2018年1月13日 11:30
壮絶…「太るのが怖い」拒食と過食嘔吐、繰り返す摂食障害との戦い
「私はなぜ食べているのだろう」と。生きるために食べているという行為が、よくわからなくなってしまったのです。
太ることへの恐怖感が、食欲の変動を増長させた
食べる意味がわからなくなってから、食欲が落ちてきました。食欲が落ちると、食べなくなります。食べなくなると、当然痩せます。もともと痩せ形でしたが、さらに痩せていきました。お風呂で鏡に写る私は、細くてきれいに見えました。お風呂から上がると体重計に乗り、だんだん減っていく体重に快感を覚えました。
幼い頃褒められ、羨ましがられた ”痩せている体型” が、もっと痩せていっていたからです。容姿を罵られる毎日のなか、細い体と体重計の針だけが心の支えのように感じました。痩せていくことが自己肯定感へとつながってしまったのです。
やがて、毎日体重計に乗り、0.01kgの増減に一喜一憂するようになりました。0.01kgでも増えていると、自分を責めるようになりました。痩せられない自分が許せませんでした。でも、この当時すでに最重度の拒食症体重だったのです。栄養失調と脱水症状で倒れて、救急車で運ばれることもありました。
きっかけは思い出せませんが、食べられない期間が続いた後で、物凄い食欲に襲われる期間がくるようになりました。