞くのが最も手っ取り早い…ということで、「浮気をしやすい男性の共通点」を男性陣に聞いていました。行動と言葉が一致していない「言うこととやることがチグハグの男性は、最初は彼女を溺愛しているように見えても、いつのまにか他の女性と浮気している…ということが多い気がします」(一樹/33歳)行動と言葉が伴わないタイプの男性は、恋愛面でも注意が必要。口では理想的な愛を語りながらも、行動が全く一致していない…なんてことも。パートナーに選ぶなら、責任感が強く有言実行タイプの男性がおすすめです。女性に対してマメすぎる「女性に対してマメな男は、彼女だけでなく他の女性にもマメなので、浮気しやすいかもしれません。逆に、面倒くさがりでマメじゃない男は、女性にもモテない分、浮気をしにくいかも」(蒼人/28歳)寂しがりやの女性にとって、マメな彼氏は最高のパートナー…と思いきや、注意すべき点もあるようです。他の女性に対してもマメなアプローチをしていないか気にかける必要がありそう。逆にマメさにかける男性は、付き合うと不満を抱くこともあるかもしれませんが、浮気の心配は減るのかもしれません。今の彼女に満足していない「もともと浮気性ではない男でも、浮気をしたくなるタイミングというのがあって。それは“今のパートナーに満足していない時”ですね。例えばレスで欲求不満だったり、彼女とうまくいっていない時など。僕も前に、性格のキツい彼女に毎日怒られてばかりでストレスが溜まり、穏やかでかわいらしいタイプの女性と浮気してしまったことがあります…」(悠斗/31歳)今のパートナーとの関係がうまくいっていない時、男性は誘惑に負けやすくなるようです。特に付き合ってある程度の期間が経つと、倦怠期が訪れやすくなるので、そんな時こそ相手を気遣う思いやりが必要なのかもしれません。昔モテなかった男性がモテるようになった時「浮気をしやすいのは、昔はモテなかったのに、大人になってモテるようになったタイプの男性。いきなりチヤホヤされるようになると、やっぱり嬉しくて遊びたくなっちゃうんじゃないんでしょうか。意外と昔遊んでいたタイプの男の方が、結婚後落ち着いたりしますね」(祐太/33歳)就職などをきっかけに、昔はモテなくても、社会人になってモテるようになることがあるようです。もちろんいつまでも誠実な男性はたくさんいますが、誘惑が多いのは事実なのかもしれません。男性陣に聞いた「浮気をしやすい男性の共通点」を紹介しました。一概には言えない部分もありますが、どのポイントにも納得感があります。行動と言葉が伴わない人や、周りに流されやすい人、他人からチヤホヤされることに優越感を抱きやすいタイプは浮気の誘惑にも弱いのかも。逆に責任感が強く、問題に正面から向き合うことができるタイプの男性は、一途な人が多そう。この人こそは!という男性に出会ったら、がっちり心を掴んで離さないようにしましょう。©estradaanton/Adobe文・小澤サチエ
2024年04月29日夫から「不倫していて、不倫相手の女性が妊娠した」なんて知らされたら、怒りが湧きあがりますよね。今回は夫に突然「不倫の告白」をされたうえ、「離婚しよう」と言われてしまった女性が夫に放った怖すぎる言葉について紹介します。子どもができないから離婚…!?▽ 奥さんは旦那さんを傷つけないようにと、子どもができない原因が旦那さんにあるとをずっと隠していたそうです。この同級生はモテる女性のようですし、旦那さんの子じゃない可能性は限りなく高そうですよね。
2024年04月29日夫の不倫が発覚したらショックですよね。そしてその不倫相手が実は婚約中、なんてこともときにあるようで…?今回は、妻が夫の不倫相手を撃退した後に離婚し、幸せを手に入れた話を紹介します。「お宅の息子さん、ヤバい女に騙されてますよ」「ある日、夫の不倫を知りました。でも実は、不倫相手の女は婚約中!しかもその婚約相手は某有名企業の社長の息子で、つまりは次期社長だったんです。『玉の輿狙いな上に、夫と不倫なんて許せない』と思って怒りに震えた私は、その不倫相手の女の婚約者の父親に、『自分の息子がヤバい女に騙されている』ことを知ってもらおうと思い、電話しました。そしてその女は婚約破棄になり、夫とも破局したようです。その後私は夫と離婚し、今はその某有名企業で役員として働いています(笑)。夫と結婚していた時より今の方が、ずっとお金に余裕がありますね。夫とはだいぶ前から冷めきった関係だったので、離婚してよかったです」(30代女性)▽ どういう理由で、その会社で働くことになったのかは分かりませんが……離婚して幸せに暮らしているとのことでよかったです!
2024年04月29日幼い頃から優秀な姉に劣等感を抱いて育った絵里さん(仮名)。姉の夫の康成さん(仮名)と仕事で偶然に一緒になったことから、義兄と不倫関係に堕ちてしまったそうです。不倫相手の「妻よりも君を愛している」の言葉で姉に対する劣等感が拭えたと満足していたそうですが、絵里さんが略奪婚を企てたことから、事態は悲劇的な結末を迎えることに…。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、40代女性の孤独な末路を辿ったエピソードをお届けします。「姉と離婚して私と一緒になってほしい」と不倫相手に提案すると…「康成さんに“姉と離婚して私と一緒になってほしい”とストレートに提案してみると、康成さんも“俺もそう思っていた”とあっさり了承してくれました。康成さんは結婚してからずっと完璧主義の姉に対して不満を抱いていたようなので、姉ではなく私と一緒にいたほうが心が休まったのだと思います」驚くほど順調に略奪への道筋が得られた絵里さんは、そのまま気をよくして、姉に「離婚しないの?」などとLINEを送るように。姉は姉で、夫が不倫をしていることに気づいているようでしたが、その相手がまさか自分の妹だとは思っていない様子。そんな姉とのLINEでのやりとりも絵里さんにとっては爽快だったと言います。「初めて“姉に勝った!”と思っていた頃ですからね。夫の不倫に悩む姉の姿を見るのは本当に快感でした。そして“不倫をするような夫はいらない。離婚しようと思う”と姉も言っていたので、康成さんを私の夫にできる日も近いと感じていました」不倫相手の離婚成立。すぐに絵里さんと再婚…それからしばらくして、姉と康成さんは離婚。その後すぐに絵里さんと康成さんは再婚したそうです。「ここまでは本当に順調でした。康成さんと夫婦になるときには、もちろん姉にも親にも言わずに勝手に婚姻届を出しました。その頃の私は実家には滅多に帰らなかったし、親にはそのうちに真実を話せばいいやという程度でしか考えていませんでした。入籍だけして、それまでの生活圏とは少し離れたところに家を借り、康成さんとの夫婦生活がスタートしました」しかし、結婚から1年が過ぎたある日のこと。姉の元夫と再婚したことを知った母親から連絡が入り、状況は一気に悪化していきます。「なぜか分からないのですが、母は私が姉から康成さんを奪ったことを知っていました。そして私に対して汚い言葉で何度も罵り、“絶縁だ”と宣言し、電話が切れました。その後は何度母に電話をかけても着信拒否をされていて、まったく繋がりませんでした」実家と断絶してまで叶えた略奪婚にも終止符が打たれる実家との関係がたった1本の電話で絶縁へと至ったことに唖然としたという絵里さんですが、このときはまだ康成さんとの穏やかな日常があったので、そこまで落ち込むことはなかったそうです。しかしそれから4年後に康成さんの浮気が発覚し、絵里さんと康成さんは離婚へと至りました。「夫が職場の女性と不倫をしていたんです。略奪婚で結婚したのにまた不倫をするなんて、本当に信じられませんでした。だけど夫はその女性に対して本気で、私を捨てて家を出ていってしまったんです。そのときに初めて、康成さんはすぐに不倫相手に燃え上がって家庭を捨てるタイプなんだと悟りました。姉から略奪婚をできたのも私に魅力があったからではなく、康成さんのそういう性格が関係していたのでしょうね。結局、40代になった今も実家から絶縁をされたままですし、離婚後は再婚もせずに暮らしています。あの当時まだ30代と若かった私は、姉への劣等感を払拭することに必死になっていましたが、今思うとなんであんなばかなことをしたんだろうと後悔しかありません」不倫をする男性や簡単に離婚をする男性は、同じようなことを繰り返す傾向があるのでしょうか。略奪婚が成功したように見えても、時間が経過するとともに相手の本質が見えてくることも。最終的に幸せな結末を迎えるケースはそう多くないのが現実でしょう。©Takahiro/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・並木まき
2024年04月28日身内の結婚相手と不倫をするという、普通では考えられないような暴挙に出る人もいるようです。そのような行動の背後には、どのような心理的要因があるのでしょうか。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、姉の夫と不倫関係に至った40代女性のエピソードをお届けします。大嫌いな姉に復讐を考える毎日絵里さん(仮名)は、幼い頃から優秀な姉と比較されて育ったそう。姉に対して強烈な劣等感を抱くと同時に、姉を心底嫌ったまま大人になったといいます。進学も就職も結婚もうまくいかなかった絵里さんに対して、姉は親が希望する理想通りの道を歩んでいたのだとか。「いつか姉に復讐してやりたいっていう気持ちがずっとありました。姉は姉で自分が優秀なことを自覚していて、私を小馬鹿にしてきていたので、本当に不快な存在でした。姉は結婚してから専業主婦になり、頻繁に連絡を取ることもなかったのですが…。あるとき私は、姉の夫の康成さん(仮名)と、たまたま同じ仕事の案件で絡むことになったのです」姉の夫が抱える姉への不満に共感仕事で顔を合わせる機会が増えるにつれて、身内の安心感もあってか、絵里さんと康成さんは仕事のあとに二人で飲みにいく仲に進展。そこで、康成さんが姉に対して不満を抱えながら結婚生活を送っていることを知ったそうです。「姉は完璧主義な性格なので、康成さんはそんな姉との生活が疲れると言っていました。私も心当たりがあったので、康成さんの不満に深く共感し、あの姉と一緒に暮らすのは本当に大変なことだろうと思いましたね。何度も康成さんの愚痴を聞いているうちに、いつしか私たちはホテルへ行く仲に…。関係を持ち始めてから1か月後には、康成さんは“妻よりも妹である君のほうが素敵だし、優しいから大好きだ”と言ってくれるようになりました」最初は姉への復讐心もあって「夫を寝取ってやろう」という気持ちだったと振り返る絵里さん。不倫が始まり「姉に勝った」と初めて優越感を抱いたそうです。「その頃の私は、康成さんから愛されている実感も強く、姉に勝ったという優越感もあって、毎日がとても充実していました。もはや姉に劣等感を抱くことはないだろうと思えるところまで自信が回復して、全ては康成さんのおかげだと感謝もしていました」不倫によって長年の劣等感を克服した自分に満足していたと振り返る絵里さん。しかし、次第に不倫関係だけでは物足りなくなり、「姉から康成さんを略奪したい」と考えるようになっていった、と語ってくれました。身内に対して歪んだ感情を抱いていると、ふとした出来心から道徳的に許されない行動に出てしまうこともあるようです。「このくらいなら」と始めたことでも、安易な行動によってのちの人生が大きく変わってしまう悲劇の始まりになる場合もあるでしょう。©望菜 竹内/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock文・並木まき
2024年04月28日不倫をした夫を許すべきか、許さないべきか…。もしも夫の不倫が発覚したら、その後の決断に頭を抱えてしまうかもしれません。なかには夫がどんなに謝罪したとしても決して許さず、潔く離婚を選択する妻もいます。今回は、夫の不倫を絶対に許さないと決めた妻たちに、経験談を聞いてきました。「彼だけは大丈夫」と信じていたのに…「不倫をしている男性は多いと聞きますが、うちに限っては大丈夫だと信じていました。夫とは学生時代に出会い、7年付き合って結婚したんです。彼は真面目で、誰から見ても誠実そうなタイプ。女遊びには興味がなさそうだったし、いつも私のことを大切にしてくれていました。周りの友人からも『愛されていて本当に羨ましい』といつも言われていて…。ところがそんな夫が不倫していたことが発覚。しかも不倫相手と出会ったのは、私と結婚するよりも前だったんです。誰よりも信じていた相手だからこそ裏切られたショックがあまりに大きくて、どんなに謝られても許せませんでした。しばらくは別居していましたが、結婚していた7年間ずっと裏切られていたんだという事実がどうしても受け入れられず、結局離婚を選びました」(みずき/35歳)「うちの夫に限って、不倫なんてあり得ない」と信じていたのに、実は夫が浮気三昧だったり、長期にわたって不倫していた…というケースがあるようです。信じていた相手に裏切られたときのショックは、耐えがたいもの。浮気なんて全くしなさそうな男性が妻を欺いていた時こそ、女性としては余計に許しがたいのかもしれません。不倫相手の正体を知って愕然「夫の行動が怪しくて、不倫しているんだろうな…とはずっと疑っていたものの、不倫相手の正体が判明して愕然としました。なんと私の友達だったんです。しかも彼女も既婚者なので、W不倫でした。単なる浮気ならまだ許せたかもしれませんが、相手が私の友達だったというのがどうしても許せませんでした。ほんの遊びのつもりだったようですが、私は即離婚を選択。ちなみに不倫相手だった友人も夫から許してもらえず、離婚されたみたいです。当然の報いですね」(彩/34歳)夫の不倫…という事実だけで十分許しがたいのに、さらに不倫相手が自分の知っている人物だった…と知ったときの妻の心の傷は、一体どれほどのものでしょうか。家族を大切に思う気持ちがあり、夫婦生活を維持したいのであれば、軽はずみに妻を傷つける行為をしてはいけません。2回目はない、と約束したのに「夫の不倫が原因で離婚しました。不倫したのは初めてではなく、2回目だったんです。数年前、最初の不倫がわかった時に、彼は『もう一生裏切らないから許してほしい』と言って土下座までしたんですよ。それなのに懲りずにまた不倫。約束を破ったことが許せず、離婚を決めました」(沙良/33歳)一度不倫を許してもらえただけでも妻に感謝すべきなのに、約束を破って再び妻を裏切るなんて、愛想を尽かされても仕方がないかもしれません。どんなに器が広く、優しい女性でも同じ過ちを何度も許してはくれないでしょう。「夫の不倫を絶対に許さない」と決めた妻たちに聞いたエピソードを紹介しました。不倫をする男性の多くは、「妻にバレなければ問題ないだろう」という軽い気持ちで不倫に手を出してしまうといいます。しかしバレてしまった時、仮にたった一度の過ちだとしても、許してもらえない可能性は大いにあり得ます。離婚後にどんなに後悔をしても、あとの祭り。一時の誘惑に負けて、本当に大切なものを失うことのないようにしたいですね。©Shisu_ka/Adobe文・小泉幸
2024年04月28日夫が若い女と不倫していると知ったら、怒りが湧くのと同時に「なんとかして別れさせたい」と思いますよね。今回は夫の不倫相手に反撃し、無事夫と不倫相手を別れさせることに成功した話を紹介します。医師の弟に「夫の不倫」を相談したら…▽ 本当に、この不倫相手の女性の変わり身の早さといったら……あきれてしまいますね。
2024年04月28日いい思い出がたくさんある恋愛もあれば、思い出すのも嫌になるような恋愛もあるでしょう。好きになってのめり込みすぎてしまうと、冷静な判断ができなくなるようなケースもあるかもしれません。そこで今回は、“女性たちが今では後悔している恋愛体験”についてご紹介します。借金の肩代わりをさせられた「付き合って数か月が経った頃に“実は借金があるからお金を貸してほしい”と言われました。ちょうどボーナスが出たときだったし、すごく好きな人だったから、深く考えずに貸してしまいました。その彼とは別れてしまいましたが、結局お金はほとんど返ってきていません」(30代・女性・デザイン関係)お金の問題で揉めるようなことがあると、一気に信頼関係は崩壊するもの。いくら恋人同士であっても、お金の貸し借りを簡単に行ってしまうのはリスクが大きすぎます。お金にルーズな人と一緒にいると巻き込まれてしまうケースもあるので、深い関係になる前に見極めることも大事ですね。彼が無職になり、依存された「彼氏が会社を辞めて無職になったので、しばらく私の家で暮らすことになったんです。でも、いつまで経っても新しい仕事を見つけないし、お金も一切払わない…。完全に依存されてヒモのような状態が1年近く続きました。今だったらすぐに追い出していますね」(20代・女性・IT)相手に依存しすぎるような関係性を続けると、いずれは重荷に感じてしまうでしょう。だからこそ、好きだからといって何でもやってあげてしまうのは自分にとっても相手にとっても良くないことかも。ダメなことはダメだとはっきりと断らないと、どんどん依存度は高くなっていく一方です。不倫に4年間も費やした「若い頃、上司と不倫関係になりました。妻とは別れると言うから信じて待っていたのに、一向に別れる気配はなし。そのまま2年くらい関係が続き、“もう終わりにしよう”と言ったら、“今別れる話をしているところだから”って…。そこからさらに2年が経ち、さすがに無理だと思って終わりにしました。本当に時間をムダにしました」(30代・女性・不動産関係)不倫は泥沼にハマっていくと、簡単には抜け出せなくなる危険性も大。ズルズルと関係性を続けていると、大切な時間をムダに費やして後悔することになるだけです。不倫によって失うものはいろいろとあるかもしれませんが、時間は取り戻すことができないので一番大きな代償とも言えるでしょう。「君しかいない」を信じてしまった「彼の浮気が発覚し、“本当に反省している。二度としない”と謝罪をされて許してしまいました。その1年半後にまた浮気をされ、別れようとしたら“俺には君しかいないんだ”と懇願され、また許してしまい…。最終的に4回も浮気をされて別れました。実際はもっと多いのかも。本当に自分もバカだったと思います」(20代・女性・ネイリスト)浮気をした後に反省をしている姿が見て、許してしまうこともあるでしょう。ただ、「君しかいない」「二度としない」「反省している」などの言葉を簡単に鵜呑みにするのはおすすめできません。浮気をする男性や遊び慣れている男性は口がうまいことも多いので、丸め込まれないように注意は必要ですよ。後悔するような恋愛をしないためにも、相手がどういう人なのかをきちんと見極めることは大切。“好き”という気持ちだけで突っ走ってしまわないように気をつけてくださいね。©maroke/Adobe Stock ©maru54/Adobe Stock文・山田周平
2024年04月27日不倫をした経験がある女性に話を聞くと、「不倫なんてしなければよかった」と語る人は珍しくありません。不倫によって多くのものを失った…というのはよく聞く話ですが、それだけでなく、一生消えない心の傷を負うこともあるようです。不倫経験のある女性に聞いたエピソードを紹介します。心の傷が一生癒えない「20代の時ずっと不倫していましたが、5年前に別れました。妻と離婚して私と一緒になる約束だったのに、結局妻が妊娠して、私はあっさり捨てられたんです。私はてっきり彼が結婚してくれるものと信じて待っていたし、『早く子どもが欲しいね』と話していたんです。それなのに妻との間に子どもを作るなんて…。完全に男性不信になってしまい、いまだに立ち直っていません。このまま一生誰のことも好きになれない気がしています」(あすか/35歳)既婚男性がよく言う「いつか妻と離婚する」という言葉を鵜呑みにしてはいけません。待ち続けた結果捨てられてしまい、貴重な時間を無駄にしてしまった…という女性が多いです。また不倫はドラマティックな分、別れた後の心の傷もそれなりのもの。不倫相手と別れて何年も経っているのに、心に負った傷がなかなか癒えないということがあるようです。不倫相手の子どもを出産「不倫相手との間に子どもができて出産し、今はシングルマザーです。子どもを産んだことは全く後悔していませんが、まさか子どもには『あなたのパパは不倫相手だったの』とは言えないので、この先も一生隠し続けないといけません。実は最近、ママ友の間で、私が昔不倫をしていた過去が噂になっているみたいで…。将来、子どもが周りから何か言われるようなことがあったらどうしよう…と不安です」(奈緒/36歳)不倫をしていた過去が一生つきまとい、苦しめられるケースもあります。子どもには何の罪もないので、絶対に子どもを傷つけることのないようにしてほしいですよね…。また不倫相手の子どもを妊娠した女性の中には、究極の選択を迫られ、子どもを諦めなくてはならなかった人もいます。そうなると一生消えない心の傷を負うこととなってしまいます。不倫相手の妻に恨まれて…「以前、既婚男性と付き合っていたことがあります。将来がないことはわかっていたので、私も本気というほどではありませんでした。ところが別れた後に、なぜか不倫が彼の奥さんにバレてしまったんです。インスタのアカウントも突き止められてしまい、その後、妻からストーカーレベルの大量のDMが毎日送られてきました。さらには、私の知人のアカウントにもDMして、私が不倫していたことをバラしていたみたいです。もう彼とはとっくに終わっているのに、あまりにも妻の執着心がすごいので、私もメンタルにダメージを受けてしまいました…」(瑠衣/32歳)不倫は、関係が終わってしまえばなかったことにできる…と思ったら大間違い。例え過去のことだとしても、妻からすると許し難いでしょう。不倫を知った妻が、不倫相手の女性に復讐しようとするケースも決して珍しくありません。このように、一度不倫をしてしまうと、別れた後も永遠に過去に苦しめられるケースが後を断ちません。時計の針を巻き戻すことは絶対にできないので、「不倫なんてしなければよかった」とどんなに悔やんでも、過去は変えられないのです。やはり安定した幸せを手に入れるためには、既婚者ではなく、普通の男性と恋愛をするべきです。©Marco/Adobe文・小泉幸
2024年04月27日同じ職場の人と不倫している人って、意外といるようですよね。今回は「奥さんと離婚間近」の上司と不倫した結果妊娠し、妊娠を伝えようと思っていたら、上司に予想外のことを言われた話を紹介します。妊娠が発覚し、不安ながらもうれしい気持ちだったけど…▽ その後、子どもはどうしたのか……気になりますね。
2024年04月27日不倫は罪深い行為です。もし及んでしまったのなら、それ相応の代償を払うことになるでしょう。代償の払い方というのも人それぞれ違います。そこで、今まさにその状況にあるという男女に、“絶望的な現在”について語ってもらいました。養育費のため働き詰めに「4年前、私の不倫により妻と離婚をしました。もちろん私が悪いため、慰謝料を払い、子どもの養育費を払うことを約束。弁護士を通してしっかり書類を作って契約を交わしました。その後、社内不倫だったこともあり、会社に居づらくなって退職。転職したはいいものの、そこの給料が低く、養育費を払うために夜も別のところでアルバイトをしなくてはならなくなりました。そんな生活をもう2年以上続けています」タカシ(仮名)/31歳昼も夜も働き詰めの生活。子どもが自立するまで続くのかと思うと、なかなかつらい状況だと言えるでしょう。子どもから「会いたくない」と言われ「以前、家庭があるにもかかわらず、私はある男性を好きになり不倫をしてしまいました。その際、子どもをほかに預けるなどして出かけ、育児が疎かになり、離婚の際に親権が夫側にわたってしまいました。でも、月に1回は会えるという条件だったので、その日を楽しみに生活。そしていざ、約束の日を迎えたときです。なぜか夫しか現れませんでした。“あの子が会いたくないと言っている”と言うのです。そんなはずはないと電話で子どもと話をしましたが、“会いたくない”とハッキリ言われてしまいました。子どもの気持ちが落ち着くまで様子を見ようということですが、いまだに会えていません」マイ(仮名)/29歳子どもが会いたくないと言うのならば、強制はできません。自分の犯した罪がそこまで深かったということを痛感したことでしょう。生活が落ち着いたところで慰謝料請求「私の友人が職場の上司と不倫をして、それが原因で離婚をしました。離婚後は身辺がバタバタしてかなり大変そうでした。ひとり暮らしを始めて2年ほどして、ようやく生活も落ち着いたであろう頃です。友人から連絡があり、“不倫相手の妻から慰謝料を請求された”と報告を受けました。なんでも相手方の怒りが収まらなかったらしく、慰謝料請求が時効を迎える前にそういった手段を取られたそうです。その結果、再び友人の生活が不安定になってしまっています」リョウコ(仮名)/30歳慰謝料の請求には時効があります。そのあいだはいつ請求が来るか分からない状態ということ。気の休まらない時間が続きます。妻からの条件をのむしかない生活「3年前に、つい出来心で女性と関係を持ってしまい、それが妻にバレてしまいました。離婚をしたくなかったので、妻の条件を受け入れる形で許してもらったのですが……その条件というのが、“LINEをいつでも見られる状態にすること”“お小遣い制にすること”でした。今は、家ではスマートフォンはロックをかけず、妻は見放題。お小遣いもギリギリで、どこにも遊びにいけません。正直、何を楽しみにすればいいか分からない状態が続いています」ゲン(仮名)/34歳軽率な行動により、自由を制限される生活となってしまったようです。離婚を選ばないのであれば、妻の許しがあるまで受け入れるほかないのでしょう。“不倫した男女の絶望的な現在”をご紹介しました。どなたも悲惨な現状を迎えているようです。過ちを犯したことは確かですから、しっかり受け入れて再生への道を歩んでいくしかありません。©milatas/Adobe Stock ©naka/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月25日真琴さん(仮名・28歳)は、就職後しばらくして父親を亡くしました。遺品の整理中、スマートフォンに残っていた不倫相手と思わしき女性とのメールのやり取りを見つけてしまったのだそう。いったん封印したものの、2年後にその女性から「渡したいものがある」というメールが届き、直接会うことに…。相手は、サチコさん(仮名)という60代の女性。父親が用意していたという真琴さんへの就職祝いを受け取ったそうですが、その後どうなったのでしょうか。女性と父親の関係「サチコさんから父親との関係について話を聞きました。父親とは仕事関係で知り合い、10年以上の付き合いだったそうです。知り合ったとき、すでにサチコさんは夫を病気で亡くしていました。サチコさんには、私と同じ歳くらいの娘がいるらしく、女性二人での生活は何かと大変だったそう。それで、同じ娘を持つ立場の父にいろいろと相談をしているうちに、親しくなっていったとのことでした。深くは聞きませんでしたが、やはり不倫関係だったのだと思います」「渡すときに取りに来る」と言ったきり…「サチコさんから受け取った、父からの就職祝いのプレゼントを開けてみると、中にはペンのセットが入っていました。父は私の就職をとても喜んでいて、サチコさんに付き合ってもらい、職場で使えるようにと購入してくれたようでした。プレゼントをいったんサチコさんに預け、“娘に渡すときに取りに来る”と言っていたそうですが、結局そのまま亡くなってしまったんです。私は就職と同時に実家を出てひとり暮らしを始めましたが、そのことについて“寂しい”とこぼしていたそう。当時、父はまったくそんな素振りを見せなかったので意外でした。サチコさんは、“やっと渡すことができた”と安心したように言いました。ずっと胸に引っかかっていたようです。こうしたサチコさんの穏やかな人柄に、父も安らぎをおぼえたんだろうなと、なんとなく納得できました」母親からの急な電話「サチコさんと会ってから半年ほど経ったころ、母から急に電話がかかってきました。“あの人、不倫してた”と言うのです。どうやら父親のスマートフォンを見つけ、メールを覗いてしまったようでした。母はかなり怒っていて、“訴える”と声を荒げていました。私はなんとか冷静になるように言い聞かせ、“話を聞くから”と、久しぶりに実家を訪ねることにしました」「不倫相手を訴える」と言う母親に対して…「私は母に、すでに遺品整理の際に父のスマートフォンを見ていたことを伝えました。相手の女性の存在も知っていて、連絡があったことも。そして、実際に会って、父の残したプレゼントを受け取ったと報告しました。母は“あり得ない”と激怒し、“相手の女性を訴える”と言いました。母が怒るのも理解できます。信じていた夫がほかの女性と会っていたなんて、裏切り行為ですから。ただ、父が亡くなったのはもう2年も前。ここで事を荒立てては父も浮かばれないだろうとなだめました。そこで母も大人しくなり、以来、一切この件に関して触れることはなくなりましたね。サチコさんともあれきりです。今は私も結婚し、出産もしました。母は孫をとても可愛がってくれています。父の不貞のことも吹っ切れたようで、相変わらずエネルギッシュに元気でいてくれていることに安心しています」“父親の死後に不倫を知った女性の告白”をご紹介しました。不倫をしたという事実は亡くなってからも消えません。のちにこうして親子関係に不和をもたらしてしまうこともあるでしょう。真琴さんのケースは結果的に丸く収まったようですが、同じ轍を踏まないよう心掛けたいものです。©tomoco_sozai/Adobe Stock ©kei907/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月24日自分の身近に不倫をしている人がいるというケースもあるでしょう。それを知ったとき、どうすればいいか戸惑うかもしれません。真琴さん(仮名・28歳)もかつて父親の不倫を知ってしまったらしいのですが、それが少し特殊なケースだったそう。当時の状況を詳しく伺いました。父親が亡くなり、遺品を整理することに「5年前、私が就職してしばらくしたタイミングで父が亡くなりました。父はもともと持病があり、病院通いをしていたこともあって、亡くなっても失意の底に沈むということはありませんでした。葬儀が終わり、実家で母と、父の遺品を整理していたときです。父の使っていたスマートフォンがあったので何気なく電源を入れてみました。すると、充電は残り僅かでしたが、開くことができました」スマホに残された不倫の形跡「パスワードも設定されていなかったので、そのまま中を覗き、なんとなくメールを開いてみました。すると、知らない女性の名前があったんです。頻繁とまではいきませんが、多くやり取りをしているようでした。メールの内容も、さほど感情が込められたものではありませんでしたが、会っているような形跡はあり、もしかしたら男女の関係のあった人なのかな…という印象を受けました。私の母は、ヒステリックで口うるさいタイプ。私も衝突することが多く、正直あまり好きではありませんでした。父に対しても邪険に扱っている姿を見ており、たまに可哀そうに思うことも。なので、父にそういう女性がいたとしても仕方ないのかな……と思ってしまって。事実は定かではありませんでしたが、このことは母に伝えず封印することにしました」2年後に知らない女性からメールが…「父の死から2年経ったころ、私のSNSのアカウントに知らない女性からDMが届きました。丁寧な挨拶が添えられ、“お父様と親しくさせていただいていた”との内容があり、父のメールの相手の女性だと察しました。そこで、“お渡ししたいものがある”と言うのです。なんでも、それは父から預かっていたものだそうで、送付でも直接渡すのでも構わないとのこと。父の死から時間も経過していたし、どんな女性かも気になったので、私は直接会って受け取るほうを選びました」女性から受け取ったもの「ある駅の近くにあるファミリーレストランで待ち合わせをしました。女性は60代で、名前はサチコさん(仮名)。穏やかな雰囲気の小柄な方でした。サチコさんは、父から預かっていたものをどうしても私に渡したいと思っていたそう。どうしたらいいのか分からず、知り合いに相談したところ、SNSを通じてメールを送ってみるのはどうかと言われたのだそうです。“遅くなって申し訳ありません”と言われ、そのものを差し出されました。手に乗るくらいの大きさの、包装されたものでした。それは、父が私のために用意した就職祝いのプレゼントでした。こんな経緯で父からのプレゼントを受け取ることになるとは……と、感慨深い気持ちになりましたね」“父親の死後に不倫を知った女性の告白”をご紹介しました。まさか父親の死後にそんな事実を知ることになるとは思わなかったはず。時間が経過しているからこそ、冷静に受け止められたのかもしれませんね。©polkadot/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月24日不倫はパートナーを裏切る行為。罪深い行為であり、いつかは相手にもバレて、痛い目を見ることになるでしょう。それが発覚するキッカケは、思いがけない人物からの密告による場合もあります。そこで今回は、“不倫発覚につながった意外な密告者”について、経験のある男女に話を伺いました。親友が呆れ果てた末に「元夫には、親友と呼べる友人Aさんがいました。私も何度も会ったことがあり、親しくしていたんです。ある日、Aさんから電話がかかってきました。内容は、夫の不倫を告げるもの。実は以前から知っていて、何度も止めたそうです。それでも夫は関係を続けたため、呆れ果てたAさんは、私に報告することを決めたそうで、なぜか“申し訳ない”と謝られました。その後、夫を問い詰めて、Aさんに聞いたと伝えるとあっさり不倫を認め、離婚となりました」アイ(仮名)/30歳親友として悪事を見過ごすことができなかったのでしょう。悪いことを悪いと指摘できるのが、親友。友人の行動は間違っていないはずです。隣人からの手紙「ある日、ポストを覗くと手紙が入っていました。何も書いていない封筒に1枚だけ紙が入っていて、パソコンで打ったと思われる短い文章で“〇月〇日に夫が女性を部屋に入れていた”という内容が書かれていました。その日はちょうど私が実家に帰省していたときで、信憑性を感じましたね。そのあと夫のスマートフォンを覗くチャンスがあり、LINEを見て女性とのやり取りを発見。私がいなかった日に、会う約束をしていました。あの手紙が誰から届いたのかはわかっていませんが、おそらくマンションの隣の部屋の人からだったのではないかと思います」アキコ(仮名)/33歳近くで生活していると、隣の部屋の様子も目につきやすいもの。見かけない女性を家に入れる現場を目撃して、見過ごせないと思ったのかもしれません。義母から申し訳なさそうに「数年前のある日、急に義母から、“今から行ってもいい?”と電話がありました。家にやって来て、申し訳なさそうに“息子には他に女性がいるかもしれない”と言われたんです。夫が実家に戻ってきたときに、部屋から電話での会話が聞こえたそう。相手は明らかに女性で、内容も男女の深い関係を匂わすものだったらしく…。“間違っていたらごめんなさい”と言われましたが、なんとなく私にも思い当たる節がありました。その夜、夫を問い詰めました。最初は否定していましたが、“じゃあLINEを見せて”と言うと急に黙り、不倫を事実だと認めました」ユキ(仮名)/29歳夫は実家で気を抜いていたんでしょうか。まさか身内から密告されるとは思ってもいなかったかもしれません。子どもの何気ない会話から「以前、私は不倫をしていました。ある日、実家に預けていた息子を迎えに行くのに、途中まで不倫相手の彼の車で送ってもらったときのこと。彼の車は海外製の少し珍しいタイプのスポーツカーだったのですが、そこから降りるところを、息子が偶然見かけてしまったようなんです。そしてその夜、夫がいるところで、“ママがに乗っていた”と車種を特定して言ってしまったのです。息子はちょうど車にハマっている時期で、車種を認識していたようで…。その場はごまかしましたが、夫は疑っていたようです。SNSから私の知り合いを探り、その車に乗っている人物を見つけ出して、不倫が暴かれてしまいました」ナオ(仮名)/31歳息子にとっての何気ない発言が、不倫発覚のキッカケとなってしまったんですね。そもそも実家へ子どもを迎えにいくのに、不倫相手に送ってもらったこと自体が間違いだったのでしょう。“不倫発覚につながった意外な密告者”をご紹介しました。世のなか、誰がどこで見ているか分かりません。不倫は思いがけないところから発覚してしまう場合もあります。誰にも見つからないことなど絶対にないと思うべきなのでしょう。©polkadot/Adobe Stock ©ponta1414/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月23日玖美さん(仮名・28歳)の会社の先輩である明智さん(仮名)は、既婚者でありながら女性を誘う軽薄なタイプだったそう。しかし離婚届の写真を見せられて、独り身になったことを信じた玖美さんは、明智さんと交際を始めます。ところがその後、偶然知り合った明智さんの友人・サキさん(仮名)から、離婚届が捏造されたものだと知らされることに。知らないうちに不倫に足を踏み入れてしまった玖美さんは、その後どうなっていったのでしょうか。離婚届は偽物だった「サキさんと別れたあとで、明智さんにサキさんから聞いた話が事実かどうか問い詰めました。明智さんが笑ってはぐらかそうとするので腹が立ち、真剣に尋ねているのだと強く訴えたところ、明智さんは呆れように、“引っかかるほうが悪い”と言ったのです。“よく見れば分かったはずだ”と完全に開き直っていました」慰謝料を請求すると言われて…「明智さんに離婚をしたと嘘をつかれていたとはいえ、不倫をしたという事実は消えません。罪悪感に苛まれ、これからどうすべきなのか悩みました。そんなある日、知らない番号から電話がかかってきたのです。出てみると女性の声で、“明智の妻です”と言われました。夫の不倫を疑い、スマホを覗いて私の存在を知り、連絡先を調べて電話をしたとのこと。実際に関係があったのかどうかを尋ねられ、私はどう応えていいものか考えてしまい、言葉が出ませんでした。そして、精神的な苦痛を受けたとして、“慰謝料を請求します”と言われてしまったのです」不倫相手の妻との対峙「まさに、人生が音を立てて崩れていくような感覚でした。ただ、ここで相手の言う通りにしたら、本当に人生が終わってしまうとも思いました。自分を守れるのは自分しかいないと思い、頭を切り替えて、“直接お話ししたい”と伝えたのです。すると向こうが、“分かりました”と受け入れてくれました。そして後日、あるカフェで待ち合わせすることに。明智さんの妻はアユミさん(仮名)という方で、物静かな印象でしたが、やはりピリッとした緊張感を纏っていました。正直に明智さんは離婚していると思っていたと伝えたところ、“なんとでも言えます”と返されてしまったので、あの偽物の離婚届の画像を見せました。いざというときに必要かもしれないと思って、サキさんから送ってもらっていたのです」噓をついた不倫男の末路「画像を見て、アユミさんの表情が変わりました。“そういうことですか”と納得してくれた様子を見て、私はようやく肩の力が抜けましたね。“あとは私が対応します”と言われ、その数日のうちに、会社のほうにアユミさんから連絡が入ったようでした。ただ、夫である明智さんの社内不倫を訴えるに留めたようで、相手が誰であるかは明かさないでくれたようです。そのため私にお咎めはなく、ペナルティを受けたのは明智さんだけ。明智さんにはその後、異動の辞令がくだり、別の部署に移っていきました。明智さん夫婦は、それからしばらくして離婚。私も、ほとぼりが冷めて社内で誰も明智さんの話題に触れなくなったころに、会社を辞めました。でもアユミさんは私のことを気にかけてくれて、よく連絡をくれました。その後いろいろあって、現在はアユミさんの父親の経営する会社で、いい条件で働かせてもらっています」“騙されて社内不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。嘘に巻き込まれた形でしたが、彼が軽薄なタイプであることは分かっていたはず。安易に信用すべきではなかったのでしょう。©buritora/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月21日世のなかには平気で噓をついたり、人を欺いたりするような人間もいます。玖美さん(仮名・28歳)もかつてそんなタイプの男性と出会ってしまったため、悲惨な状況に追い込まれてしまったそう…。当時の状況を詳しくお聞きしました。先輩との関係「私が以前勤めていた会社に、明智さん(仮名)という先輩の男性社員がいました。明智さんはスタイルが良くオシャレで色気を感じるタイプでしたが、既婚者です。それなのに女性を誘ったりすることもあり、軽薄な部分が見え隠れして、悪い噂を耳にすることもありました。私もたまに声をかけられて飲みに行くことがありましたが、“このあとどう?”とホテルに誘ってくるんです。でも、“結婚してますよね?”とかわしていたので、一線を越えることはありませんでした」離婚届を見せられて「明智さんは話が上手で、会話していると楽しいので、以降も二人で飲みにいく機会がありました。ある日、いつものように“このあとどう?”と誘われたので、いつも通り断って席を立とうとしました。ところがそこで、明智さんが“離婚したんだ”と言い出したのです。“前から夫婦仲が悪いって言ってたでしょう?”と見せられたスマホの画面に映っていたのは、離婚届。用紙には、しっかり明智さんと妻の名前が記入され、印鑑も押してありました。本当なんだ…と驚いたのと同時に、明智さんの誘いを断る理由がなくなった私は、ホテルへと行ってしまったのです」離婚のことは公表せずに秘密の関係「ホテルに行った後から、明智さんとの交際が始まりました。ただ、明智さんはまだ職場に離婚のことは伝えていなくて、生活が落ち着いてから公表するとのこと。私も納得し、職場には内緒で付き合っている状態となりました。本当は隠れて交際したくはなかったのですが、その秘密めいた付き合いを、私自身どこかで楽しんでいた部分はありました。でも、そんな状態は長くは続きませんでした。後日二人で飲みに行ったときに、事態が急変する出来事が起きてしまったのです…」離婚届の真実「お店に入ったところで、明智さんが何かに気づきました。カウンターで一人で飲んでいた女性が、明智さんの友だちだったのです。女性の名は、サキさん(仮名)。三人で一緒に飲むことになり、テーブル席に移りました。しばらくして、明智さんのスマホが鳴り、電話のため外に出て行きました。そこでサキさんが私に、“本気じゃないよね?”と聞いてきたのです。私としては、彼はすでに離婚もしているし問題ないと思ったのですが…。なんと、その後サキさんの口から聞かされたのは、“あいつ離婚してないよ”と言う言葉でした。そこで、“離婚届を見た”と伝えると、サキさんがスマホを操作し“これでしょう?”と離婚届の画像を見せてきました。この離婚届は、友だち数人で集まった際にサキさんが冗談で書いたものだそう。私はそれを聞いて、一瞬意識が遠のきました。私は、離婚したという明智さんの嘘を信じ、知らないあいだに不倫をしてしまっていたのです…。自分の浅はかさに、後悔してもしきれません」“騙されて社内不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。冗談で書いたものであったとしても、許されざる行為。以前から悪い噂がある人だと分かっていた男性相手ですから、彼女も関わるべきではなかったのでしょう。©milatas/Adobe Stock ©oka/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月21日病院に勤めている助産師の沙和さん(仮名・38歳)。結婚当初から子どもを望んでいたものの結局授からず。その影響で夫(哲也さん・仮名・40歳)との関係も冷めていくばかり。そんな時、病院に通院する患者さん(芹花さん・仮名・25歳)の夫(晴人さん・仮名・26歳)に一目惚れしてしまって。沙和さんからのアプローチで、二人はやがて不倫関係に。しかし、ある日突然彼に別れを告げられてしまいます。突然不倫相手に捨てられてしまった沙和さん。夫婦仲は冷めきっていたけれど、夫に不倫がバレていなかったので、とりあえず元の生活に戻ることにしたのだとか。職場は大混乱…騒ぎを起こしていた意外な人物とは…?「翌朝、職場は大騒ぎになっていました。とある女性(敏子さん・仮名・51歳)が『こちらで娘が出産したら、助産師に夫を略奪されたのよ』と先生に怒鳴り散らしていて。ふと目が合うと『どう責任を取るつもり!』と私に迫り来る女性…それはよく見ると元不倫相手の妻の母だったのです。さらに『娘の出産に立ち会っていたのに、その夫とよく不倫なんてできたわね』と怒り心頭。敏子さんは偶然私たちのデートを目撃した様子で…それをスマホで撮影して、証拠写真を片手に私の職場に乗り込んでいました」沙和さんは急に不倫相手が別れを告げてきたのは、敏子さんに不倫がバレて、家庭に戻るよう説得されたのだと悟ったそう。「敏子さんが職場にやって来たことで、先生や同僚に不倫がバレてしまいました。その場で、先生に『君はもうここに来る資格はない』『患者さんの夫と不倫なんかして…病院の信用問題にかかわる』と叱責されて。職場に居づらくなった私は、そのまま退職することに。でも、理由が理由なので、すぐにこの事実を夫に言い出せずにいました」帰宅するとリビングにある親子が座っていて…驚きのその正体とは…?「ある週末私は一人で買い物へ出かけました。帰宅すると、ある親子がリビングに座っており『君の知り合いだろう』と夫が話しかけてきて。そのタイミングで女性は『沙和さんが夫に「何かあったら個人的に相談にのります」とメモを手渡していたそうで…子育ての悩みを聞いてほしくて家に来ちゃいました』とニヤリ。なんと彼女は息子を連れた芹花さんだったのです。私と晴人さんが不倫していると母に聞かされ、自ら家に乗り込んできた様子。芹花さんは私が彼に手渡したメモを持参しており、それを見た夫が『沙和が相手を誘惑した証拠だな』と冷たく言い放ちました」悪い流れはさらに大きな波となって沙和さんに襲いかかります。「続けて芹花さんは『すぐにでも夫と離婚して、晴人さんと再婚しうちの息子を我が子として育てたいと言っていたそうじゃないですか』とダメ押ししました。ああもう何もかも終わりだ…と思った瞬間、彼女のスマホが鳴り出して。スマホの画面を見ると『ちょうど迎えが来ました』と言って芹花さんは玄関へ。そこに姿を現したのが彼女の母の敏子さん…うちの夫に『これが不倫の証拠写真です』と言ってスマホを見せたのです。その後、怒り狂った夫に離婚を言い渡されました」時を同じくして、沙和さんは体調を崩してしまったのだとか。「不倫がバレたこともあり、最初はストレスからくるものだと思っていました。でも、ひどい吐き気は一向に収まらず病院へ行くことに。診察の結果、私は妊娠していて…元夫とはセックスレスだったので晴人さんの子どもに違いありません。彼と別れている以上、私一人で育てるしかないと決意。夫に慰謝料を請求されているのですが、身重の体で働くことは難しくて。実家を頼ろうにも、元不倫相手の子を妊娠したなんて両親に言えるはずもないので帰ることもできず…。落ち着いたら両親には、哲也さんと離婚したとは伝えるつもりです。貯金を切り崩しアパートに住んでいますが、出産費用は高額なのでお金がどこまでもつか不安でたまりません」不貞を働いたことが原因で何もかも失った沙和さん。相手の家庭を壊すようなことをしたのだから、巡り巡って悪いことばかり起きても当然の報いと言えるのではないでしょうか。一時の感情で、むやみに不倫に走らないようにしましょう。©aijiro/Adobe文・菜花明芽
2024年04月20日結婚しているなら誰かにときめきを感じても、その気持ちを内に秘めるべきなのではないでしょうか。今回は、助産師として勤める病院に通う妊婦の夫に一目惚れしてしまい、自らアプローチした結果不倫関係に陥った38歳既婚女性のエピソードをご紹介します。子どもは授からなかったものの…助産師の仕事に誇りを持っていて沙和さん(仮名・38歳)は結婚しているにもかかわらず、現在とある既婚男性(晴人さん・仮名・26歳)とW不倫しているそうです。なぜ、沙和さんは不毛な恋に走ってしまったのでしょうか。「私は、夫(哲也さん・仮名・40歳)と二人暮しをしています。結婚当初から子どもがほしかったものの、残念ながら授かることはありませんでした。その影響もあってか、徐々に夫婦仲も冷めきってセックスレスが続くことに。仕事は病院に勤務する助産師をしており、新しい命の誕生を目の当たりにする度、この仕事をしていて良かったと思います」自分の仕事に誇りを持っている沙和さんが、この後不倫に陥るとは思えないのですが…。「ある患者さん(芹花さん・仮名・25歳)が夫を連れて病院にやってきました。彼を一目見て心奪われて…私の好みのタイプそのものだったのです。夫への愛が薄れゆく中、また誰かに恋心を抱く日が来るなんて思ってもみなくて。彼を特別な笑顔で出迎えたり、何かにつけてボディタッチをしたり、徐々に晴人さんと距離を縮めることに。芹花さんがトイレに行っている隙に、連絡先に加えて『何かあったら個人的に相談にのります』と書いたメモをそっと彼に手渡しました」すぐに晴人さんから連絡はなかったものの、それは沙和さんの想定の範囲内だったと言います。「そう簡単に既婚者の彼が私になびくとは思っていませんでした。でも、ある時期がきたら晴人さんから連絡がくるだろうと確信はしていて。芹花さんは予定日の前日に陣痛がきて…出産に夫である晴人さんと芹花さんの母(敏子さん・仮名・51歳)が立ち会うことに。もちろん私も助産師としてその場に居合わせて…無事男の子が誕生。周りは歓喜に包まれて…私自身子どもに恵まれなかったので、芹花さん夫婦を羨ましいと思いながら見ていました」この後、割と早い段階で晴人さんから連絡が入ったのだとか。「私が予想していたタイミングで彼から電話がありました。芹花さんと息子はすでに退院しており、現在は自宅で子育ての真っ最中。初めての育児にてんてこ舞いで、夜泣きもひどく妻がイライラする時期なので、晴人さんに助けを求められると踏んでいたのです。最初はただただ相談にのっていたものの、少しずつ『仕事で疲れているのに晴人さんも大変だね』『いつも頑張っているよね』と彼の気持ちに寄り添うことに。妻より私の方がずっとあなたを理解しているとアピールして…彼の心を掴み、やがて私たちは不倫関係になりました」沙和さんは自身も既婚者だと晴人さんに告げていたそう。彼は心満たされたい一心で、W不倫になっても構わないと考えていたのではないかと話します。「不倫関係にあるのに私たちは堂々とデートしていました。芹花さんは子育て中で自宅にいるし、私の夫も仕事が忙しいし、二人でいるところを誰かに見られる心配がなかったからです。私は見た目に気を遣い彼と会う前に必ず美容院で、メイクとヘアセットをお願いすることに。すると晴人さんは『妻は最近化粧もしていないし髪もボサボサで…それに比べて君はいつ見てもきれいだね』と褒めてくれました」デート終わりに沙和さんの自宅に寄って、二人はカラダを重ねていたのだとか。不倫相手に突然別れを告げられて…彼が発した衝撃的な言葉とは…?「ある日、晴人さんから電話がかかってきました。出るなり『やっぱり息子がかわいいから、俺は家に戻るよ』『これからはいい父親、いい夫になる』と言い出したのです。私は晴人さんに離婚を迫っており、自らも夫と別れ、ゆくゆくは彼と再婚しようと考えていて。彼の息子を実の子として育てるとまで決心していたのに…。頭が真っ白になり私が何も言えないでいると、晴人さんは一方的に電話を切ってしまいました」訳も分からず不倫相手に捨てられてしまった沙和さん。お互い既婚者と承知の上で付き合っていたのだから、望み通りの結果にならなくても仕方ないのではないでしょうか。©kapinon/Adobe文・菜花明芽
2024年04月20日有紗さん(仮名)は4年前、当時別の女性と結婚していた夫と不倫の末、妊娠を機に結婚しました。義母が息子の略奪婚を認めないことから、義実家との関係は必要最低限の交流にとどまっていたそう。しかしある日、息子の前で不倫について糾弾された有紗さんは、義母との対立が息子に悪影響を及ぼすことを恐れ、絶縁を決意。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、略奪婚をした30代女性の悲劇的な結末をお届けします。「不倫って何?」と興味を持つ息子義母から不倫の過去に関係する暴言を吐かれた有紗さん(仮名)は、帰りの車の中で息子から「不倫って何?」と聞かれ、答えに困ってしまったそう。有紗さんに対する義母の剣幕がすさまじかっただけに、息子はそんな義母の態度に怯えている様子も見せていたそうです。「息子からの“不倫って何?”の質問には、その場では適当にはぐらかしたのですが、何度ごまかしても息子は納得していない様子でしたね。その日、家に帰ってきた夫にも同じ質問をしていて、夫もはぐらかしていました。子どものことだから、義母とのその日の出来事はそのうちに忘れてくれるだろうと、そのときはあまり気にしていなかったのですが、数日経って再びこの件で我が家に問題が発生したのです」数日後、息子の幼稚園から有紗さんに連絡が入りました。息子が先生や友だちに「不倫って何?」と聞いてまわっているという話があり、幼稚園側も困惑している様子だったとのこと……。幼稚園やママ友にも略奪婚の経緯を知られ…「担任の先生からは、息子が幼稚園で“おばあちゃんがママに、また不倫しているんじゃないの?って聞いていた”という話をみんなにして回っていると聞かされ、私は頭が真っ白になりました。園長先生まで電話口に出てきて、“他の子たちに影響が及ばないよう、家庭でしっかり指導してくださいね”と言われてしまい、その場では“はい”と返事をして、幼稚園からの電話を切りました」しかしそれからすぐに、有紗さんは先生やママ友から距離を置かれていると感じるようになり、ママ友たちも全員が、子どもづたいに事の顛末を聞いたのだろうと察するような、よそよそしい態度に変わっていったとのこと。有紗さんは幼稚園で、だんだん肩身が狭くなっていったそうです。「そんな毎日に私がうんざりして、最終的には幼稚園に通いづらくなり、別の幼稚園に移ることに決めました。事情を知らない息子は、先生や友だちと離れるのが嫌だと何日間も大泣きしていたのがツラかったです。過去の不倫について、自分が責められるならまだしも、それが息子まで苦しめてしまったことを心苦しく思っています。いまさら過去を消すことはできないからどうしようもないのですが、不倫からの略奪婚でなく普通の結婚だったら、私も息子もこんな思いをすることはなかったんだな……と思うと、自分が過去にしたことの罪の重さを、今になって痛感します。義実家と距離を置いたとしても、これから先もきっと義実家は私を認めないでしょうし、これは一生ついて回る話なのだなと、現実を受け止めているところです……」不倫をしているときには、略奪婚に成功すれば幸せな毎日が待っていると錯覚しがちです。しかし、結婚をしたからといって過去が帳消しになるわけではありません。人の道に外れる行為をすれば、その先長い期間にわたって、その罪を背負って生きていくことになるのでしょう。©yamasan/Adobe Stock文・並木まき
2024年04月19日略奪婚をした女性は、結婚してから何年経っても、義実家から認めてもらえないケースも珍しくありません。子どもが生まれて表面的には穏やかな家庭を築いているように見えても、略奪婚の過去が重くのしかかっていることも……。メンタル心理カウンセラーの並木まきが、略奪婚による厳しい現実に直面した30代女性のエピソードをお届けします。義実家が認めてくれないまま何年も経過有紗さん(仮名)は4年前に、妊娠を機に結婚。夫は当時、別の女性と結婚していたために有紗さんとは不倫関係でした。有紗さんの妊娠については関係者間でドロ沼の様相で揉めたものの、最終的に夫は当時の妻と離婚して、有紗さんと再婚したそうです。「私は略奪婚をした背景があるので、最初からずっと義実家によく思われていません。現在でも、必要最低限の交流にとどまっています。でも、義父母ともに孫のことはかわいがってくれていて、息子も懐いているので、義実家には息子だけで定期的に泊まりには行っていたのです。ところが、いつものように息子だけが義実家に泊まりに行ったある日を境に、義実家と私の関係はさらに悪化し始めました」その日は、義実家に泊まりに行く息子の迎えをいつも担当していた夫が忙しく、仕方なく有紗さんが向かうことになったのだとか。有紗さんは、義母と普段からほとんど会話がなく、会えば毎回何かしら不倫や略奪婚の過去に絡めて嫌味を言う義母を、なるべく避けていたそうです。「短時間とはいえ義母と顔を合わせなくてはいけないので、“今回も何か言われるんだろうな”と憂鬱な気分で義実家へと向かいました。案の定、その日もすぐに“服装が派手すぎる、母親がする格好じゃない”“また不倫してるんじゃないの?”などと暴言を口にしてきました。いつもなら我慢をするのですが、その日は息子の前で言われたので、私も腹が立って。義母に“やめてください!”と、大きな声で言い返したんです。すると義母はヒートアップして、私に対して“不倫女!略奪しておいて図々しいのよ!”などとさらに暴言を吐いてきて、収拾がつかなくなりました」義母と絶縁する決意このまま義母と一緒にいても息子に悪い影響が出るだけだと感じた有紗さんは、怒りながらすぐに義実家を後にしたそうです。しかし帰りながら、「不倫の過去は、何年経っても消えないのだな」と深く落ち込んだと言います。「世間的に後ろ指をさされることをしたのは自分なのですが、すでに結婚をして子どもまでいるのに、まだ過去のことを背負わなくてはいけない現実に、吐き気がしました。結婚をした最初の頃は、義実家との関係も時間が解決してくれると思っていましたが、息子がある程度の年齢になっても義母は私の存在を認めないのです。その日の帰り道では、もう義実家とはこれをきっかけに決別するしかないのかなと考え始めていました。息子には悪いけれど、義実家と付き合っていたら私のほうがダメになってしまうなって思って……。しかも帰りの車の中で、息子から「不倫って何?」と聞かれてしまい、なんと言えばいいか、答えに困りました……」不倫の末に結婚に至った事実を義実家が知っていれば、新たに妻となった女性への心象は悪くなりやすいのも現実でしょう。時間が解決してくれて、いつかは穏やかな生活が送れると期待をしていても、義実家の態度によっては結婚後もずっと不倫の罪を背負い続ける生活を送るパターンは珍しくありません。©maru54/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock文・並木まき
2024年04月19日夫の不倫を知ってしまったら、ショックで打ちひしがれますよね。でもただ黙って見過ごすのもしんどいものです。なんとかして夫と不倫相手を別れさせたいと思いますよね。ということで今回は、妻が「夫の不倫を円満に終わらせた」話をご紹介します。「あなた以外にも不倫相手がいたの…」▽ 嘘をつくのはよくないけど、時につかなければいけないこともあったりしますよね。まぁ不倫相手の女性にとっても、別れてよかったんじゃないでしょうか……。
2024年04月18日リアル・モンスターワイフ、再び
シリーズ・モンスターワイフ
実録・ポジティブな離婚