開放的なつくりの中で癒されて暮らす モノが多くても気にならず、 オン/オフの切り替えもできる家
(加藤さん)
設計では当初IHで考えていたが奥さんの希望からガスコンロに変更。防火上の必要からコンロ周りにはモルタルを塗った。天井の梁部分もラスモルタル仕上げに。このモルタル部分がデザイン的にも効いている。
上のアスレチックネットは大人が載ってもまったく問題ないという。
バスとクローゼットの間から玄関方向を見る。
室内にはいろんな種類のモノが数多く置かれているがそれが設計的な配慮によってまったく気にならない。
床のモルタルのクラックや塗りムラなどにも同じ効果がある。さらにブレースなども隠さずに見せることで、生活にかかわるモノたちが増えてももともと目に入る要素が多いから気にならないという。ミニマル方向に振ったデザインであればモノを増やしにくいし生活感が出てくるとそれがストレスにもなりかねないが、こうしたデザイン的な仕掛けによって、無理をせずに暮らせる上に「生活したときの要素とあいまっていい空間の質になるようなところがある」(加藤さん)という。
2階から階段を見下ろす。
2階にはアスレチックネットを張って開放性をさらにアップ。
「遊び心がほしい」というリクエストがあった2階にはアスレチックネットが張られブランコが吊り下がる。