2019年5月23日 11:30
好きな人の嘘を許せるか…嘘から始まるまさかのラブストーリー
やっぱりちゃんと自分自身に信頼を持てている人というのはチャーミングだと思うよ。というのも、それは内面からくる美しさだからね。
僕自身の好みで言うと、黒っぽい髪のブルネットの女性がタイプなんだけど、不思議なことに、今回のフロランス役にキャスティングしたのは、ブロンドのアレクサンドラ・ラミー。自分の好みと反対の女性をヒロインに選んだことは、自分でも興味深いことだなと思っているんだ。
ただ、好みとは違う僕にとってもチャーミングなヒロインになるのであれば、それはどの観客にとっても魅力的に映るだろうと確信したよ。なぜなら、それは彼女が内面的な魅力も持っているからなんだ。実際、アレクサンドラは素晴らしかったよ。
―現場ではアレクサンドラさんと共演者でもあり、監督と俳優という立場でもありましたが、監督として演出したことはありましたか?
フランクさん彼女に言ったのは、車いすでターンするときでも、『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラがドレスを着て振り返るような立ち振る舞いをして欲しいということ。
そのなかでも大事なアイテムだったのは、フロランスの靴。立つことができない女性にとってハイヒールは必要ないものかもしれないけれど、それでも威厳のある美しさを持った女性であることを表したかったんだ。