2017年10月2日 21:00
【ガチで怖すぎーっ!】中野京子先生おすすめ! 女子必見「怖い絵」3選
みなさんビックリされますが、この2点はほぼ同じ時代に描かれています。モッサのほうは感覚が新しい。これは驚きますよ。日本のアニメっぽくて。そんな対比とかも楽しんでほしいですね。
(※上の写真では左がドレイパーの《オデュッセウスとセイレーン》です。モッサの《飽食のセイレーン》は著作権の関係で図版を掲載できません)
『怖い絵』展、とてもおもしろそうですね!
中野先生
絵画は、テレビや映画といった動画のなかった時代のエンターテインメントでした。その中から、時代も国も超えて長く生き残ってきた作品が、芸術品となり資産となってきたのです。
現代の我々は芸術として、つい崇めたてまつってしまいがちですが、エンターテインメントだった時代を思い返して「楽しむ」というスタンスがあってもいいと思うのです。初めて美術館を訪れ、初めて実物の西洋名画に触れ、画家の名前がわからなくても「絵っていいなー」と思う人が少しでも増えればいいことじゃないかな。そう思います。
取材を終えて…
中野先生は現在新聞や雑誌に連載をもち、日テレの『世界一受けたい授業』などにも出演。絵画に潜む「怖さ」に着目し、文化や歴史的背景をもとに作品をわかりやすく解説してくださるので、先生の本をきっかけに絵を “読む” 楽しさに目覚めた人もたくさんいます。