くらし情報『鎌倉の景観に溶け込む緑の中に静かに佇む和を再構築した黒い箱』

鎌倉の景観に溶け込む緑の中に静かに佇む和を再構築した黒い箱

吹き抜けを介して、それぞれのフロアの気配も感じることができる。
「3階の居室にも仕切りをつくるつもりはなくて、真ん中を解体できるクローゼットで仕切っているだけなんです。建具などもほとんど使っていないので、実はローコストで建てられましたね」。
薪ストーブを炊けば、真冬でも3階まで暖かい空気が流れる。居心地のよさからか、自宅で過ごす時間が長く、鎌倉に来てから外食することなどもほとんどなくなったそう。
「最寄りのコンビニまで10分、レストランも早く閉まってしまったりと、決して便利ではないですが、ここに来て暮らしを楽しむようになりました。デザインを考えるのも楽しかったし、今は終わっておもちゃを取り上げられたみたいで(笑)。これからはDIYで少しずつ変えていくのが楽しみですね」。


鎌倉の景観に溶け込む緑の中に静かに佇む和を再構築した黒い箱

手すりには竹をDIYで取り付けた。スリットから光が差し込み、吹き抜けを介して家族の気配が伝わる。クローゼットも以前の1.5倍の容量に。
鎌倉の景観に溶け込む緑の中に静かに佇む和を再構築した黒い箱

現在は妻・朋子さんの仕事机などを置いている部屋。こちらの開口からは崖が望める。
鎌倉の景観に溶け込む緑の中に静かに佇む和を再構築した黒い箱

「入居当初は朝、鳥の鳴き声がうるさいくらいで…」というベッドルーム。
鎌倉の景観に溶け込む緑の中に静かに佇む和を再構築した黒い箱

鎌倉の空気にしっくりとなじむ家。

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