設計・施工を自ら行う住まいは暮らしの器日々手を入れ、暮らしやすく
「月に1回の開催ですが、お子さまも一緒に参加してくださる方もいらっしゃいます。皆さんくつろいで楽しんでくださるのが嬉しいですね」(恭子さん)。
広い土間玄関。アールの下り壁の奥は広いシューズクローゼット。刺繍をほどこしたのれんは恭子さんのハンドメイド。
土間には薪ストーブが据えられている。薪ストーブの設置は、家を建てる際の希望の一つだった。
ストーブの奥の壁は一部くりぬかれ、廊下とつながっている。ヒンメリはワークショップでつくったもの。
ウッドデッキに面した掃き出し窓と、高窓からの光に満ちるリビング。つきあたりの壁は、プロジェクターの映像を映すために物を飾っていない。
日々手を入れ、進化していく家
「施工も自分たちで行っていたので、2017年春に引っ越してきたときはまだまだ未完成の状態でした」と振り返る夫妻。タイルを貼るなどの仕上げは、住みながら二人で行ったという。「もともと、生活の変化に合わせて、必要になったらつくればいいという考えでした。子どもが生まれたことで収納を増やしたり、少しずつ手を入れ続けています」(恭子さん)。
家族の暮らしのベースとして、自分たちでつくった工藤さん一家の住まい。