2018年9月5日 08:00
余命数か月を愛の力で乗り越えた! 感動の実話『ブレス しあわせの呼吸』
だから、この映画に登場するほとんどのダイアログは僕の記憶から来ているんです。たとえば、母が「ロビンを生かしているのは友だちのためじゃない」と言いますが、これも僕が記憶している母の言葉。ということで、脚本はかなり綿密なリサーチをしたうえで書かれています。
愛の力があれば何でもできることを感じて欲しい
―逃げることなくすべてに立ち向かう姿が描かれており、ダイアナさん自身が持つ芯の強さとロビンさんに対する愛の強さを感じることができました。
ジョナサン
当時は戦争もあって、物資の配給も限られていたような時代だったので、「この人と一緒になろう」と一度思ったら添い遂げるという感覚だったのかもしれません。ただ、この映画が訴えかけていることは、愛が成せる力。運よく相手と一緒になることができるのであれば、愛の力で何でもできるんだということだと思います。
あとは、ユーモアの感覚もとても大事で、あまり深刻にならずに軽やかに生きていくことが必要だということも訴えているので、そこはみなさんにも感じて欲しいです。
―逆境に見舞われている人たちにとっては勇気と感動をもらえる作品なので、日本の観客に向けて伝えたい思いがあれば、メッセージをお願いします!
ジョナサン
父と母はとてもいいパートナーシップを築き、そこから出てきた喜び、愛、お互いを思いやる心、そして周りを含めた人間関係をエンジョイすることができました。