くらし情報『わっ、かわいーっ!…話題の「考え抜かれたヘタウマ絵」を見てきた!』

2018年1月14日 08:00

わっ、かわいーっ!…話題の「考え抜かれたヘタウマ絵」を見てきた!

代表作といわれる作品の多くは晩年に描かれています。

花も餅も超シンプル!

わっ、かわいーっ!…話題の「考え抜かれたヘタウマ絵」を見てきた!


熊谷作品の特徴は、明るい色彩とシンプルな形。例えば《ハルシヤ菊》という作品は花びらが何枚もあるキク科の花を描いたものですが、花の部分が単純な円形になっています。まるで目玉のようにも見えて、何ともユーモラス。また、地面には花と同じような円い形のカタツムリも描かれています。

わっ、かわいーっ!…話題の「考え抜かれたヘタウマ絵」を見てきた!


《伸餅》もたまらなくシンプル。3個の餅と包丁が1本描かれているだけなのですが、とても印象に残る絵です。餅はそれぞれ微妙に形が異なり、さらに白い絵の具を塗る筆の方向なども変えて奥行きが出るようにしているとのこと。シンプルなものほど絵にするのは難しいといわれますが、餅をこれほど味わい深く表現できるなんて、熊谷画伯、やはり只者ではございません。

代表作はゆるカワ猫!

わっ、かわいーっ!…話題の「考え抜かれたヘタウマ絵」を見てきた!


熊谷守一の代表作といえば、《猫》。見ているとほっこりしてくる作品です。さらりと描いた絵のように見えますが、猫の骨格や体の特徴などが正確にとらえられていて、技術的にはかなりハイレベル。シンプルな絵なのに猫のやわらかさまで伝わってきます。
この作品を描いたのは、彼が85歳のときでした。
わっ、かわいーっ!…話題の「考え抜かれたヘタウマ絵」を見てきた!


会場では、ほかにもさまざまな猫作品を見ることができます。

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