くらし情報『日本人は気にしすぎ? 欧米人が真冬でも薄着のワケ』

2017年12月17日 20:00

日本人は気にしすぎ? 欧米人が真冬でも薄着のワケ

つまり、欧米には“冷え”という概念がないため、仮に冷えていたとしても自覚していない、ということなのでしょう。このように、カラダのつくりにそれほど違いはなくても、冷えの捉え方は地域によってそれぞれ。アジアでも日本人は特に敏感といえます」(成城松村クリニック院長・松村圭子先生)
そもそも、「冷え症」と「低体温」の違いって?
「冷え症」と「低体温」は同じような意味で使われがちだけれど、実は症状も原因も根本的に異なるもの。

「一般的な冷えの症状とは、気温の高い低いにかかわらず、手足や下半身など、カラダの一部が冷えて不快に感じる状態のこと。それに対して低体温とは、深部体温が35℃以下になる病的な状態を指します。ここでいう“深部体温”とは、脳や心臓などカラダの中心に近い体温のことで、深部体温が35℃以下といえば、雪山で遭難した時と同じレベル。通常は手足がカチカチに冷えていたとしても、深部体温は37℃近くあるもの。このように、“冷え症”と“低体温”が厳密には違うものだということを知っておきましょう」(松村先生)
松村圭子先生「成城松村クリニック」院長。
専門は婦人科。著書に『女30代からのなんだかわからない体の不調を治す本』(東京書店)

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