2019年8月3日 19:00
川村元気「新海さんは画家」『天気の子』の魅力を解き明かす!
VISUAL:大スクリーンで味わいたい、圧巻の映像美。
舞台は雨模様の東京。これまでにも幾度となく新海作品の中で登場した新宿ですが、街の風景としては、今回は歌舞伎町が描かれているところが見どころの一つ。歓楽街ならではの猥雑さや薄暗さが緻密に描き出された背景は、何度見ても発見がありそう。
また、晴れた空、雨模様、そして雨上がりなど、新海マジックで描かれるさまざまな空の景色は今回も圧巻。絶妙なカメラワークは、観ている私たちも空を浮遊しているような、そんな感覚が味わえる。
MUSIC:RADWIMPSの音楽が、物語をさらなる高みへ。
前作『君の名は。
』に引き続き、今回もRADWIMPSが音楽を担当。歌入りの5曲を含め、31曲を書き下ろした。また新たな挑戦として、女優の三浦透子をゲストボーカルに迎えた曲も。曲を作っては新海監督に送付し、それに合わせて監督がコンテをブラッシュアップ。映像と音楽が互いに影響を与え合い、極上のエンターテインメントに到達した。
曲に合わせて畳み掛けるように映像が繋がっていく場面は、まさに新海アニメの真骨頂。思わず胸が詰まります。
企画・プロデュースの川村元気さんよりメッセージ!
大ヒットした『君の名は。