くらし情報『山田涼介主演「ハガレン」実写化 原作者「ホムンクルス組再現に感動」』

2017年11月29日 11:00

山田涼介主演「ハガレン」実写化 原作者「ホムンクルス組再現に感動」

「鋼の錬金術師」実写化のニュースが流れた時、多くの人が懸念したのは、あの世界観を完璧に映像化できるのか、だったと思う。しかし、実写化に集まった顔ぶれと細部までのこだわりを知れば、杞憂だとわかるはず。さまざまな角度から映画の魅力に迫ります!

荒川弘さんによる原作は、‘01年から約9年間にわたり月刊『少年ガンガン』に連載。あらゆる物質を分解して再構築する錬金術に天才的な才能を見せるエドとアルの兄弟の冒険譚を軸にしながらも、人間の尊厳や命の重みといった根幹に迫った重厚なストーリーで、全世界シリーズ累計発行部数7000万部超のベストセラーを記録している。この作品の映画化に自ら名乗りを上げたのは、日本のCG技術の第一人者と評される曽利文彦監督。撮影後、1年にも及ぶVFX作業を経て待望の公開に。
スタッフが語る、映画ハガレンの魅力

【感動を誘う“兄弟愛”が物語の要】

一瞬にして物質が別の形状へと変わる錬金術や躍動感に溢れたアクションなど見どころは多いが、軸はあくまでもエドとアルの兄弟の物語。エドが危険を顧みずに賢者の石を求めるのは、自ら犯した禁忌により、食べることも眠ることも痛みを感じることもない空っぽの鎧になってしまった弟アルの身体を取り戻すため。

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