ジェイアイエヌは6日、メガネ型デバイス「JINS MEME」のアプリ開発者向けAPI仕様を公開した。「JINS MEME」開発者向けサイトより開発環境に合わせた2種類の形式にて提供される。また、合わせてアプリのアイデアコンテスト「JINS MEME DEVELOPER IDEA PITCH CONTEST」も開始した。「JINS MEME」は、ジェイアイエヌが2015年秋頃に発売を予定しているメガネ型デバイス。同社が独自に開発した三点式眼電位センサーと六軸センサーを搭載しており、目の動きやまばたきから眠気や集中度、体のバランスなどの生体データを取得することができる。取得したデータはスマートフォン向けの専用アプリを通じて様々なシーンに応用できるという。API仕様は、「JINS MEME」開発者向けサイトにて、開発環境に合わせ「リアルタイムモード」と「スタンダードモード」の2種類の形式で提供される。「リアルタイムモード」は、ランニングやフィットネス時の動きの把握やコントローラーとしての使用など、精緻なデータを即時取得・分析する場合に適した形式。「スタンダードモード」は、ライフログなど長時間にわたるデータ取得・分析を目的とする場合に適した形式となっている。そのほか、開発者向けサイトでは、「JINS MEME」を使って取得可能なデータを解説した動画が公開されている。また、「JINS MEME 」を使用したスマートフォンアプリのアイデアコンテスト「JINS MEME DEVELOPER IDEA PITCH CONTEST」を開始。「JINS MEME」アプリ開発者向けサイトより応募が可能で、参加者の募集は1月から3月にかけて3回のラウンドに分けられている。その後、審査員による審査を経て、開発者に合計300本のベータ版「JINS MEME」が無償で提供される。
2015年01月08日税理士法人レガシィは7日、2015年の相続税改正で、相続税が初めて課せられる首都圏の一戸建てについて土地面積を算出し、その結果を発表した。同データでは、首都圏に一戸建てを所有している場合で今回初めて相続税がかかってくる土地の面積について、主要路線の駅ごとに分析・算出。レガシィが所有する累計相続実績件数(2014年12月末現在5,000件超)のデータベースのうち、過去6年間での東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県のデータベースを基にしている。前提条件は、金融資産が2,076万9,000円、その他資産が467万6,000円、債務が270万5,000円、相続人子供2人(持ち家有)の2次相続。初めて課税対象となる一例を見ると、JR中央線四ツ谷駅では3.81坪以上、JR京浜東北線大宮駅では15.77坪以上、JR高崎線上尾駅では44.90坪以上、JR中央線立川駅では13.90坪以上、JR東海道線大船駅では23.35坪以上、JR総武線船橋駅では25.38坪以上などとなっている。
2015年01月08日パナソニック システムネットワークスは1月7日、映像セキュリティ関連製品として、9メガピクセルの全方位ネットワークカメラ2機種を発表した。同製品は、屋外タイプの「WV-SFV481」と、屋内タイプの「WV-SFN480」の2機種がラインアップされている。12メガピクセルのイメージセンサを搭載し、撮影に使用されるタテ・ヨコの解像度が最大で約9メガピクセル(2992×2992画素)と、画素数が従来比で約3倍まで高められている。また、新開発のレンズにより、画像のにじみやずれなどを低減し、画質を格段に向上させている。加えて、従来のフルHDを大幅に超える高解像度の画像を、高速で連続処理する「4K Ultra HDエンジン(画像処理専用エンジン)」を搭載したことなどにより、4K(約8メガピクセル)を超える大量の画像データにおいて、画面のすみずみまで詳細に、かつ大きな画面の動きに対しても、鮮明でスムーズな画像配信を提供する。これにより、例えば店舗や各種の施設などにおいて、従来よりも離れた場所からの撮影においても、より鮮明な画像をとらえることが可能になり、カメラの設置台数を増やすことなく、より広範囲をカバーできる。そして、比較的近い距離の被写体においては、被写体のより詳しい様子や変化を分析することが可能なのに加え、ABF(オートバックフォーカス)機能によって、温度変化によるフォーカスボケを自動的に補正する。これにより、温度変化の激しい環境下でもボケのない映像を実現する。さらに、解像度が高くなったことから、より広い部屋や通路を1台でカバーできる。モニタリングにおいては、4画PTZ画面や4ストリームモードでは、4つに切り出されたそれぞれの画面について1280×960画素のHD画像を配信することができる。加えて、パノラマモードやダブルパノラマモードでは、魚眼モードにおける画面の向きやゆがみを補正し、1つまたは2つの画面により配信することができる。また、魚眼モードでは、画面全体の中で人や物の動きが見やすくなるなど、多彩な利用法に対応している。そして、ネットワーク帯域やレコーダの記録容量などに応じて、最大2992×2992画素から最小320×320画素までの用途に合った解像度を選択することが可能な他、送信するデータ容量の上限を調整できるように、固定ビットレート、可変ビットレート、フレームレート指定、ベストエフォート配信、アドバンスド可変ビットレートなどのさまざまな配信モードを搭載している。この他、全体のデータ量を低減しながら、人の通る場所など指定した領域だけを高解像度で配信することができる指定エリア画質可変機能(Variable Image Quality on Specified area:VIQS機能)も搭載しているため、8エリアまでの必要なポイントだけを高解像度とし、重要度の低いポイントでは解像度を下げて撮影することもでき、用途に応じた使い分けもできる。なお、価格は屋外タイプの「WV-SFV481」が29万円(税抜き)、屋内タイプの「WV-SFN480」が23万円(税抜き)。2月より発売する。
2015年01月08日マイナビニュースが主催するビジネスセミナー「マイナビニュースフォーラム2014 Winter for データ活用」が、去る2014年12月9日に開催された。どのセッションも意義深く、盛況であったが、特にデータ活用ができる状態を維持管理するために検討すべきポイントについて取り上げた、リアライズ 情報活用ソリューション部 部長の櫻井崇氏による「特別公開!! データ分析を支えるデータマネジメントの秘訣」と題した講演を振り返ってみたいと思う。昨今ではデータ活用が注目を集めているが、実際には「分析を行おうとしても保有データが扱える状態にない」「データの補正や整備にかなりの時間を取られる」といった課題を抱える企業は多い。○マスターデータの整備が不十分で分析できないケースが増加リアライズは、データマネジメントを通じて企業の情報活用を実現するプロフェッショナル集団だ。データマネジメントの方針策定からデータ整備、データ運用管理まで一連の支援サービスをトータルで提供しており、約700以上ものデータマネジメントプロジェクトの実績を誇っている。「企業が保有するマスターデータの整備が不十分なために、データによる分析が行えないケースはよくあります。データは足腰が基本ですから、しっかりと鍛えていなければ上手く分析が行えません」と語る櫻井氏は、最初に"なぜデータマネジメントが必要なのか"という点から解説した。○データマネジメントによる適切な管理で信頼性・整合性を確保たとえば上司から、新商品や新サービスの開発などに際して、役員会で報告するレポートの作成依頼があったとしよう。分析ツールを導入していない場合、まずはExcelやAccessなど身近なツールでレポート作成を行うことになる。しかし、いざ始めてみても肝心なデータの保存場所が見つからない、どのデータを見れば良いのか分からない、データに対するアクセス権がなかったので申請が必要になるといった、データを取り扱う上での課題が発生することは想像に難くない。また、そもそも分析をしているデータの元となる数値が正しく計測できているのか、参照するデータが正しいのか、自信をもてないケースも多々ある。このように苦労しながらも仕上げたレポートを提出したところで、上司からの「この結果で利益が出るのか」という問いには、自分でも結論に自信が持てないため「おそらくは……」としか答えられないのではないだろうか。櫻井氏は「こういう場合では、提案内容の良し悪しは勿論のこと、肝心な数字そのものに対して信憑性があることをしっかり説明できなければ、報告やプレゼンでもなかなか良い結果が得られないケースが多い」と語る。なぜ信憑性を得られる数字を出せないのかという答えは、企業におけるシステムとマスターデータの変遷に起因することが多いと櫻井氏は強調する。往々にして、古くから企業で利用されていたメインフレームではデータが一ヶ所に統合されており、格納場所が分かりやすかった。しかし、システム自体が重厚長大になりコストが増え、データ自体の修正に擁する時間が長くかかることなどの問題点を解消すべく、オープン化の波が到来。そこで、コンパクト化のニーズを満たすべく各種ノードやセッションが構築されはじめ、さまざまな場所からデータを収集する流れができた。こうして誕生したシステムと数多くのツールによって、確かに企業の利便性は向上した。だが一方で、データのキーとなるマスターデータが散在する可能性が高まり、いざデータを活用する際に、欲しい情報へのアクセスが相対的に難しくなったとも言える。「せっかく利便性の高いシステムを構築しても、これまでデータの中身に着目してこなかった故に、結果として企業は思い通りにデータを扱えない状況に陥っています。」と、企業の現状を説明した上で櫻井氏は「"システムにその処理を任せるのに先立って、データを自らの手で整理していなければ正しい情報が得られない"ということにいつ気付くかが課題だったわけです。このような背景から、最近は散在するデータをひとつの統合マスターにしたい、と言った要望が多く寄せられています」と語る。すなわち、企業内にあるデータを適切に管理し、信頼性・整合性を確保するためのデータマネジメントが今、求められているのである。○データマネジメントの実現に必要不可欠な3つのポイント「器/中身/組織・人材」データマネジメントの実現に求められる根本的なポイントとして、櫻井氏は「器(モデル)/中身(データ)/組織・人材」の3つを挙げる。まず器は、データモデルやシステムなどのメタ構造をしっかりと押さえるのに必要不可欠な要素だ。そして中身については、本当に設計図通りにデータが入っているのか、ユーザーがどのように登録しているのか、といったデータそのものを詳らかに把握することが重要となる。組織・人材は、良化した状況を継続するために必要な部分だ。一度データを整理しても、時間の経過とともにまた元に戻ってしまっては意味がない。携わる人材の運用スキルを上げ、企業の文化として落とし込まなければ、データマネジメントの継続性は担保できないのである。「弊社では人材のスキルアップはもちろん、モチベーションの維持など運用上で重要なファクターに関するプランニングを行っています。このプランニングと実践を二段階に分けて実施することで、継続的な運用に必要な組織・人材を育成することができます」と語る櫻井氏。改めて、「データマネジメントでは器と中身、そして組織・人材の3つを総合的に考えることが重要です」と強調した。ここから櫻井氏は、実際に同社が手掛けたデータマネジメントの事例を紹介した。大手ECサイト系サービスを展開する企業では、複数の開発ベンダーにて構築されたデータベースから、データ分析者が必要な情報を収集するため、調査と確認に多くの時間を費やしていた状況から、そのデータの定義情報を1ヶ所に集約することで、最適な分析環境の構築と集中管理を実現。また、分析のキーとなる主要コードの発番ルールが不明確だったため、各組織の独自ルールで発番していた状況も、組織間の運用フローやルールを整備することで、タイムリーで正確なデータ分析がしやすい環境を構築した。金融系サービスの事例では、喫緊の課題とされていた、サービスデスクが処理する膨大な申請書の整備に着手した。こちらでは、申請書の中身を見てデータを比較し、同じものは統合していく作業と並行して、新たに統合したER図に基づいてデータを加えていく仕組みを構築。これにより効率化がもたらされ、従来は紙ベースでやりとりしていた書類についても、システム上で処理できるようになりデータを取り巻く環境が劇的に向上した。櫻井氏は講演の締め括りとして"データサイエンティストは50%から80%の時間を、不正データの排除やデータの整備といった事前準備に費やしている(New York Times,Aug.18,2014)"といった世の中の状況を示唆した。そこで、本業であるデータ分析に専念できるよう、データの整備を行うこと、すなわちデータマネジメントの必要性について強調した。
2015年01月08日トニー賞5部門受賞の名作ミュージカルを全く新しい視点から再構築したトム・サザーランドの新演出版ミュージカル『タイタニック』。豪華客船が辿る歴史的な悲劇に人々の愛や希望を見出し、ドラマティックな群像劇に仕立てた。2013年のロンドンで最もチケットが入手困難と称された話題作が2015年3月、早くも日本初上陸を果たす。新演出版 ミュージカル「タイタニック」チケット情報事故の混乱の最中、冷静沈着に乗客を誘導する二等航海士ライトーラー役には注目の若手、小野田龍之介。プロダンサーを母に持ち、子役として数々の舞台経験を積んできた。2011年には「シルヴェスター・リーヴァイ国際ミュージカル歌唱コンクール&コンサート」で特別賞に輝くなど、その実力は折り紙付きだ。「群像的として描かれる新演出版では、恋人や家族への愛、夢を追う気持ちなど、登場人物一人ひとりの輪郭が見えるので、きっと心に響く役があると思う。モーリー・イェストン(『NINE』『ファントム』の音楽家)による音楽も素晴らしい。ライトーラーは史実に基づき、悲劇を生き抜く人物として描かれる。10代にして一等航海士の経験もある実力者です。仕事にプライドを持ち、乗客の安全を第一に考えている。光枝明彦さん演じる船長とのお芝居もあるようなので楽しみですね」本番を前に、2014年は環境を一新したリセットの年と振り返る。「もう一度純粋に“エンタメ愛”を見つめ直す時期に来ていた。そんな中、小さい頃から大好きなディズニーの『アリス・イン・ワンダーランド』で一年を締めくくれたことは象徴的でした。『アリス~』ではエル・ガトという明るい役でしたが『タイタニック』ではまたガラリと雰囲気が変わる。小野田龍之介の多彩な表情を楽しんでもらえると思う。いつどんな要求にも応えられる俳優をめざし、2015年も自分を磨いていきたいですね」公演は、3月14日(土)から29日(日)まで東京・シアターコクーン、4月1日(水)から5日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。チケットは1月17日(土)より一般発売開始。なお、チケットぴあでは1月12日(月・祝)18:00まで先行先着「プリセール」実施中。取材・文:石橋法子
2015年01月08日STMicroelectronicsとコンテンツの識別・管理・収益化に関する技術・ソリューションを展開するCivolutionは1月7日、デジタルコンテンツの不正共有を検出し、著作権侵害の防止に役立てるため、STのUltraHD(4K)対応セットトップボックス(STB)用SoC「Cannes/Monaco」に、Civolutionのフォレンジックウォーターマーキング技術「NexGuard」を統合すると発表した。フォレンジックウォーターマーキングは、映画、動画、その他コンテンツなどのメディア資産に独自の極小識別コードを埋め込む手法である。保護対象のコンテンツに独自のIDを分散して埋め込むことにより、コンテンツの内容と所有者の識別が可能になる。また、コンテンツの所有者と使用者間での契約コンプライアンスの遵守を目的としても使用され、もし悪用があった場合、その証明と漏洩元のリンク情報を提供する。STは、「Cannes STiH314/318」および「Monaco STiH414/418」にCivolutionの「NexGuard」を統合することにより、デジタルコンテンツの著作権侵害に対する強力な抑止策を備えた、STB用チップセットの提供が可能になる。また、「Cannes/Monaco」は、すでに限定受信方式(CA)とデジタル著作権管理(DRM)システムに対応しているため、放送やインターネットの次世代4K TVサービスの効率的な伝送が可能になっている。今回、Civolutionの「NexGuard」が加わったことにより、MovieLabsガイドラインへの適合が実現する。MovieLabsガイドラインは、4Kコンテンツの配信・再生プラットフォームに対し、映画コンテンツを保護するための暗号化処理、セキュア・メディア・パイプライン、および、ハードウェアによるルート・オブ・トラストに加え、サーバ上またはクライアント側においてビデオにセキュアなマークを付けることで著作権侵害の検出と侵害現場の特定を容易にするフォレンジックウォーターマーキング技術をサポートすることを求めているという。
2015年01月08日オムロン ヘルスケアとジェイアイエヌ(JINS)は1月7日、ヘルスケア市場のセンシングニーズに対応するため、2016年春の商品化を目指し、JINSのセンシングアイウェア「JINS MEME」をプラットフォームとした新ソリューションの開発に向けた共同プロジェクトを発足すると発表した。高齢化の進行、生活習慣病患者・予備群の増加など、ヘルスケアニーズが高まりを見せる中、豊富な生体データを"常時"かつ"手軽に"取得することのできるウェアラブルデバイスに対する期待が急速に高まっている。特に、五感の9割以上を占める頭部の24時間センシングの実現については、早い段階から潜在的な病気や怪我の予兆を察知し、積極的な健康管理の実践を目指す"先制医療"の発展を推し進めるうえで、貢献が期待されている。今回、両社は、JINSが2015年秋に発売する予定の「JINS MEME」にオムロンが保有する生体計測・解析技術を応用することで、ヘルスケア分野における新たな付加価値創造を目指し、「JINS MEME」をプラットフォームとした拡張型デバイスの共同開発を進めていくという。
2015年01月08日NECとNECプラットフォームズは1月7日、スマートフォンなどから遠隔で留守宅のペットの様子を確認できる、センサ機能付きネットワークカメラ「AtermHC100RC Wi-Fiアクセスポイントセット」を発表した。2月上旬より発売する。同製品は、スマートフォン用の無償アプリ「Atermホームコントローラー」を利用することで、外出先からネットワークカメラを簡単に操作できる。ネットワークカメラは、解像度100万画素でパン/チルト機能に対応しており、スマートフォンの操作で、部屋のほぼ全体を高画質画像で見渡すことができる。また、照度センサにより、部屋が暗くなった場合でも自動的に暗視機能が働き、部屋の様子を確認することが可能である。さらに、温度センサや赤外線リモコン機能の搭載により、留守宅の室温をスマートフォンで確認した上で、エアコンのスイッチを付けるなどの温度調節や、テレビ、照明のコントロールが可能で、寒暖に応じて留守宅のペットに快適な環境を提供することができる。そして、動体検知(カメラ映像内の動き検知)時および音声検知時に、スマートフォンに通知するお知らせ機能により、スマートフォンでアラートを受け取れる他、ネットワークカメラ本体にmicroSDカードをセットすることで、動きや音声検知時の動画や静止画を記録できる。加えて、スマートフォンのメールへ動きや音声検知時の動画・静止画を添付ファイルとして送信することも可能となっている。この他、Wi-Fi設定済みのアクセスポイントとして専用の「AtermW300P」が同梱されているため、ユーザーは所有するルータの有線LANポートに同アクセスポイントを接続するだけで、設置できる。
2015年01月08日ZMPと無線通信機器の開発・販売、システムソリューションの提供を手掛けるネクスは1月7日、自動車テレマティクスの事業分野において共同でマーケティングを開始すると発表した。ZMPが保有する車両情報を収集・解析する技術と、ネクスの通信技術・通信モジュールを組み合わせることで、車両の状態監視、走行時の音声や画像データなどの送信、新たな機能の追加におけるソフトウェアの自動アップデートなどの実現が可能となる。また、ネクスの子会社であるネクス・ソリューションズで、走行情報などから収集したデータを蓄積するサーバや、そのデータを活用し役立てるためのアプリケーションの開発を行うことで、自動車テレマティクス分野におけるさまざまな可能性を実現させることが可能であるとしている。今後、両社のコラボレーションにより、自動車テレマティクス分野における新たなニーズに応えていくとコメントしている。
2015年01月08日ロームは1月7日、M2MやIoT、スマートメータをはじめとするスマートコミュニティ構築に最適な国際無線通信規格「Wi-SUN(Wireless Smart Utility Network)」に準拠する汎用無線通信モジュール「BP35A1」の量産およびインターネットでの販売を開始したと発表した。同製品は、2014年4月よりサンプル出荷を開始して以来、電波法認証取得済みでHEMSに最適なファームウェアを搭載するなど、どのような機器にも容易にWi-SUN通信を実現できることから好評を博していた。今回、月産3万個規模の量産ラインの確立とインターネット販売に必要なドキュメント、ファームウェアなどの準備が整ったことで、1月よりアールエスコンポーネンツ、チップワンストップ、コアスタッフの3社にて、Wi-SUNモジュール本体と各種評価ボードのインターネット販売を開始する。汎用Wi-SUNモジュールのインターネット販売は業界初の取り組みとなるという。なお、「BP35A1」でWi-SUN通信を実現するために必要な情報はすべてWebサイト上に完備されており、誰でも手軽にWi-SUNを使うことができる。価格はWi-SUNモジュール本体の「BP35A1」が7500円、アダプタボードの「BP35A7」が650円、アダプタボード用留め具の「BP35A7-accessories」が250円、マザーボードの「BP359C」が7500円となっている。
2015年01月08日ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパンは7日、全国のGMS、ホームセンターおよび家電量販店における電動アシスト自転車の販売動向を発表した。それによると、2014年の電動アシスト自転車販売は金額ベースで前年比9%増となった。台数ベースでは前年比1%減。消費増税前の駆け込み需要により3月には同65%増を記録したが、その後10月までは増税後の反動減に加え、前年実績が極めて高かったことも影響してマイナス成長となり、通年では前年を下回った。台数ベースの成長が低迷している要因としては、新規需要が従来のペースで増え続けていないことも考えられるという。一方、金額ベースではチャイルドシート設定車など高額商品の販売が好調だったことから、前年比9%増となった。チャイルドシート設定車は年々増加しており、2014年は数量構成比で前年比6ポイント増の22%を記録。チャイルドシート設定車と、そうでない車種とでは、売価に1.5倍以上の開きがあり、電動アシスト自転車市場において金額ベースでの成長が台数ベースのそれを上回る一因ともなっているという。価格については、チャイルドシート設定車の税抜き平均価格自体は前年比2,000円増の11万8,000円、チャイルドシート設定が無いモデルは同7,000円増の8万6,000円となった。
2015年01月08日Glossomは1月7日、無料ウェブページレンタルサービス「@WIKI」を運営する、アットフリークスのアプリ事前登録サービス「予約@ウィキ」の提供開始に伴い、同サービスの独占販売を開始した。「予約@ウィキ」は、無料Webページレンタルサービス「@WIKI」の公式コンテンツで、スマートフォン向け新作ゲームアプリをユーザーが事前登録できるサービス。これにより、アプリのリリース前情報やリリース通知を受け取ることができる。スクリーンショットのA/Bテスト機能を搭載し、アプリ提供側は、リリース前にクリエイティブの効果検証を行うことが可能。事前登録数などの数値を管理画面上でオンタイムに確認できるほか、各種数値は登録者のデバイス別や、A/Bテストのクリエイティブ別での閲覧も可能で、数値に基づく効果的なプロモーションに活用することができる。また、同サービスとGlossomの広告商品を組み合わせることで、アプリのリリース前からリリース後まで総合的なプロモーションを実現する。
2015年01月08日ベルリン映画祭で金熊賞(グランプリ)と銀熊賞(主演男優賞)をダブル受賞した『薄氷の殺人』が間もなく日本で公開になる。郊外で起こる連続殺人と事件を追う刑事、被害者につながる謎の女の駆け引きを巧みに描いたサスペンス作品だが、監督を務めたティアオ・イーナンは「観客が参加してもらえる“生きた映画”」を目指したという。来日時に話を聞いた。その他の画像本作の物語は、1999年に中国の郊外で男の死体がバラバラに切り刻まれて複数の石炭工場で発見されたことから始まる。刑事のジャンは事件を追うが真相は解明されず、5年後に再び同様の手口の事件が起こる。すべての被害者は謎の女ウーと親密な関係にあり、ジャンは彼女に近づいて手がかりを得ようとするが、彼もまたウーに魅了されていく。本作では事件の“真相”を追うドラマと、ジャンとウーの危険な愛の行方、そして郊外都市で暮す人々の人間ドラマが絶妙なバランスで描かれる。「脚本を書く際には事件を主軸に様々な要素を加えていきました。しかし、ドラマを描きこみ過ぎるとミステリーの要素が薄まってしまう可能性もあります。ですからバランスをとりながら描いていくことが難しかったのです。殺人事件を中心に据えていますが、本当に描きたいのは愛のドラマ、人間ドラマ、社会問題でした」。そのため、監督は事件のカギを握る女ウーも単なる“魔性の女”には描いていない。「確かに彼女は邪悪な力を持っていて、人をコントロールする力があると思います。しかし、彼女にはある種の温かみを残しています。なぜ、彼女はそんなことをしたのか? そうせざるをえなかったのかを描きたかったのです。ジャンとウーの関係はミステリアスな色彩に彩られています。ふたりはミステリアスで危険だからこそ惹かれていくわけです」。本当の想いを隠したままウーに近づき、いつしか心を奪われてしまう刑事ジャンと、本心を明かすことがないウー。観客は本作の原題“真昼の花火(白日焔火)”を観るときのように、想像力をかきたてられるだろう。「完璧に料理を作って口の中に入れてあげないと満足しない観客は存在します(笑)。でも私はこの映画は脚本を書いている時も、撮影している時も、完成した今でも成長を続けていると考えていますから、観客の方にも参加してもらいたいんですね。ベルリン映画祭でも様々な場所から審査員の方が集まり、この映画に賞を与えてくれましたし、私自身も幅広い人たちに映画を観てもらいたいという気持ちがあります。私がめざしたのはそんな“生きた映画”でした」。観客は映画を鑑賞し、事件の真相を知った後も、そこで描かれたドラマや過去に想いをはせることになるだろう。『薄氷の殺人』1月10日(土) 新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
2015年01月08日オリエンタルホテル 東京ベイ(千葉県浦安市)はこのほど、直営の館内3つのレストランにて「レストランまるごと北海道フェア」を開始した。同フェアでは、北海道で親しまれている昔ながらの郷土料理や名物料理を、各レストランのシェフがオリジナルアレンジをして提供する。週末のディナーブッフェでは、3店舗ともズワイガニも用意。また、2月11日~15日には各店ともスペシャル Days特別料理を提供する。日本料理「美浜」では、芋餅や十勝鍋などを味わえる。おすすめメニューは「揚げ芋餅と甘海老唐揚げの銀餡」。金・土・日・祝限定で開催するディナーブッフェでは、北海道の銘柄鶏"知床鶏"を揚げたての天ぷらで味わえる。ランチブッフェでは、いくらやカニ身、松前漬けなどをのせた創作料理「変わり寿司」を楽しめる。スペシャル Days特別料理提供期間中は「焼き帆立貝」のワゴンサービスを実施する。レストラン「グランサンク」では、北海道の郷土料理のほか、シェフが創作した北海道をイメージした創作料理を用意する。「若鶏とコーンの北海道クリームシチュー」やトマトソースを使った「ジンギスカン」、海の幸や山の幸が入った「北海道鍋(ディナー限定)」などを楽しめる。スペシャル Days特別料理は「チョコレートスイーツ」を予定している。中国料理「チャイニーズ・テーブル」では、北海道の郷土料理「ジンギスカン」を、豚肉を使って中華風にアレンジして提供する。「じゃがいもの冷製スープ」や「ズワイガニの豆腐よせ」など素材の味を生かした前菜のほか、「ホタテと鮭のクリーム煮込み」などを味わえる。スペシャル Days特別料理は「水餃子」を用意する。また、1月20日には、開業20周年企画 第1弾として「ディナーブッフェ20%OFF」を実施する。料金は、ランチブッフェが大人2,600円~、子ども(4歳~小学生以下)1,500円~、シニア(65歳以上)2,300円~。ディナーブッフェ(グランサンク、チャイニーズ・テーブル)は大人3,500円~、子ども2,000円~、シニア2,900円~。「美浜」のディナーブッフェは大人4,400円~、子ども2,500円~、シニア3,700円~。料金は曜日などにより異なる。すべて税込。
2015年01月08日今回は、第1回でも言及した「ネットワークの見える化」について、さらに深く掘り下げてみることにする。ヤマハのネットワーク製品を利用することの大きなメリットがこれだ。○ダッシュボードがあればワングランスで状況認識前回でも少し触れたが、RTX1210の新機軸として「ダッシュボード」がある。これは、「機器の動作状況をひとまとめに表示して、そこを見れば状況認識が実現できる」というものだ。複数の設定画面や状況表示画面を行ったり来たりする代わりに、ダッシュボードの画面を参照するだけで用が足りれば、それだけ管理者は楽ができる。それでマメに状況をチェックする習慣ができれば、トラブルの発生、あるいはトラブルの予兆を見落とす可能性を抑えることができるだろう。つまり、「見えないものを見えるようにする」だけが「見える化」ではなくて、「見えているものを、より見やすく、見落としがないようにする」というのも「見える化」である。○RTX1210の売りはVPNだけではないRTX1210のポイントとして、「簡単にVPN(Virtual Private Network)のトンネルを "貫通" させられる」というだけでなく、「ネットワークの見える化を実現する」点が挙げられる。ただし、その真価を発揮させるにはRTX1210だけではもの足りない。スマートL2スイッチ「SWX2200シリーズ」も併用したいところだ。そもそも、RTX1210が内蔵するスイッチングハブだけでは、ポート数が足りないケースも多いだろう。よほど小規模なネットワークなら話は別だが、通常はスイッチの増設が必要だ。そこで、ヤマハのSWX2200シリーズを併用することで「見える化」によって楽ができる。そういう図式である。では、そもそも「ネットワークの見える化」とは、具体的にどういうことを意味しているのか。第一の機能は、ネットワークの構成図をグラフィカルに見せる機能だ。それが「LANマップ」だ。初期状態ではこの機能は無効になっているので、まず画面右上隅にある「設定」(実際には歯車のアイコン)をクリックして有効化する必要がある。前回の記事では、RTX1210とRTX1200を対向させて、IPsecで拠点間接続VPNのトンネルを貫通させる実験を行った。その際にはRTX1210のLAN1インタフェースに設定用のノートPCを1台接続した。そこで、その状態でLANマップがどうなったのかを御覧いただこう。端末情報の取得を有効化したので、RTX1210に接続している機器のメーカー名や機種名をはじめとする詳細情報まで把握できる。使用したノートPCはパナソニックのLet’s Note(CF-J10)だが、PCの製造メーカーまできちんと表示されている。また、コンピュータ名「Asteria」も表示されている(筆者宅のLANではコンピュータ名にギリシア神話の神名を使っている)。ノートPCが1台だけでは寂しいので、SWX2200をLAN1インタフェースに追加接続してみた。筆者の手元にはWindowsタブレットが1台あるので、それを無線LAN経由で接続するためにWLX302もネットワークに加えてみた。するとLANマップ次の図のようになる。現時点で、LANマップでWLX302を介した無線クライアント情報は上位のヤマハ製スイッチに接続された情報として表示されるが、将来的にはWLX302に無線接続された端末として表示されるようにファームウェアで対応される見込みだ。将来的にはそこまで見えるようになることを期待したい。RTX1210に限らず、SWX2200シリーズとペアを組むことができるすべてのヤマハルータにもいえることだが、この機能によって得られる最大のメリットは、ルータの設定や管理も、ネットワークの構成把握も、そのネットワークの動作状況把握も、すべてルータの管理者向け画面だけで用が足りることではないかと思う。しかも、前回に取り上げたようにRTX1210はWebブラウザによるGUI(Graphical User Interface)で、比較的容易にIPsec VPNのトンネルを "貫通" させられるというメリットがある。この「VPNと見える化がセットで手に入る」ことのメリットは、専任管理者を置く余裕がない中小規模の組織や企業にとって、特に魅力的に映るのではないだろうか。前述したように、RTX1210ではネットワーク構成だけでなく端末情報も得られるようになったので、資産管理のベース資料を作る役にも立つ。そういう使い方に配慮して、端末情報の一覧をカンマ区切りテキスト(CSV)ファイルで吐き出せるようになっている。実は、最初にSWX2200をリリースして「ネットワークの見える化」をアピールしたところ、「その先の情報も見たい」というリクエストがたくさんあったのだそうだ。つまり、ネットワーク機器の接続状況・動作状況だけでなく、どこにどんな端末機器がつながっているかも知りたい、というわけだ。それに可能な限り応えようとしたのがRTX1210だ。といっても、ネットワーク機器にできることには限りがあり、端末に関して得られる情報は(Windowsネットワークの)コンピュータ名やLANアダプタのMACアドレスぐらいだろう。しかしよくしたもので、MACアドレスの割り当て範囲はメーカーごとに決まっているから、そのデータベースを入手して参照すれば、どのメーカーの製品なのかは分かる。○ネットワークの構成変化がリアルタイムで見えるしかも、この見える化機能がありがたいのは、状況の変化が迅速に反映されるところである。一定の間隔でポーリングを行って状況を把握する方式では、タイミングによっては最新の状況を反映できない可能性がある。しかし、ヤマハ製品ならリアルタイムに近い速さで反映される。たとえば、管理画面を表示させた状態で、ルータやスイッチのポートに接続しているケーブルの抜き差しを行ったり、あるポートから別のポートにつなぎ替えたりしてみよう。ほとんど間を置かずに表示が更新される様子を見て取れるはずだ。これなら、いちいち手間をかけてネットワーク構成図やMACアドレスなどの一覧表を作らなくても済むのではないだろうか。状況を把握したくなったら、ルータの管理画面にアクセスしてネットワーク構成図を表示させれば済むのである。もちろん、構成図や一覧表の新規作成だけでなく、その後の変動を反映させる保守作業についても同様だ。ネットワークの管理プロトコルというと、SNMP(Simple Network Management Protocol)がよく知られている。筆者自身もSNMPに対応したネットワーク機器を試してみた経験があるが、お世辞にも「簡単」とはいえない。ヤマハルータでも、機種によってはSNMPに対応している(対応機種はこちら)。ネットワークの規模が大きく、専任の管理者を置けるぐらいの組織であれば、SNMPをフル活用して運用管理の体制を構築するのもよいだろう。しかし、専任の管理者を置けないような中小規模の組織では、もっと簡単に使えるソリューションが求められる。そういう場面において、対応ハードウェアさえ用意すれば手間いらずで使えるヤマハのルータとスイッチの組み合わせは、大いに重宝されるのではないだろうか。○リンクアップ速度や統計情報も把握できる実は、単に構成情報を得られるだけでなく、ポートごとにリンクアップ速度や統計情報を表示する機能もある。たとえば、「ギガビット・イーサネットのハズなのに遅いように感じる」というクレームが上がってきたときに、「実は低速な規格でリンクアップしていた」なんていう事象を突き止めるところまでは容易にできる。また、ネットワークのボトルネックを突き止めて強化するという話になると、まず「証拠」としてトラフィックの情報を把握しなければならないだろう。そういうときには統計情報の出番がありそうだ。
2015年01月08日2013年における日本国内の企業・団体に対するサイバー攻撃の件数は約128億件にも上ると言われている。近年の傾向から見て、2014年はさらに増加していることは確実だろう。「今、日本は世界中から格好の標的として狙われています」と警告を発するのはサイバーセキュリティ対策の専門事業者である株式会社サイバーセキュリティクラウド 代表取締役である横田武志氏である。同社が提供するサイバーセキュリティ対策ソリューション「攻撃遮断くん」はGMOクラウド株式会社が提供するパブリッククラウドサービス「ALTUS」において、セキュリティ対策の一翼を担っている。本記事では、横田氏とGMOクラウド 技術部に所属する森田幸人氏と立山恵士氏が、「2014年のサイバーセキュリティのトレンドとその対策」について話し合った座談会の模様を紹介する。○セキュリティ意識は低いがお金がある、世界中から標的とされる「日本」横田氏: 近年、サイバー攻撃で特に増えてきているものはWebページの改ざんです。IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が公開している情報セキュリティ10大脅威※1でも、2位から4位までがWebに関わるものとなっています。また、第5位にある「オンラインバンキングからの不正送金」も、2014年は上期だけで18億円と前年上期と比べて約6倍※2になっており、注目が集まっています。森田氏: われわれサービス事業者の立場で見ると、最近特に増えたと感じるものは、管理者を装って侵入し、IDやパスワード、IPアドレスを変更してしまう「ドメインの乗っ取り」です。ただ、侵入パターンもたくさんあり、われわれの内部だけでは対処できない問題もあります。立山氏: ほかにも印象に残っているものといえば、ShellShock問題※3ですね。これが発生した時はアクセスログを見て青ざめ、エンジニアが大急ぎでアップデート作業を行いました。ただ、これがわれわれのシステム内の話であれば自分たちの手で対処できるのですが、お客さまのOSやアプリケーションの脆弱性だと手が届かないので、そこが悩ましいところです。横田氏: 特に日本では「セキュリティはサーバー会社が全部やってくれているもの」と思い込んでいる人がいまだに多いようです。サーバー側だけでは不可能なことがたくさんあるのですが、切り分けが曖昧で、企業内のセキュリティ対策が手付かずのまま残ってしまっているケースが少なくありません。例えば、2014年の2月にFlashPlayerの脆弱性をついた攻撃がありましたが、その90%以上が日本※4へ向けたものでした。先ほど不正送金の例を挙げましたが、実はオンライン銀行の取引を標的とした攻撃についても日本が世界で1位※5となっています。しかも、犯人はほとんど捕まっていません。お金はあるのにセキュリティ意識が低い日本は、世界中から格好の標的として狙われている、それが今の現実です。○サイバーセキュリティ対策は企業の社会的責任森田氏: インターネットは世界中とつながるツールです。つまりWebを作って公開した時点で、世界中に向けて発信したことになり、同時に世界中から攻撃を受けることになります。となると当然、セキュリティは世界基準で考えなくてはなりません。そのための啓蒙活動がもっと必要なのかもしれません。横田氏: 確かに、その辺りの意識は日本では低いようです。例えば、米国では多くの企業が有価証券報告書にサイバー攻撃に対するリスク開示の項目があります。残念ながら、日本ではそこまでやっている企業はほとんどありません。ですが、2014年にはサイバーセキュリティ基本法が成立するなど、徐々にではありますが日本国内でも意識は高まってきているようです。立山氏: 2020年のオリンピック開催を控え、今後の日本に対するサイバー攻撃は間違いなく増えるでしょう。法整備も進み、企業としても社会的責任としてセキュリティ対策が求められてくるようになるはずです。ただ、実際にお客さまのお話を伺うと、セキュリティの重要性は理解していても、なかなか手が回らない方々が多く、そこには人手の問題やコストの問題などいろいろありますが、やはり意識の問題が一番大きいようです。○基本的な防衛策で、大半のサイバー攻撃は防ぐことができる横田氏: 例えば標的型のような、大企業や官公庁を狙う大がかりな攻撃を想定してしまうと、対策のハードルは高くなります。ですが、実際に発生しているサイバー攻撃の96%は、最低限の基本的な防御策で防ぐことができます。例えば、IDやパスワードの管理、ソフトウェアのアップデート、サーバーやWebアプリに対する不正アクセスの遮断、ログの監視など、それらを定期的に実行するだけでも、ほとんどのサイバー攻撃は防御可能です。特別なことをするのではなく、基本的なことを徹底する、われわれの提供する「攻撃遮断くん」も基本的な防御策の一つです。立山氏: クラウドにも対応している「攻撃遮断くん」は、「ALTUS」のセキュリティを高める重要な存在です。かつては、クラウドに対してセキュリティの不安を訴える方も多かったのですが、最近では実績も広がってきたためか、そのような声も少なくなりました。横田氏: ただサービスを導入しただけでは、あまり効果はありません。せっかく監視ログを取得していていも、日々しっかりと確認する体制ができていなければ、攻撃を受けていることすら気が付かないでしょう。森田氏: 外からの攻撃だけではなく、内部からの漏洩にも対処するためには、監視体制とルール作りは大切です。ただ、このことはセキュリティ担当の皆さんもとっくにご存知かと思います。でも、それを訴えてもなかなか経営層には伝わらない、そこがつらいところです。○まず可視化から、そうすれば現在の状況が一目瞭然に横田氏: 森田さんがおっしゃる通り、悩んでいるセキュリティ担当の方が非常に多いです。「セキュリティの必要性を訴えても、なかなか会社に理解してもらえない」にも関わらず、「何か問題が起きたら責任を取らされてしまう」、本当に損な役回りです。でも実際にどれだけ攻撃を受けているか可視化できたら、どんなに楽観的な経営者の方でも恐ろしさを感じるはずです。立山氏: 実際、中小と呼ばれる規模の企業でも、世界中から月に数百件レベルの攻撃を受けているケースがあります。それを目の当たりにすると、セキュリティに対する意識を変えざるを得ないでしょう。森田氏: 「攻撃遮断くん」のレポートを見ると、サーバーを立ててインターネットに接続した瞬間に攻撃のグラフが表示されます。現在のインターネットが、どれだけ危険な状況にあるのか、それを知ることこそが、セキュリティ対策の第一歩になると思います。横山氏: 現在「攻撃遮断くん」では、調査レポート付きの一カ月無料トライアルを受け付けています。まずはこちらを試して現在どのような状況なのかを知っていただきたいと思っています。驚かれると思いますよ。***※1 2014年版 情報セキュリティ10大脅威(IPA:2014年3月31日発表)※2 平成26年上半期のインターネットバンキングに係る不正送金事犯の発生状況について(警視庁:2014年9月4日発表)※3 ShellShock:UNIX系OSで使用されているbashというプログラムに重大な脆弱性が発見された問題※4 平成26年上半期のインターネットバンキングに係る不正送金事犯の発生状況について(シマンテック:2014年5月30日発表)※5 「国内の銀行・クレジットカード会社37社を狙う自動不正送金ツールを徹底解析」(トレンドマイクロ社:2014年9月10日発表)
2015年01月08日2014年12月17日、「Tokyo Work Design Week 2014」オーガナイザーの横石崇と「WIRED」編集長の若林恵が、「Rethink_Work」と題して、独立系ヴェンチャーキャピタルファンド「ANRI」創業者の佐俣アンリと、デジタルクリエイティヴ集団「バスキュール」プロデューサーの西村真里子をゲストに新しい働き方についてのトークセッションを実施した。Tokyo Work Design Week 2014は、“働き方の祭典”と称し2014年11月19日から7日間にわたって開催されたイベントで「デジタルテクノロジーの発展によって、若者の働き方はどう変わっていくのか」がテーマのひとつとなっていた。また、WIREDは以前から新しい働き方について着目しており、2013年3月に発売されたVOL.7では「未来の会社 これからの『働く』を考える」という特集を掲載。「メールも上司もいらない!?未来の企業のための新ルール15」「シリコンヴァレーで大人気の空間設計事務所のデザイナーが語る、21世紀のオフィス」「シリコンヴァレー系 『ひらめくオフィス』のつくりかた:Studio O+Aの空間デザイン」「21世紀のナレッジワーカーの常識。『BYOD』と『ワーカー・アプリ』」「仕事の悩みをスマホで解決!2013年注目のワーカー・アプリ15」「注目の社会起業家8組が語る『成功』の定義」といった内容で展開した。まず、若林さんはWIREDで「働き方」の特集を組んだことについて「9~17時で安定して働くというオフィスの姿が崩れてきている。“会社”というのを見直したいと考えた」と、そのきっかけについて語った。リクルートに入社し、その後ベンチャーキャピタルの仕事に転身した佐俣さんは「もともとベンチャーキャピタル大手に就職する予定だったのが、詳しくなりすぎて内定辞退しました。リクルートでは楽しく仕事できたのですが『やりたいことが合致していなかった』」と振り返る。IBMのSEとして活躍した西村さんは、転職を繰り返しながら2015年に独立を目指すという。転職を繰り返した理由のひとつとして“憧れの先輩がいなかった”ことを挙げている。○自分の「やりたいこと」に固執する必要はない自分の「やりたいこと」が明確にある人が独立するのかというと、佐俣さんは「そんなにガチガチする必要はない」とし、西村さんも「世の中は変わっていくので、ひとつの職種に固執するよりかは“ミーハー”でよいから、いろいろな職種を体験するべき」と続けた。今は職種にこだわるべきではないというのが、2人の共通した意見だ。また、西村さんは「フリーならば今は得意分野を持ち寄ってユニオンを組む感じ」と最近の働き方のトレンドについて語り、両名とも「現在は肩書きにとらわれない時代であり、自分の強みを生かしながら働き方を選ぶ時代」と分析する。一方、自分がフリーに向くのか企業人に向くのかといった議論も展開された。佐俣さんは「“世界戦争の兵隊”になりたいのか、“竹槍を持った村一揆の中心人物”になりたいのか」というユニークな持論を披露。フリーにせよ企業人にせよ「新しいものを世の中に生み出す」にあたり、“どこから”発信するのか、自分で選ぶことができる時代だという。西村さんも「何かをやりたいっていうよりも、“何か面白いこと”を生み出す人になりたい」と付け加えた。両名によると「今は働き方にとらわれない時代」であり、重要なのは“客観視する力”と“セルフプロデュース能力”だという。クリエイターとして“自分がなりたいもの”が明確にある場合は別だが、今は自分が働く“場”を見直すことも大切だとした。なお、同イベントはサンフランシスコ発の「Ploom」がサポート。この「Ploom」は、煙ではなくVapor(ベイパー:蒸気)を楽しむ新しいたばこのスタイルを提案する商品で、スタンフォード大学でともにデザインを学んでいた学生たちが卒業後、喫煙者と非喫煙者が共存して働くことを目指してたばこを「Rethink」してつくったものだという。
2015年01月08日○ルネサスのマイコンを使ってアイデアを具現化大手マイコンベンダのルネサス エレクトロニクスと、クラウドファンディング「COUNTDOWN」を提供しているアレックスは、2014年(昨年)10月から、個人のアイデアを電子工作で実現し、さらには商品化するまでを支援するプログラム「がじぇっとるねさす チャレンジプログラム」を共同で進めてきた。チャレンジプログラムは概ね、4つのステージで構成されている。はじめは「ラーニングステージ」で、参加者にクラウドファンディングの基礎や、ものづくりに必要な知識などを習得してもらった。次が「プロトタイピングステージ」で、参加者(一般からの応募者)にアイデアを形にしてもらう。このためにルネサスは、電子工作に必要な機器や工具などを置いた試作スペース「がじぇるーむ」を東京・飯田橋のオフィスに設け、参加者が利用できるようにした。そして2014年12月13日には、チャレンジプログラムは次の重要なステップである「マーケットステージ」に進んだ。これは参加者が試作した作品のコンテストである。アイデアと試作品を開発者が紹介し、聴講者(ほかの開発者や一般の来場者など)が作品を採点することで優秀な作品を選出するというイベントである。総計で15点の試作品が披露され、その中から3点が優秀作品に選出された。評価方式は5項目の5段階評価である。5項目とは、発表内容(わかりやすさ、納得感)、新規性(新しいか、見たことがないか)、アイディア性(面白さ、斬新さ)、実用性(使えそうか)、欲しい度(買ってみたいか、買ってあげたいか)、である。これらの各項目に対し、5:とてもいい、4:いいかも、3:まあまあ、2:いまいち、1:ざんねん、の5段階で評価した。○懐中電灯がメッセンジャーに変わるコンテストの結果、第3位に選ばれたのは「電池アダプタ型メッセンジャーの製品化」というタイトルの作品である。作品は、市販の乾電池と同じ形状をしている。4個くらいの乾電池を使うLED懐中電灯の乾電池を1個外し、作品の電池アダプタと交換する。すると、LED懐中電灯が点滅してモールス信号そのほかのメッセージを外部に伝えることができるようになる。○ペンライトでイベントやカラオケなどを盛り上げる第2位に選ばれたのは、「きらきライト」というタイトルの作品である。開発者はコンセプトを「近未来型ハイテクペンライト」と表現している。LEDを並べた発光部と持ち手で構成されたペンライトで、音声を光に変換する機能、赤外線通信機能を備える。ペンライトを振ったり、回転させたりしながら、LEDを光らせることで「バーサライト」と呼ばれる電光文字表示板となる。実演では例えば「ルネサス」という文字を表示してみせていた。また音声を拾って光る機能も備える。実際にカラオケボックスに持ち込み、歌声に連動して光り方が変わることを確かめてきたという。○運転免許がなくてもクルマの運転を楽しめるそして第1位(最優秀作品)に選ばれたのは、「シンクロナイズドドライビング」というタイトルの作品である。運転免許証を取得できない年齢の児童が、自動車を運転する気分を味わえるという楽しいガジェットだ。ハンドル、アクセル、ブレーキのほかにディスプレイを備えており、ディスプレイには実車と同様のメーターが表示される。このガジェットを自動車の後部座席に取り付け、運転者が実際に自動車を走らせているときの動作に同期してガジェットを操作する。ガジェットは操作の種類と量をスマートフォンに送信する。スマートフォンではクルマ情報APIのデータとガジェットの情報を比較し、運転者とどのくらい同期(シンクロ)しているかを「シンクロ率」としてディスプレイに表示する。このガジェットの凄いところは、運転者の模倣をするのではない、という点だろう。例えば、交通法規に則ればブレーキ操作であるところを、ガジェット操作者はブレーキ、運転者はアクセル操作をしたとする。すると、このガジェットは運転者に対してNGを発するのだ。また交差点では、右左折をガジェット操作者が運転者に口頭で尋ねることで、運転をシンクロさせる。親が運転者、子供がガジェット操作者であれば、親子のコミュニケーションが活発になる。なお、これらの上位入賞者には賞品のほか、次のステージである「チャレンジステージ」への進出優先権が与えられた。チャレンジステージでは、商品化に向けた仕様検討や開発・製造・販促計画、諸契約などが予定されている。そしてクラウドファンディング「COUNTDOWN」に出品して出資者を公募することになる。
2015年01月08日WOWOWでは1月17日、韓国の人気グループ「EXO(エクソ)」の東京公演(2014年11月20日/於・国立代々木競技場第一体育館)の模様を独占放送する。2012年にデビューしたEXOは韓国と中国出身のメンバーで構成された男性音楽グループで、米『ビルボード』誌の「2014年注目すべきアーティスト14」にアジアで唯一選ばれた期待の新星。日本でも人気急上昇中の次世代スターだ。グループのテーマカラーであるライトシルバーのペンライトが会場をまぶしく埋め尽くす中、ニュージーランドのマオリ族の民族舞踊「ハカ」を力強く踊り、デビューシングル『MAMA』でエネルギッシュなパフォーマンスを披露。「日本のファンのみなさん、お待たせしました。いい思い出を作りましょう」(カイ)「最後までテンションアゲアゲでいきましょうね!」(ペクヒョン)と、一気にヒートアップしたファンのハートをがっちりつかんだまま、緩急織り交ぜたスケール感あふれるステージをたたみかけていく。加えて、流れるような独自のフォーメーションダンス、中国武術やピアノの弾き語りなど各メンバーの個性が際立つソロパフォーマンスと、見どころも満載。「次回はもっと大きな会場で、もっと多くの方と楽しいコンサートをしたいです」(チャンヨル)「今日は終わりではなくスタート。また日本に来ます。約束!」(セフン)とファンへの言葉も忘れず、今後の日本での活動が非常に楽しみだ。『EXO FROM. EXOPLANET#1 - THE LOST PLANET』は1月17日(土曜 20:00~)WOWOWライブにて放送。
2015年01月08日NHK連続テレビ小説「マッサン」を始め、主演ドラマ「アゲイン」、武井咲&綾乃剛との共演を果たした「すべてがFになる」に加え、主演映画『百瀬、こっちを向いて。』と女優として2014年を全速力で駆け抜けた、早見あかり。現在19歳の彼女が、3月17日(火)の20歳の誕生日を記念して初の写真集(※タイトル未定)を発売することが決定した。2011年に、女優を目指し、当時所属していたアイドルグループ「ももいろクローバー」(現「ももいろクローバーZ」)を脱退した早見さん。それからおよそ4年の間、ドラマに映画にCMにと活躍。今年はすでに、2月から放送されるドラマ「セカンド・ラブ」、映画『忘れないと誓ったぼくがいた』(公開:3月28日)への出演が決定している。そんな早見さん初となる写真集は、夏は沖縄で、冬は長野で、それぞれの季節を感じさせる大自然の中で撮影された。10代のあどけなさ残る表情から、一変して、大人の雰囲気漂う表情まで、20歳を目前にした等身大の魅力が収められたものとなっている。さらに同写真集には、幼少期、学生時代、芸能界入り、「ももクロ」時代、そして女優として活躍する現在に至るまでの10数年間をふり返りながら綴られた追憶、19歳から20歳になるまでのセルフィー(自撮り写真)、撮影中の旅日記、母親への思いを綴った手紙など、知られざる早見あかりが凝縮された1冊に仕上がっている。今回の写真集の発売について、早見さんは「ブログやTwitter、InstagramなどのSNSをやっていないので、その分、写真集に色々なわたしを載せていこうと思います。早見あかりをより知ってもらえる一冊になりますので、わたしを昔から応援してくれている方、最近知ってくれた方、またはわたしを全く知らない方、様々な人に手に とって頂きたいです」。また、写真集発売の翌日3月18日(水)には、初のドキュメンタリーDVDも発売されるとのことだ。(text:cinemacafe.net)
2015年01月08日「マック(M・A・C)」が2月12日に、「ビバ グラム(Viva Glam)」の新作コレクションを発売する。7月16日まで、期間・数量限定で販売。ビバグラムは、マックがHIV撲滅のために1994年に設立したM・A・Cエイズ基金のキャンペーンコレクション。シリーズの売り上げは、すべて同機関に寄付される。キャンペーンビジュアルには、15年の同コレクションスポークスマンに抜擢された、米歌手・女優のマイリー・サイラスが登場。ミラーボールやネオンが輝くピンクのミラールームに横たわるポージングや、太めに引いたアイブロウ、アイシャドウとリップのピンクが印象的。これまでも同コレクションは、レディ・ガガやリアーナといった数々のディーバをアイコンとして起用してきた。ビバグラムの新作アイテムは、ホットピンクのリップスティック(2,800円)と、シルバーラメの詰まったスパークリングピンクのリップガラス(2,100円)をラインアップ。パッケージにはマイリー・サイラスのサインがレイアウトされている。
2015年01月08日リクルートライフスタイルは、同社が運営する無料のPOSレジアプリ「Airレジ」の英語版を1月6日にリリースしたと発表した。まずはAndroidタブレット版から対応し、134の国と地域でGoogle Playからダウンロード可能となる。「Airレジ」は、小売業、飲食業、各種サービス業に必須のレジ業務をスマートフォンやタブレットで行える無料のPOSレジアプリで、2013年11月19日にサービス開始以来、1年間で利用に必要なアカウント数が10万を突破。スマホやタブレットにアプリをインストールするだけでPOSレジを導入できるため、POSレジ導入にかかる初期費用を大幅に抑えられる。日本国内においては、グルメ・クーポン情報サイト「ホットペッパー グルメ」やリクルートポイントのポイントアプリ「Airウォレット」など、リクルートライフスタイルが運営するサービスとの連携による店舗の集客面でのサポートや、モバイル決済サービス「Square」や全自動のクラウド会計ソフト「freee(フリー)」との連携による、店舗のコスト削減、業務負荷軽減の面でのサポートも開始している。今回、リリースする英語版は、まずは簡単なPOSレジアプリとして機能を絞り、一方で各国の商習慣に合わせたカスタマイズができるアプリとして、現行の「Airレジ」とは別アプリとして提供する。通信環境が整っていない地域でオフラインでも使えることなどを重視し、シンプルな無料のPOSレジアプリとするが、今後はカード決済、会計ソフトとの連携、予約管理・顧客管理・在庫管理などの機能や、各種OS・デバイスへの対応、英語以外の言語への対応をはじめ、国内向けと同等の使用感が実現できるように努めるという。その他の英語版独自の機能には、「小数点に対応し、各国の通貨で利用可能に」「各国の税制にあわせて消費税などをカスタマイズ可能。複数の税や端数切り捨てを考慮可能」「157種類の通貨の中から、1つを選択。会計画面に通貨名が表示される」「各国のタイムゾーンを選択可能」「メニューは英字以外にタイ文字、アラビア文字など入力可能。文字化けせずレシートにも印字できる」といったものが用意されている。
2015年01月08日NECならびにNECプラットフォームズは、外出先でスマートフォンなどから留守宅のペットの様子を確認できる、センサー機能付きネットワークカメラ「AtermHC100RC Wi-Fiアクセスポイントセット」を2月上旬より発売する。価格はオープン。同製品は、温度センサー、エアコンなどの電源のON/OFFが可能な赤外線リモコン機能を搭載し、留守宅の室温を確認した後に、ペットのいる部屋のエアコンをコントロールすることで、ペットに優しい環境を提供する。外出先からは、無償のスマートフォンアプリ「Atermホームコントローラー」を利用することで、ネットワークカメラを操作できる。ネットワークカメラは、解像度100万画素で、「パン/チルト機能」に対応しており、スマートフォンの操作により、部屋のほぼ全体を高画質画像で見渡すことが可能。照度センサーにより、部屋が暗くなった時も自動的に「暗視機能」が働き、部屋の様子を確認することができる。加えて、動体検知(カメラ映像内の動き検知)および音声検知時に、スマートフォンに通知する「お知らせ機能」により、スマートフォンでアラートを受け取ることが可能。ネットワークカメラとWi-Fi設定済みのアクセスポイント(本商品専用のAtermW300P)が同梱されるため、ユーザーが所有するルータの有線LANポートにこのアクセスポイントを接続するだけで設置できる。
2015年01月08日江戸一は1月31日まで、食べ放題レストラン「すたみな太郎」「すたみな太郎NEXT」「すたみな太郎NEO」にてお笑いコンビ「日本エレキテル連合」とのコラボレーションキャンペーンを実施している。「すたみな太郎」は、焼き肉・寿司・デザートを中心としたメニューを提供するバイキングレストランで、2014年7月現在で国内に129店舗を展開している。このほど行われたキャンペーンの記者発表会では、同社代表取締役社長兼CEOの小澤和貴氏が登壇し、「お客さまのニーズに対応するため、常にすたみな太郎は革新的でなければならない、変化し続けなければならないと思っています。そこで今回は、エンターテインメント界の革新的存在であるエレキテル連合のお力を借りました」とコラボレーションについて語った。今回のキャンペーンでは、日本エレキテル連合とのコラボレーションメニューを販売するほか、音声ポスターの設置やコラボレーショングッズのプレゼントなどを行う。コラボレーションメニューは「朱美ちゃんの白湯豚しゃぶしゃぶ」「細貝さんの昭和あったかおでん」の2種類で、どちらも食べ放題となる。「朱美ちゃんの白湯豚しゃぶしゃぶ」は、同コンビが演じるキャラクター「朱美ちゃん」の白い顔をイメージした白湯ダシを使った豚しゃぶしゃぶで、鶏ガラを使用した濃厚な旨みが特長。「細貝さんの昭和あったかおでん」は、同コンビが演じる「細貝さん」の"昭和っぽい風貌"をイメージしたおでんとなる。「白湯豚しゃぶしゃぶ」は「すたみな太郎」「すたみな太郎NEXT」、「昭和あったかおでん」は「すたみな太郎」のディナーのみでの提供で、いずれも「すたみな太郎NEO」では提供しない。発表会には「朱美ちゃん」と「細貝さん」に扮(ふん)した日本エレキテル連合の2人も登場し、「細貝さん」を演じる中野聡子さんは自身とコラボレーションした同社について「攻めた会社だと思いましたよ。私たちを広告に持ってきてくださるこの英断! 」とコメント。コラボメニューのおでんについては「オヤジ1人でもよし、家族でもよし。古き良き日本を思い出す素晴らしい一品でございます」と語った。「朱美ちゃん」を演じる橋本小雪さんはコラボメニューの豚しゃぶしゃぶについて「朱美とろけちゃう! 」と一言。独特の世界観を披露していた。他にも同店では、店舗のQRコードから日本エレキテル連合出演の限定ムービーにアクセスできるほか、店内のパスワードを入力することで公式WEBページからカレンダーなどのコラボグッズもダウンロードできる。また、バスタオルやちゃぶ台セットなどのグッズが抽選で当たるプレゼントキャンペーンも展開する。店頭にはボタンを押すと同コンビの音声が流れるポスターを設置し、小学生以下の子どもがいるグループには「朱美ちゃん」をモチーフにした福笑いもプレゼントする(なくなり次第終了)。また、1月12日までは「すたみな太郎」「すたみな太郎NEXT」にてディナー限定の食べ放題メニュー「熟成黒毛牛中落ちカルビ」も提供。40日間熟成させた豪州産の牛肉で、なくなり次第終了となる。
2015年01月08日大日本印刷(DNP)は1月7日、中国での事業展開を検討する日本企業を対象に、インターネットを通じた自社商品のサンプル配布やアンケート調査、市場分析などを行うテストマーケティング支援サービスを開始した。同サービスは、DNPとECサイトなどを展開している恒川システムが共同で実施するもの。商品サンプルのモニターとして中国の生活者をインターネットにて募集後にサンプルを配布し、その評価などを収集する。これを基に、中国での事業展開の可能性を判断するうえで有益なマーケティングリサーチ情報を提供する。DNPは、中国の生活者への商品サンプル提供に関連して、Webサイトでの告知やモニターの募集、応募受付時のアンケート項目の設定、評価や回答内容の分析などを担当するほか、日本企業向けの窓口も担う。一方、恒川システムは、中国でのサイト運営や商品サンプルの配布などを実施する。サービスは、「スタンダードプラン」と「トライアルプラン」を用意。スタンダードプランでは、商品5種類・合計100個まで利用可能で、アンケート分析結果や応募・アクセス状況などの報告書の提供も行う。トライアルプランでは、サービス利用が可能な商品数が1種類・20個までとなる。価格は、スタンダードプランが50万円(税別)~、トライアルプランが20万円(税別)~だ。同社は、サービスの提供を通じ、2015年度で1億円の売上達成を目指すほか、テストマーケティングに基づく詳細なマーケティングリサーチの実施や、中国のインターネットショッピングモールへの出店、企業独自のECサイト構築などの支援サービスも実施する予定だという。
2015年01月08日トレンドマイクロは、ロックダウン型ウイルス対策ソフトの新バージョン「Trend Micro Safe Lock(TMSL)2.0」の提供を1月26日より開始すると発表した。TMSLは、システムの特定用途化(ロックダウン)により、不正プログラムの侵入・実行を防止するウイルス対策ソフト。パターンファイルが要らず、大容量のパターンファイル読み込みやウイルス検索によるシステムパフォーマンスの低下がない。そのため、安定稼働が重視される制御システム(組立工場の生産ラインなど)や組込機器(ATM、POS、工作機械、分析装置、デジタルサイネージなど)といった特定用途端末、クローズド環境にある端末などを効果的に保護できるという。また、脆弱性攻撃対策機能も搭載しており、USBなどの外部記憶媒体やネットワークなどを介して行われる脆弱性を利用した攻撃や、 実行中のプロセスに対する攻撃を防止。このように、未知の脅威や脆弱性攻撃からも端末を多層的に守ることができるため、新たな脆弱性などへの修正プログラムが提供されないサポート切れOSなどいわゆるレガシーOS搭載端末のセキュリティ対策としても有効となる。新バージョンでは、セキュリティの運用を向上させる集中監視、代理ウイルス検索、原因分析などの機能を実装した管理ツール「管理コンソール」と、不正プログラムや誤操作によるファイルの改ざんを防止する「書き込み制御機能」を新たに搭載。これにより保護対象の端末に導入する「エージェント」に搭載し、システムの安定稼働における安全性を向上させる。製品ラインナップおよび参考標準価格は次のとおり。なお、TMSL スタンダード for Client OS / Server OSの新規購入(2015年3月27日同社受注確認分まで)を対象に、同社参考標準価格より20%OFFのキャンペーンを行う。
2015年01月08日昨年12月26日から28日にかけて開催されたフィギュアスケートの全日本選手権では、羽生結弦選手が3連覇を飾ったが、ほかにもさまざまなドラマがあった。○町田の引退、小塚の復活劇男子ではソチ五輪5位、世界選手権2位などの輝かしい成績を残した町田樹選手が突然引退を表明。さらに、ジュニアの新鋭・宇野昌磨選手(中京大中京高)が2位に入り、一躍"時の人"となった。そんな今大会は、かつての現役選手の目にどのように映ったのだろうか。四大陸選手権4位などの成績を収め、現在は関西大学を拠点にコーチとして活動する元フィギュアスケート選手の澤田亜紀さんの解説と共に、男子の主だった選手の演技を振り返ってみよう。町田樹ショートプログラムでは、ほぼパーフェクトな演技を披露して2位発進した町田選手。だが、フリーではジャンプのミスが響いて総合4位に終わった。そして、3月の世界選手権発表の場で現役引退を表明。今後は、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科に進学し、研究者の道を歩むことを宣言した。澤田さんは、フリーの演技を「競技者と同時に、音楽を表現する『アーティスト』として、記憶に残る演技だったと感じています」と評価する。「これは演技構成点でも評価されており、演技構成点だけで見れば3位という結果になっています。音楽の解釈や、音楽の表現にこだわっている町田選手にふさわしい結果になったのではないかと思います」とした。宇野昌磨今シーズンに入り、4回転とトリプルアクセルの成功率が上がり、ジュニアのグランプリファイナルで優勝するなど、成長が著しい宇野選手。澤田さんは、その表現力に注目する。「宇野選手は『表現力がすばらしい』と、ノービスの頃から注目されており、ジュニアの国際大会でも活躍してきました。昨年同様、フリーでは最終グループでの練習となりましたが、今年は6分間練習からのオーラがひときわ目立っていました。練習開始数十秒後にトリプルアクセルを決め、誰よりもよく動いていたのではないかと思います。身体は小さいですが、演技中はそのことを感じさせないほどの大きな演技で、観客を魅了していたと思います」。小塚崇彦グランプリシリーズではスケートカナダ大会で8位、ロシア杯で6位といまひとつ波に乗れていなかった小塚選手。ただ、過去に優勝した経験もあり、昨シーズンも3位に入っている全日本選手権で今年も3位となり、躍動した。「小塚選手は、スケートがよく伸びる(1蹴りで進む距離が長い)選手で、ジャンプがなくてもスケートを『魅せる』ことができる選手です。しかし、競技では大きな得点源であるジャンプが成功しなければ、勝つことができません。長く先の見えないトンネルの中にいるようなスランプだったと思いますが、この全日本で見事に復活を遂げました」と、澤田さんもその復活劇を喜ぶ。小塚選手が次々にジャンプを決めて最後の見せ場のステップを終え、次の要素のスピンが終わる頃には会場が総立ちになっていた。ファンも、その演技に感じるものがあったようだ。「細かい失敗があり得点は伸びませんでしたが、(総立ちとなった場面は)観客の心が一番動いた瞬間だったのではないかと感じました。今回、シングル選手の中では最年長の出場となった小塚選手ですが、まだまだ日本の選手を引っ張っていってほしいです」。○年々、高い競技レベルに突入このほかにも、グランプリシリーズのスケートカナダ大会で優勝した無良崇人選手をはじめ、実績のある選手が多数参加したが、その無良選手も5位に終わった。それだけハイレベルな戦いが繰り広げられていた証しである。澤田さんも、競技レベルが上がってきていることを実感している。「男子では、ジュニアの推薦で出場した選手の多くが、トリプルアクセルに挑戦しています。また4回転を跳ぶ選手も多く、出場枠の少ない世界選手権などの代表争いは、熾烈(しれつ)な戦いとなってきております。最近は、長年スケート界を引っ張ってきた選手の引退が相次ぎました。ですが、その背中を見てきた若い選手は、きちんと成長しているなと今回の全日本選手権を見て感じました」。偉大な先人たちから受け継いできた技術と気持ちを結実させるための次なる機会は、「ユニバーシアード冬季競技大会」だ。○取材協力: 澤田亜紀(さわだ あき)1988年10月7日、大阪府大阪市生まれ。関西大学文学部卒業。5歳でスケートを始め、ジュニアGP大会では、優勝1回を含め、6度表彰台に立った。また2004年の全日本選手権4位、2007年の四大陸選手権4位という成績を残している。2011年に現役を引退し、現在は母校・関西大学を拠点に、コーチとして活動している。
2015年01月08日9日(金)から『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』が公開になる。本作では『ラブ・アクチュアリー』などで監督を務めたリチャード・カーティスが脚本を執筆し、『リトル・ダンサー』『めぐりあう時間たち』のスティーヴン・ダルドリーがメガホンをとっている。その他の画像映画は、リオデジャネイロの郊外でゴミ(トラッシュ)を拾って暮す3人の少年が、ゴミ山から秘密が隠されたサイフを拾ったことで、追われる身となり、必死に逃走を続けながら自らの正義を信じて、サイフに隠された謎の真相に迫ろうとする姿を描く。本作はアンディ・ムリガンの小説が原作で、プロデューサーがまずカーティスに脚本を依頼した。彼は原作を読み「ものすごくエキサイティングな話で、映画を観ているかのように読みやすく、映画化できそうな展開が詰まっていた」と振り返る。同じ頃、「原作を読んで、子供が主役のアクション・スリラーを撮りたくなった」というダルドリー監督がプロジェクトに参加した。「当初から、『ボーン』シリーズのようなスリリングな追跡映画になるチャンスがあると感じていた」とカーティスは、サイフの行方を追って執拗な追跡を続ける警察と、複雑に入り組んだリオの街を逃走する少年たちのドラマをスリリングに描き、さらに彼らが社会の問題について考え、立ち向かっていく過程を丁寧に描きこんでいった。「社会問題を扱う映画の多くは、何をすることもできない、何も変わらないという気持ちにさせられるが、事態は変えられると信じているし、実際に事態が好転する例もいくつも見てきた。本作では悪の要素を描きつつも、実は悪に対する戦いがテーマであり、決して絶望的な状況ではないことを証明しているんだ」。そこでダルドリー監督は、舞台となったブラジルで実際に暮している子どもたちを起用して撮影することを決めた。「主役の3人には、当初からリアリティが必要だと思っていた。だから、演技経験のある子役を起用するつもりはなかった。彼らは映画のキャラクター同様に、それぞれ厳しい環境で育っていた。彼らにとっても、映画づくりを知る良い発見の旅だっただろう。僕にとっては、人生を変えるような出来事だった。これは真のブラジル映画であり、3人の少年たちの夢や希望が詰まった物語だ。この映画に携われたことを光栄に思うよ」。これまでも演技未経験の俳優や子役を巧みに演出してきたダルドリー監督と、感動ドラマを数多く手がけてきた脚本のカーティスは、どんな“希望”のドラマを描き出すのか? 公開が楽しみだ。『トラッシュ!-この街が輝く日まで-』1月9日(金)TOHOシネマズ みゆき座ほか全国ロードショー
2015年01月08日電子書店パピレスが運営し、コミックから小説、実用書、雑誌、グラビアと幅広いジャンルの電子書籍を取りそろえている電子貸本サイト「Renta!」。特にコミックは、少年漫画、少女漫画、ティーンズラブ、レディース、青年漫画、4コマ、萌え、サブカル、ボーイズラブなど最も豊富なラインナップを誇っているが、今回は青年漫画の12月の月間ランキングの中から、先ごろ『冬電書2015』としてキャンペーンを実施した講談社の注目作品をピックアップして紹介していこう。○寄生獣映画化も話題となっている岩明均「寄生獣」。動物の頭に寄生して神経を支配する寄生生物……ごく普通の高校生・新一(シンイチ)の頭にも寄生を試みようとするが、なぜか失敗、右手に寄生することになる。右手に寄生し“ミギー”と名付けられた寄生生物と新一との奇妙な同居。それは、互いの命を守るためも人間を食べるほかの寄生生物との戦いの物語である……。人間社会に潜むさまざまな“仲間”。時に戦い、時に手を組み、普通の高校生・新一が、精神的に強くなっていくところも見所。「“悪魔”というのを本で調べたが……いちばんそれに近い生物はやはり人間だと思う」「わたしが思うにきみは精神的に強くなったのだよ。人間的にというより生物として」「誰が決める? 人間と……それ以外の生命の目方を誰が決めてくれるんだ?」など、哲学的とも言える名言も多く、作者の想像力豊かなストーリー展開も相まって独特の世界観に引き込まれること請け合いだ。全10巻、全人類に一気読みしてほしい“逸冊”である。○ピアノの森森の中に捨てられた、壊れて音の出ないピアノ。その近くに住むただ一人の少年・一ノ瀬海(いちのせかい)が弾く時だけ、そのピアノは音を奏でる……朽ち果てているはずのピアノがキーワードとなる一色まことの「ピアノの森」。“インバイ”の母と“子供は近づかないほうがいい”地域に住む海(かい)。天才ピアニストだった音楽教師・阿字野(あじの)がアレンジした曲をそっくりそのまま弾いてみせたり、専門家でも困難なわずかなピアノの音の狂いを指摘したり、海は特別な才能を持つことを周囲に知らしめる。その才能に興味を持つ阿字野、その才能に嫉妬する“親友”雨宮修平。唯一、ものにできなかったショパンの『小犬のワルツ』も克服し、ついに全日本学生ピアノコンクールを目指すこととなる……。鳴らないはずの森のピアノを中心に巡る、3人のピアニストのストーリー。ピアノに興味がなくとも、ページを進めたくなる著者の手腕に脱帽。聴くものを幸せな気持ちにする海のピアノは、果たしてどうなるのか? 自分の目で確かめてほしい。○刻刻堀尾省太の「刻刻」は、時を止める“タイムストップサスペンス”。代々伝わるという「止界術」を使い“世界を止める”ことができる佑河家だが、失業中の28歳・樹里を筆頭に、家では父の貴文(たかふみ)と、兄の翼(つばさ)、じいさんと、三代のダメ男がヒマを持て余している状況だ。ある日、甥の真(まこと)が翼とともに誘拐されるところから物語は始まる。身の代金を渡す期限に間に合わなくなったとき、じいさんは代々伝わるという「止界術」を使い世界を止めた。すると止まっているはずの世界に何人もの“動く人間”が現れ、佑河家を襲い始める。そして止まった世界にのみ現れる異形の存在「管理人」……“動く人間”は何を狙っているのか、「管理人」とは何なのか? 時間が止まるという過去にいくつも語られてきたファンタジー。しかしその “動く人間”や「管理人」などが、物語をより複雑に摩訶不思議なものにしている。次に何が起こるのか、キーマンは誰なのか……気になるポイント満載で、ガンガン読み進めていきたい。1位は佐藤沙緒理の『おなかにいっぱい、あやかしの種』、2位は新田たつおの『静かなるドン』、4位は佐々木ミノルの『中卒労働者から始める高校生活』などがランクインしている。なお12月の青年漫画ランキングは以下の通り。
2015年01月08日古くから、学生の就職について、「好きなことを仕事にしよう」とアドバイスする方がいます。一方で、「好きなことを仕事にしよう」はやめた方がいいという考えの方もいます。どちらが正しいのでしょう?○「好きなことを仕事に」には2種類ある「好きなことを仕事にしよう」と言う方の多くは、2つのことをよくおっしゃいます。1つは、「好きこそものの上手なれ」のことわざのように、「好き」であることの方が上達もするし、長くも続く。もう1つは、例え失敗したとしても「好き」なことに挑戦して失敗したならば後悔もしない。確かにこれは間違っていないと思います。一方で、「好きなことを仕事にしよう」はやめた方がいいとおっしゃる方の多くは、概ね次の2つのことをおっしゃいます。1つは、「好き」なだけでは食っていけないし成功しない確率の方がはるかに高い。またもう1つは、「好き」なことを仕事にしてしまうと「つまらなく」なる。これも間違っていないですし一理あると思います。後者の方の多くは、「好きなこと」よりも「出来ること」を仕事にすることを強調することが多いようです。確かに「自分には向いてない」と思っていても、やってみてうまく出来ると、意外な面白さに気が付き、好きになることもあります。さて、この両方の意見をうまく取り入れられないでしょうか?誰しも「好きなこと」が必ずしも得意だとは限りません。「できること」を必ずしも「好き」になるとも限りません。しかし、自分が「好きなこと」が同時に「自分ができること」であり、これを探し出し仕事にできれば、これにこしたことはありません。では、仮に、「好きなこと」であり、同時に「できること」を見つけることができたとして、本当にそれでよい結果になるでしょうか?実は私は職を選ぶ上で、「好きなこと」+「できること」だけでは不十分だと、本当は思っています。自分が「好きなこと」であり、自分に「できること」であっても、他の人や機械などが簡単に取って代わられるような仕事は、常に激しい競争にさらされてしまいます。ですから、単に「できること」ではなく、「自分にしかできないこと」が見つかると、よりよいのではないかと思います。もっとも、「好きなこと」「自分にしかできないこと」を自分の職業にできたとしても、そのことが社会に必要とされていないと職業としては成り立ちません。ですから「社会から必要とされること」という考えを3つめに加えて考えるとよいと思います。「好きなこと」「自分にしかできないこと」「社会が必要とすること」全部で3つになりました。「そんなことはムリ」「現実的ではない」とよく言われます。その通りです。「好きなこと」を見つけるだけでもかなり難儀なことだと思います。まして単に「できること」ではなく「自分にしかできないこと」を探せと言われても、無理だと思う人も多いでしょう。「自分に相応しい職業は簡単には見つからない」ということだけが、唯一、私がはっきり今言えることです。「社会から必要とされること」というのも常に変わり続けています。今社会が必要としていることが10年先20年先にも必要とされているとは限りません。「では、結局どうすればいいの?」と思われるかもしれません。自分自身が常に「バージョンアップ」して成長していくしかないのだと思います。そんな私も「好きなこと」を続けてきているつもりではありますが、果たして本当にこれが「自分にしかできない」ことなの? 「社会から必要とされている」ことなのか? と、日々自問自答する毎日です。<著者プロフィール<片岡英彦1970年9月6日東京生まれ神奈川育ち。京都大学卒業後、日本テレビ入社。報道記者、宣伝プロデューサーを経て、2001年アップルコンピュータ株式会社のコミュニケーションマネージャーに。後に、MTVジャパン広報部長、日本マクドナルドマーケティングPR部長、株式会社ミクシィのエグゼクティブプロデューサーを経て、2011年「片岡英彦事務所」を設立。(現 株式会社東京片岡英彦事務所 代表取締役)主に企業の戦略PR、マーケティング支援の他「日本を明るくする」プロジェクトに参加。2011年から国際NGO「世界の医療団」の広報責任者を務める。2013年、一般社団法人日本アドボカシー協会を設立代表理事就任。
2015年01月08日お父さんの不倫、気づいてないとでも思ってる?
離婚には反対です
息子溺愛いじわる義母との同居