2019年9月2日 20:30
「怖い人というイメージがあったけど」おやつユニット「Onaka」の誕生秘話
田中さんはちゃきちゃき、小澤さんはおっとり。そんな真逆のふたりは「一番大変だった」というカフェ時代を乗り越えて、なくてはならない存在になった。
「周りと衝突しやすい私に、『そういうときはこうしなくちゃ』とふんわり指摘しつつ、かおりんはいつも味方でいてくれた。本当に支えられました」(田中さん)
「私はずっとやりたいことが漠然としすぎて迷走していたけど、ちーちゃんに相談したり、一緒に頑張るうちに、『焼き菓子をギフトとして届ける』という理想の形が見つかりました」(小澤さん)
肝心のお菓子作りでも、お互いの存在が相乗効果に。新しいお菓子のアイデアは、ふたりの何気ない会話からどこまでも広がり、それぞれが作ったレシピを試食し合うことでおいしさにさらに磨きがかかる。定番の「トムファミリークッキー」も、そうしたやり取りを重ねて作り上げたものだ。
いまふたりは、「Onaka」の仕事を真ん中に据えながら、フードコーディネーターや和菓子の教室、モデルなど、自由に活動している。そして、田中さんは子どもとお菓子作りをする教室を、小澤さんは規格外のフルーツを生かした新しい商品作りを。
それぞれ、次のやりたいことに向かって動きだしてもいる。