2018年11月7日 18:40
ラーメン好きは共感? ジャズが流れる店に「なにやってんねん!」
それをサウンドスケープデザインといいます。実は、僕は大学でこのサウンドスケープを研究していたんです。例えば、アミューズメントパークでは楽しい気分を演出するようなほどよくアップテンポな楽曲、病院などでは不安感を消すような落ちついた曲を流し、スーパーの大安売りの日にはハードロックなど気分が高揚する曲で購買意欲を刺激します。店内アナウンスを重視するスーパーでは歌なしのオルゴールアレンジの曲を流していたり、逆に流行のポップソングを流すことで、客の店舗での滞在時間を増やす効果を狙っていたりもします。人は、気づかないうちにその場に流れている音楽に感情を左右されているんですよね。
僕がいま最も気になるサウンドスケープは、アゲアゲな曲ばかりかけられている場所ですね。例えば夏の海の家とか。海に行く人全員が全員、ブチ上がりたいわけじゃないはずです。
元気な曲で盛り上がるビーチだけじゃなく、癒され目的なビーチもあっていいんじゃないかと思うんですよね。僕が手がけるとしたら、手嶌葵さんやゴンチチさんがエンドレスで流れているような癒しビーチをデザインしてみたいです。おかざき・たいいくNHK連続テレビ小説『まんぷく』に出演決定。