吹き抜けを家の中心に作るあたたかな自然素材の家に『shizen』の器が映える
急須は角掛政志さん作。
使い込むほどに味わいが増す素敵な銅のやかん。「ほんとうは鉄瓶を使いたかったようですが、お湯をわかすたびに錆びないように中を乾かす作業は僕には無理だと諦めてもらいました(笑)」と淳さん。
器はキッチン横の小部屋のオープン棚にも収納。器のためのウォークインクローゼットだ。
吹き抜けを囲んでひとつにまとまる家
木造2階建ての刀根宅は、リビングが2階までの大きな吹き抜けになっている。2階には和室と寝室の2部屋があるが、吹き抜けに面した大きな室内窓があるので見通しがよく、家全体が大きなワンルームのような設え。
冬は薪ストーブの暖かさが家全体に広がり、夏は風通しがよく快適に過ごすことができる。
「ホームセンターで材料を買って庭に柵を作りました。暖かくなったら、庭造りを楽しみたいと思っています」
吹き抜けをはさんで反対側が寝室。
2階の廊下には本棚を設えた。
吹き抜けの階段。奥のドアの向こうが洗面室。
2階から見下ろすと、入夏さんが製作したグリーンのソファが見える。
「2階に畳の部屋を作っていただきました。
ここでストレッチするのが気持ちいいです」
杉板張りの外壁。アプローチには浅間石を敷き詰めた。