2019年12月13日 19:10
イルミ&ライトアップにドキドキ! 夜景デートも楽しめる冬イベント2選
見どころはパステル画!
なかでも見どころは、パステルで描かれたやわらかな色彩の絵画たちです。粉末顔料を粘着剤で固めたパステルは、お互いの色が混じることなく、顔料の明るい発色をそのまま生かせるのが特徴の画材。
例えば、ルノワールの作品《シュザンヌ・アダン嬢の肖像》では、青い衣服を着た少女の姿が軽やかなタッチで描かれています。
同じパステルを使っても、あたたかい印象になったり、幻想的な雰囲気になったり、画家によってそれぞれ個性が違っています。今回、三菱一号館美術館の収蔵品であるルドンが描いたパステル画《グラン・ブーケ(大きな花束)》も展示されているので、ぜひ画材にも注目して作品を見比べてみてください。
『印象派からその先へ―世界に誇る吉野石膏コレクション展』は1月20日まで開催。
続いて、東京ステーションギャラリーへ
東京駅丸の内駅舎内にある美術館、東京ステーションギャラリーでは、現在『坂田一男 捲土重来』が開かれています。
日本における抽象絵画の先駆者として評価されている坂田一男(1889-1956)の全貌に迫る初の展覧会です。
クールな抽象絵画が勢ぞろい!
坂田は医学者の息子として岡山市に生まれ、画家を目指して第一次世界大戦後の1921年に渡仏。