都市型パッシブデザインの家 自然素材にこだわり経年美を楽しみながら暮らす
日当たりの良い家を希望していた奥さまは、この土地を最初に見たときは青ざめたという。「南側が開いていなくても、こんなに暖かくて明るいなんて目から鱗でした。家の中が一定の温度で快適です」と話す。
2階ダイニングからの眺め。家の前の水路には白鷺や川鵜なども訪れるという。「ベランダに遊びに来るシジュウカラやスズメに癒されています」(奥さま)。
ターミナル駅から数駅離れた静かな住宅地に建つ。「遊歩道につながるように庭を作りたかったので、家はL字型にしました」(三牧さん)。
1階のビルトインガレージには、奥さまが一目惚れしたというジムニーが駐車。北海道産のナラ材を張った玄関ドアと鉄平石の壁が目を引く。左側には三牧さんの事務所がある。
4階の高さにあたる屋上の庭園。周囲に遮るものはなく、さいたま新都心のビル群まで望むこともできる。右側が階段室で、屋根には太陽熱集熱パネルを設置。
屋上に続く階段室。冬は太陽光を取り入れて暖房の補助に、夏は雨戸を閉めて日差しを遮り、通風の役目も。
全フロアが一続きの自由な空間
25坪弱の敷地に建つ三牧邸。「緑に触れる暮らしがしたくて屋上に庭を造りました」と三牧さん。