透明水彩画家のアトリエ兼住居 アメリカ好きの夫婦が目指す理想の空間
和室だった場所を、2面たっぷり使った贅沢なキッチン空間に。
窓を設置したことによって、東側からも採光できるようになった。
1階は端から端まで視界が届き、のびやかさがある。右に見える壁はコルクボードにしてメモなどを貼れるようにした。
外壁をサイディングにすることは夫婦で一致。建てた際はブルーだったが、リノベーションの際にえんじ色に塗り替えた。
自宅にある自分だけの創作空間
2階南側にはかとうさんのアトリエがある。2階の廊下から1段下がって入るという入室経路と、雲のイラスト入りの壁紙を採用し差別化することで、日常空間との切り替えを演出。
「家を建てる時に、私が一番家にいるから一番いい場所にアトリエを作って欲しいとお願いをしました。子どもが小さい時は、ご飯作らなきゃなど考えましたが、今は手がかからないので一日中いることもありますね。
ここにいると時間を忘れます」。
頻繁にニューヨークに行き、絵の素材探しをするほどアメリカ好きだが、絵を始めたきっかけもアメリカが関係している。「アメリカ西海岸を舞台にした漫画を読んだのがキッカケでアメリカと絵に興味を持ちました」。
19年目を迎えた自宅は、壁紙や床など変化してきたが、アトリエは変わることがなかった。