くらし情報『「女性のほうが全然ノッてたからね」アラーキー“猥褻”を語る』

2017年8月13日 07:00

「女性のほうが全然ノッてたからね」アラーキー“猥褻”を語る

すべてを受けてたらこんなことになっちゃった。でもさ、アタシは興味あるものはなんでも撮るわけ。例えば女だったら、美人じゃなくたって、その人の個性ってものがある。だから俺は、全部受けて立つ。もうずっと、そういうふうにしてやってきたからね。生きるっていうのは、周りの人が決めてくれるものなんだよ。まあ俺の場合は神だけどね。写真の神と、あとは女神ね(笑)。
俺は本当に女の人に人生助けられてる。

――最近それを実感したことは、何かありますか?

荒木:
今年、伊勢丹新宿店で、<後期高齢書>ってタイトルで、書の展覧会をやったわけ。そこでさ、“かきわけても かきわけても陰毛”っていう書を飾ってくれたんだけど、伊勢丹側の人たち、女性のほうが全然ノッてたからね。あと去年、パリにあるフランス国立ギメ東洋美術館でやった展覧会も、キュレーターが5年も美術館に“やりたい”ってかけあってたらしいんだけど、館長が女性に代わった途端、急にOKが出たんだって。それから前にイタリアで写真展やったときに、バチカンがすごい物言いをつけてきて、新聞に載ったりしたわけ、猥褻だとかって。でもそのときのイタリアの外務大臣が女性でさ。見に来てくれて、「猥褻?何言ってんのよ!」

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