2019年7月25日 19:40
筒井真理子「池松壮亮さんに申し訳ないと思った…」その理由とは?
そうやって実日子ちゃんへの思いを自分のなかで打ち消しながら演じていました。
―そして、市子の復讐に欠かせない人物でもある和道を演じたのは池松壮亮さんですが、ご一緒されてみていかがでしたか?
筒井さんこれまで映画や舞台を拝見させていただきましたが、素晴らしい俳優さんだと思っていたので、ご一緒できてうれしかったです。実際に会ってみると、すごく落ち着いていますし、包容力もあるので、精神年齢がすごく高い方だなと思いました。
―印象に残っているシーンはありますか?
筒井さん今回、池松さんと最初に撮ったのは、行く場所がなくなった市子が絶望から道で吐いているシーン。しかも、そのときは髪の毛を染めたりする関係上、頭は白髪交じりでしたし、吐いてばかりいるひどい顔。そんな状態で「初めまして」となりましたが、それでも池松さんがいい感じで受け止めてくださったので、本当にありがたかったです。
ベッドシーンでは「こんなに年が違うのにごめんなさい」と思いながら、演じていました。それを言葉にしたら終わっちゃうと思っていたので、ずっと言わずにいたんですが、心のなかでは申し訳ないと思っていたんですよ。
(笑)
そのほかにも私が勘違いして間違ったことをしても、何も言わずにニコニコしてくれて、「なんていい人なんだろう」