2018年6月21日 16:30
見るほど深みにはまる! 究極の “だまし絵” エッシャー展
見れば見るほど大混乱…!
それでは、2階の展示室に向かいます。移動の際にチェックしたいのが、展示室の壁面。
階段の途中にもエッシャーのキャラクターがさり気なく描かれているので、ぜひ探し出してみてください!
2階の奥、「錯視」の部屋で展示されているのが、彼の代表的な “だまし絵” のひとつ、《相対性》。独立した3つの世界がひとつの絵の中に描かれているのですが、それぞれの空間で重力が異なっています。まさに現実ではありえない世界。空間や繋がりの不自然なところを探し出そうと凝視してみたのですが、見るほどに混乱してきます。この独創的な空間表現は多くのクリエーターに影響を与え、ハリウッド映画などにも使われています。
最後の最後もお見逃しなく!
また、最後のエピローグの展示室で紹介されているのが、長さ4メートル近くもある大作《メタモルフォーゼII》。文字からはじまった絵が四角形や六角形などに形を変え、さらにハチの巣や魚、建物などに変容しながら最後はまた文字に戻るという不思議なアートで、展覧会の目玉作品です。
この作品は展示室中央のガラスケース内に展示されていますが、拡大してパネルにしたものが展示室の壁に貼られています。