2018年12月1日 15:30
ギュッ抱きしめたい…海抜270メートル!「ドキドキ絶景クリスマスデート」
夜の密着デートにおすすめです。
夜景の前に立ち寄って!
そんなロマンティックな夜景を見る前に、ぜひ立ち寄ってほしいのが、六本木ヒルズ森タワー53階で開かれている『カタストロフと美術のちから展』。
この展覧会のテーマは、カタストロフ(大惨事)。大震災や戦争、テロ、さらには難民問題や環境破壊など、社会や個人に襲いかかる悲劇について、美術はどう向き合い、アーティストたちはどんな表現をしようとしたのか……そんな深い内容の作品が会場に並んでいます。
参加作家は、宮島達男やトーマス・ヒルシュホーンなど現代アート界のベテランから注目の若手作家まで、国内外で活躍する40組のアーティストたち。彼らの作品を見ながら「美術のちから」を感じ、考えることができる展覧会です。
惨事をどう描いたの?
では、具体的にアーティストたちは大惨事をどう描いたのでしょうか?その表現方法や技法はさまざまで、写真やオブジェ、抽象化したものもあります。
例えば、入り口を入ってすぐのところにある巨大な作品は、トーマス・ヒルシュホーンが制作した《崩落》。二階建ての建物の壁が崩れ落ち、内部が見えています。がれきの素材はダンボールなどで作られているので、近寄ってみるとあまりリアリティは感じられませんが、作品全体からかなり重苦しい空気が伝わってきます。