くらし情報『ジブリの名作セル画を一挙公開 他界した“色彩設計”者のワザ』

2018年12月25日 19:30

ジブリの名作セル画を一挙公開 他界した“色彩設計”者のワザ

また、高畑・宮崎両監督がテクニックを学んだビリービンの絵本の挿絵なども展示。どこを見て何を学んだかまで明記された解説にも感心する。

「キャラクターの服に関して、宮崎は明るい黄色やピンク、青を多用する。一方、高畑は落ちついた色が多く対照的。そんな彼ら2人から全幅の信頼を得ていた色彩設計の保田道世さんの力は大きかった」

その保田さんも2年前に他界し、今は彼女の教え子たちがジブリの配色を担う。脈々と受け継がれる色彩観を支えた丁寧な仕事ぶりは、実際にその目で見ないともったいない。
ジブリの名作セル画を一挙公開 他界した“色彩設計”者のワザ


「映画を塗る仕事」展三鷹の森ジブリ美術館東京都三鷹市下連雀1-1-83開催中~2019年11月(予定)10時~18時(入場は1日に4回)火曜、12/28~1/2休(12/25は開館)一般1000円(入場は日時指定の予約制。チケット販売はローソンのみ)TEL:0570・055777(9時~18時※休館日を除く)◎Museo d’Arte Ghibli ◎Studio Ghibli
※『anan』2018年12月26日号より。
文・山田貴美子

(by anan編集部)

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