2019年7月25日 21:00
“アイデア出し”はどうする? プロのおすすめは「すべて書き出す」
修正は後からいくらでもできますよ」
ちょっとズラしてみる。
自分の経験や知識だけではアイデアの数には、どうしても限界が…。そこで取り入れたいのが、アイデアを“ズラす”ワザ。
「アイデアは選択肢ですから、選択肢が多いほど良い企画が生まれる可能性は高まります。Aというアイデアに対してA’、さらにA’’とズラしていきます。この段階では、どれも切り捨てないこと。自分には微差でも、それは別のアイデアです。
ステップ1で出したアイデアを組み合わせたり、並べ方を変えるだけでもまるで違う印象になりますよ」
記憶に残る、インパクトを重視する。
ここで初めて、アイデアを“ギブ”する相手のことを考慮して、提案できる段階に仕上げていく。
「わがままに考えたアイデアに、相手への思いやりをプラスしていきます」。
ただし、思いやりも過ぎるとお節介になるように、相手に合わせすぎるのは考えもの。「提案を受け取る側にとって知らないことが最大のギフトになり、喜ばれます。出したアイデア=選択肢から、相手にとって新しい発見になるモノという基準で選んだ提案は型通りではなく、あなたらしくなります」
かとう・まさはる博報堂PR局シニアPRディレクター。