くらし情報『設計・施工を自ら行う住まいは暮らしの器日々手を入れ、暮らしやすく』

設計・施工を自ら行う住まいは暮らしの器日々手を入れ、暮らしやすく

開放感あふれる空間が人とのつながりを育む

夫妻で理想のプランを考える中で、「細かく間仕切らず、空間がひとつながりになる平屋建て」「どの部屋も明るく、風通しのよい間取り」といったイメージがふくらんでいった。恭子さんは「前の家が手狭だったこともあって、広い玄関や使いやすいキッチンに憧れていたので、今度の家はぜひとお願いしました」と笑顔で話す。

施工については、仲間の助けも借りながら、コツコツとつくりあげていった。順一さんは「自分自身が職人として携わる中で、設計と施工は一体で家づくりだという思いが強くなりました。今では、陶芸家が器を、家具作家が家具をつくるように、家づくりに丸ごと向き合っていきたいと考えています」と話す。

こうして完成した住まいは、薪ストーブが据えられた広い玄関土間から、LDKが見渡せる開放的な空間が印象的だ。効果的に配された開口部から光がたっぷりと入り、さわやかな風が吹き抜ける。順一さんが手配した自然素材のやさしい風合いも特徴だ。
「柱の杉、梁の米松をはじめ、ブナ、桜、ナラなどさまざまな樹種を使っています」。

広いLDKでは「ごぼう設計工房」が開催する料理や手芸などのワークショップが行われており、空間の心地よさが好評だという。

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