くらし情報『『半分、青い。』中村倫也 下積み時代の苦労語る』

2018年8月5日 20:00

『半分、青い。』中村倫也 下積み時代の苦労語る

と思った役はありましたか?

中村:たいがいは驚かないんですが、『孤狼の血』は驚きました。まず、自分が演っている画が浮かばなかったです。白石(和彌)監督のなかで、いけるっていう目処が立っていたんだとは思いますが、見た目もこんなツルンとしていますし、人を殴ったこともないし、こんなペースでしゃべりますし、ヘラヘラしてますし…。

――中村さんの場合、どんな役を演じていても、現実と地続きのリアルな手触りを感じます。

中村:作品によっても、役柄によっても求められているものは違いますからね。なかには腕力で持っていかなきゃいけない時もあるし、共演者とのバランスを見て調整して。中村倫也が頑張っている、というのは絶対にバレちゃいけないとは思っています。

――月並みですけれど、転機になった作品というと…?

中村:よく聞かれるんですけれど、無数にあるんで本当に困るんです。
やってない作品を出そうかな?(笑)

――(笑)。では、こういう作品、こういう役のオファーを待ってます、というものはありますか?

中村:いろいろやってきたなかで、恋愛ものは楽しいなと思います。恋愛すると、ちゃんとダサくなれるんですよね。

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