屋根形状とレベル差を活用 家族がゆるやかにつながる屋根裏のような居住空間
シンプルなデザインと温かみのある住まい
川崎市の閑静な住宅街に建つT邸。かわいらしい三角屋根の外観が目を引くこの家に暮らすのはTさん夫妻と小学5年生の長女、小学2年生の長男の4人家族。
「もともと同じ地域の3LDKのマンションに家族4人で住んでいたのですが、子どもの成長とともに手狭になりはじめたことをきっかけに、家づくりを決意しました」(ご主人)。
夫妻が設計を依頼したのは、IYs inc.(イノウエヨシムラスタジオ株式会社)の井上亮さん。きっかけとなったのは、100%LIFEだったという。
「家づくりを検討する前から、100%LIFEをよく見ていました。記事で紹介される家のなかでも、特にこの家好き!と感じる家の多くがIYSさんの家でした。シンプルで洗練されたデザインと温かみのある家づくりに惹かれて、依頼することにしました」(奥さん)。
玄関を入るとすぐに広がる開放的な吹き抜けのホール。ブラックチェリー材を使用した1階の床は、年月とともに深みのある赤色に変化していく。
2階との距離を近く感じられるように、1階の天井は低めに設定。「天井の高低差による雰囲気の変化も意識しています」と井上さん。