2019年5月17日 21:00
岡崎体育、批評家に物申す「確かに星野源さんにも褒めていただいたけど…」
岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「オマージュ」です。
今年1月にオリジナルサードアルバム『SAITAMA』をリリースしました。たくさんの方に聴いていただき本当に感謝しています。で、いろいろレビューなどもしていただいたのですが、その中で気になる言葉があり、それを今回の議題にしたいと思います。その言葉とは「オマージュ」です。僕はいろんなタイプの楽曲を作るので、曲ごとに“これはクラブミュージックのオマージュ”“これはラウドロックのオマージュ”と、1曲ごとにっぽいと言われがち。でも、オマージュってなんなん?と思います。
確かに以前、星野源さんにも「岡崎体育は、いろんな音楽ジャンルのおいしいとこ取りをするのが上手」と褒めていただいたことがあるし、浅く広くですがいろんなジャンルの音楽を好きで聴いてきたから、その影響を受けていることは間違いないです。でも、楽曲を作るときに「よし、今回はこの感じをオマージュしたるぞ!」と作るわけではないです。
現代のミュージシャンで、聴いてきた音楽に影響を受けていない人などいないと思うので、すべてのミュージシャンはオマージュの塊であると言えると思うんです。