2018年12月24日 18:00
巨大IT企業はGAFAだけじゃない 中国「BATH」も台頭でどうする日本?
を導入。個人情報の保護を強化しました。また、イギリスでは2020年4月より、大手IT企業にデジタルサービス税を課することを発表。日本も年明けから、規制強化に向けた検討を本格化させることを決めました。
しかし、巨大プラットフォーマーの脅威は、GAFAに限りません。実は中国企業の「バイドゥ」「アリババ」「テンセント」「ファーウェイ」を称した「BATH」も市場を広げています。11月11日の中国の「独身の日」には、1日で3.5兆円の売り上げがあり、それを牽引したのはアリババでした。時価総額はアマゾンのほうが上ですが、利益率では、アリババはアマゾンを大幅に上回っています。
中国はアジア、ヨーロッパ、アフリカへ着々と貿易圏を拡大しています。数年内にはBATHの利益率がGAFAを上回るのではないかという試算もあるほど。
先日ブエノスアイレスで開かれたG20では、国際的にデジタル課税制度を整備するよう連携姿勢を表明しましたが、巨大IT企業を抱えるアメリカと中国は反発。来年は日本が議長国。引き続き議論がなされる予定です。
ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」