鎌倉の景観に溶け込む緑の中に静かに佇む和を再構築した黒い箱
ソファーはデイベッドのようなサイズ感で造作したもの。
黒皮鉄をあしらったキッチン&ダイニング。引っ越し前から持っていたザ・コンランショップのダイニングテーブルがきれいに収まるように設計した。
現しにした天井を黒く塗装。キッチンは大勢でのパーティーにも対応できるよう2列に。2階キッチンの開口は、道行く人の目線と同じ高さになっている。
長野県上伊那郡中川村にあるイエルカワインの薪ストーブが鎮座。これ1台で冬もエアコン要らず。
料理好きな憲司さんがキッチンもデザインした。使い込んだ調理器具がずらりと並ぶ。
黒皮鉄の壁の前でブルテリアの谷氏と。イスはアルミニウムを原材料としたネイビーチェア。
アイアンのフェンスは藤沢のさいとう工房にオーダー。書棚との組み合わせが独特の世界観を構築。
オリジナルで考案したワゴン式収納。奥の方の食器も楽に取り出せる。
2階の凹凸のある床はフレンチパイン。階段〜3階は無垢のナラ材で。
吹き抜けが温かな空気を運ぶ
「吹き抜けは戸建てならではのものですから、絶対に設けたいと思っていました。光が下に落ちていく具合も計算しました」。
3階の南側に設けたスリットから入る光が、2階のLDKに届く。