くらし情報『精神科医・名越康文が語る「乱れた心を客観視できる方法」』

2015年5月10日 09:00

精神科医・名越康文が語る「乱れた心を客観視できる方法」

今を頑張れ、ポジティブに生きろと声高に叫ぶ本より、こんなふうに年をとれば人生はもっと心地よい、と賢者に教えてもらう方が、腑に落ちる部分が多いでしょう。読後は、将来への不安を漠然と感じるより、今を大切に生きようとする思考に変わります」(新潮文庫400円) ■『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』名越康文 不安や怒りの根底にあるものを解消するために、実践レベルで応えてくれるのは仏教だと確信した名越さんが、乱れる心の対処法などを実践的に伝授する「仏教心理学」のすすめ。「ネガティブな感情に支配されている時は、心も体もこわばります。でも、実は心そのものは自由自在なんです。仏教が教えてくれる、柔らかい心と体を取り戻す方法を日々実践していけば、心の揺れと仲良く付き合え、生きることへの虚しさ、漠たる不安から少しずつ解放されていきますよ」(PHP新書780円) ■『うじうじ』立川志ら乃 立川流孫弟子初の真打ちが綴る、七転八倒の落語家人生。「合理主義で目的主義な今と違い、かつての日本は疑似家族のような関係性で社会が成り立っていた。利潤だけを求めるのではなく、お互いを尊重しあい、つながりを大切にする家族的な考えが人々を動かしていたんです。

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