くらし情報『壮絶…「太るのが怖い」拒食と過食嘔吐、繰り返す摂食障害との戦い』

2018年1月13日 11:30

壮絶…「太るのが怖い」拒食と過食嘔吐、繰り返す摂食障害との戦い

おかしいな、と感じたのは中学生の頃。ちょうどいじめに遭っているときでした。摂食障害という言葉を知らないまま、拒食症と過食嘔吐を繰り返すように。あれから約15年、私はいまだに最重度の拒食症体重です。

文・七海

摂食障害なんて知らなかった。
だけど、食べる意味がわからなくなった

目次

・太ることへの恐怖感が、食欲の変動を増長させた
・いじめから何年も経ったけれど。摂食障害とは戦い続けている
壮絶…「太るのが怖い」拒食と過食嘔吐、繰り返す摂食障害との戦い


もともとよく食べるほうでしたが、太りにくい体質でした。幼い頃から「痩せの大食いだね」と言われることがよくありました。”痩せている=良いこと” という図式はいつからできあがったのでしょうか。
私は、痩せていることをよく褒められ、うらやましがられました。

食欲に変化が出てきたのは15年ほど前。中学校2年生、いじめられていた頃です。言葉の暴力もあり、容姿を酷く罵られました。学校から帰って鏡を見て、顔を引っ掻きながら泣きました。髪の毛を抜きながら泣きました。体中を殴りながら泣きました。誰かから蹴られた痛みなのか、自分でつけた痛みなのか、心の痛みなのか、もうわからなくなっていたのです。
ひたすら泣いて、泣き枯れて、また泣いて。それを繰り返していたら、悪夢の朝が始まっていました。

希死念慮や自殺願望が強くなってきた頃です。あるとき思いました。

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