5層の狭小住宅運河沿いのビルを改装した建築家夫婦のSOHO
「ここでごはんを食べたり、友人を呼んでお花見をするときに使ったりしています。お花見の時期、窓も開けて楽しんでいると、通りかかった人が飲食店と間違えて来ることもあるんです」。
4階は寝室と浴室。大工に合板で洗面台をつくってもらい、自分たちでタイルを張った。障子は元々あったものを残して、やわらかく光を取り入れている。5階は納戸として使っているが、見晴らしのいいテラスで思い切り洗濯物を干せる。
元は和室だった3階のリビング。ベランダにはテーブルを。
キッチンカウンターのガスレンジは作業スペースをとるために設置方向を工夫した。
もともと台所があった場所の壁のタイルはそのままに。
4階寝室のトイレは古い建具をそのまま利用。
布団の下を収納に。左はOSB合板で仕切ったウォークインクロゼット。障子を開ければ見晴らしのいい景色が広がる。
自分たちでタイルを張った洗面台。4階で洗濯し、5階のテラスで干す。
この建物に新たに設置した風呂場。コンパクトだが、浴槽は普通サイズを縦方向に入れているので、湯船にはゆったり浸かれる。
数字にこだわらず、工夫する
仕事でも狭小住宅を手がけることが多いという二人。