くらし情報『俳優・平山浩行「クセのある役ほど燃えるというか、面白い」』

2017年11月12日 11:00

俳優・平山浩行「クセのある役ほど燃えるというか、面白い」

であるバーテンダーの経験で身についたものなのですか?

平山:
確かにバーで磨いた洞察力は今も生きています。例えば目の前のお客様が一人で思いに耽りたい方なのか、会話を楽しみたい方なのかを察する…とかね。でも役者は空気を読みすぎても面白くない。いい作品を作るためには、時には現場でぶつかり合うことも必要です。納得いく芝居のためなら、ためらわず意見交換すべき。コミュニケーションって、単に仲良くすることだけじゃないですから。

――その作品への情熱が、存在感ある演技の源なのですね。

平山:
そういう意味では、どの現場にも学びがあって俳優業は飽きません。
でも、もともと僕はそういう刺激的な環境は苦手だったし、実は人前に立つことも得意ではなくて。ただ映像作品が好きで「あの世界に行きたい」と思って俳優を目指したんです。今でも「好き」という気持ちが、演じる原動力になっていますね。
俳優・平山浩行「クセのある役ほど燃えるというか、面白い」


――最近は一筋縄ではいかない個性的な役が続いています。今年公開された映画『昼顔』でもヒロインを追い詰める役柄が印象的でした。

平山:
確かに『昼顔』で、屈折ある役柄を演じられたことは、新鮮な経験でした。監督から仕草や視線にまで繊細な演技指導を受けることで、今までにない自分を画面を通して見られたような…。

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