2019年11月3日 18:00
可愛すぎる男子高校生・井手上漠「私は男性だけどメイクをする」
ファッションも自分の好きなものを追求。
「メンズ、レディースにかかわらず、とにかく“着たい”と思ったアイテムを着ます。今年の秋冬は、オーバーサイズのニットカーディガンを狙ってます」
こうして漠さんが自分を貫くことができるのは、お母さんの存在が大きいという。
「周りの男の子が『仮面ライダー』で育ったように、私は『プリキュア』で育ちました。だからなのか、仕草も女性寄りになったし、一緒に遊ぶのも女の子ばかりでした。男子に“変”とか“メイクをするなんて気持ち悪い”とネガティブなことを言われ、自分がおかしいのかなと思って髪をバッサリ切ったことも。でも、そんな私に気づいた母に、『逃げるな』と叱られ、周りの目を気にして生きる自分を悔しいと思いました。それからは周りは一切見ず、髪を伸ばし、何か言われても言い返すようになったんです。
価値観はみんな違うし、“男性はメイクをしない”と決めた人はいません。だから、“私は男性だけどメイクをする”という自分の基準を作りました」
“ジェンダーレス”という言葉について尋ねてみると、
「この間、調べてみたんですよ。“らしさ”が際立っているという意味だったはず。