開放的なつくりの中で癒されて暮らす モノが多くても気にならず、 オン/オフの切り替えもできる家
奥の上部にはロフトがつくられている。
奥に見えるのが寝室。
2階南側の大開口にはビル用のサッシを使っている。
2階につくられたロフトは出入口が2つあるので間を仕切って子ども部屋を2つつくることもできる。
2階南側大開口のもとで。エキスパンドメタルにはフラット加工が施されている。
オンになる空間をつくる
仕事場については「とにかく音が漏れないように防音室みたいなかたちにしてほしい。独居房みたいな感じで小窓をすごく小っちゃくしてほしい」というリクエストを出したという野中さん。この離れにつくったスペースについて、加藤さんは「上から神々しい光が下りてくるような感じがほしい」とも言われたという。
そうしてつくった仕事のスペースを最近DIYで内装をやり替えたという。「1年3か月ここに住んでみて住むスペースだけじゃなくこちらでも落ち着いた感じになるとオン/オフの切り替えがうまくできないのに気が付いてこれは変えないといけないかなと」
それで仕事場のほうは「緊張感がもてるというか住むゾーンとは真逆なゾーンにしてみよう」と思い、あえて下品にして差をつけることにしたという。コンセプトは“センスのいい下品”、「趣味は良くないけどセンスがいいみたいな微妙なところ」