くらし情報『【夏のキモエロ♡】ベルギー発、ちょっとヘンなアートを見てきた!』

2017年8月15日 19:00

【夏のキモエロ♡】ベルギー発、ちょっとヘンなアートを見てきた!

黒いストッキングと手袋を身につけた裸の娼婦と大きな豚が描かれています。女性は目隠しまでされていて、なんともエロチック。でも、この作品にはたくさんの皮肉が込められています。
【夏のキモエロ♡】ベルギー発、ちょっとヘンなアートを見てきた!


まず、娼婦と豚。これがなにを意味しているかわかりますか?食欲と性欲の本能しかないものの象徴なんだそうです。さらに、足もとに「彫刻」「音楽」「詩」「絵画」と書かれた擬人像がありますが、女性も豚もそれらを踏みつけています。これは、彼女らが芸術を理解していないという意味。そして、タイトルは《娼婦政治家》。
つまり、この女性は欲に目がくらんでいる政治家を表しているそうです。

ちょっとコワい系も

ちょっとコワい絵もあります。例えば、ジャン・デルヴィル(1867-1953)の《赤死病の仮面》。本作は、赤死病という架空の疫病が広がる世界を舞台にしたエドガー・アラン・ポーの同名小説に基づいて描かれたもの。死に装束の男がじっとこちらを見据えていて、何とも恐ろしい作品です。
【夏のキモエロ♡】ベルギー発、ちょっとヘンなアートを見てきた!


デルヴィルは、目に見えない幻想的な世界を追い求める「ベルギー象徴主義」に属するアーティスト。画家としてだけでなく、文学にも関心をもつなど多方面で活躍し、ベルギー王立美術アカデミーの教授も務めました。

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