2019年2月6日 19:00
倉科カナ 舞台出演で「落ち込んだら、一晩ヤケ酒して思いっきり泣きます」
民主化を求める一般国民を中国政府が権力と武器で制圧した、1989年の天安門事件。そこに居合わせ、後に世界に衝撃を与えた一枚の写真を撮影したアメリカ人カメラマン、ジョーを軸に、当時のチャイナ(中国)と現代のアメリカを行き来し描かれる舞台『チャイメリカ』。
「いまは役柄がなかなか掴めないし、セリフも多く、稽古のペースの速さについていくのがやっとで、辛くて泣きたくなるくらい。でも同時に、栗山(民也)さんの稽古場にいられることが楽しくて幸せで…矛盾した日々を送っています」
そう話すのは、ジョーと親密な関係となるテスを演じる倉科カナさん。
「以前から栗山さんがどんな演出をされるのか、すごく興味があったんです。映像ではできない表現をされていて、それが観客に対して問題提起になるような鋭さがあって、観ると考えがちょっと豊かになるような舞台をお作りになられているんですよね。実際、いまその舞台が立ち上がる過程を拝見しながら、お茶を取るなにげないタイミングひとつでも、栗山さんの演出通りにやると、こんな深い意味が立ち上がるのかと…キュンとしています。ただ、自分の場面のことはいっぱいいっぱいすぎて、全然わからないんですけれど」