くらし情報『男子高校生の日常がクセになる! 漫画『夢中さ、きみに。』の魅力』

2019年10月21日 19:30

男子高校生の日常がクセになる! 漫画『夢中さ、きみに。』の魅力

Webで発表していた作品を大幅に加筆修正、描き下ろしも加えて刊行された、和山やまさんの漫画『夢中さ、きみに。』。作品への思いを聞きました。

一風変わった高校生たちが織りなす可笑しみのある日常がクセになる。
男子高校生の日常がクセになる! 漫画『夢中さ、きみに。』の魅力


新人離れした画力と、文学性さえ感じるストーリーのオリジナリティで読者を魅了。和山やまさんの『夢中さ、きみに。』は、8つの読み切りとあとがきからなる。前半の4話は林、後半の4話は二階堂明という男子高校生を軸に話が進む。


「林の場合、『何を考えているかわからない奴』を描こうと思ったように記憶しています。腹の底が見えないキャラクターは、現実にいると気になって魅力的に見えるものです。二階堂も同じですね。自分が考えたキャラといえども他人ですから、知らない面もたくさんあります。程よい距離感を保ちつつ、『こういう一面もあるのか』と発見しながら描いていきました」

物語はあまり大きく動かず、登場人物たちの思いだけがぐるぐるする。

「キャラクターやストーリーが頭の中である程度まとまったら、ネームに移る前に『人物の会話』のみを一字一句狂いなく書いていくんですね。口数は多いか少ないか、露骨に言うタイプか婉曲に言うタイプかなど、言い草や口癖で人間が見えると思うので、話し言葉は慎重に考えます」

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