2019年12月19日 20:20
W不倫の夫婦が迎える結末…フランス流から学ぶ大人の恋愛関係
そのため、それまでのシーンではスーパー16という少し粒子の粗いフィルムで撮影していましたが、マヨルカ島では35mmのフィルムを使っています。そうすることによって、フィルムが持っている色彩の鮮やかさや豊かさ、そして太陽の光をきちんと撮ることができるからです。脚本家としてのプロセスを自分で振り返ってみると、つねに私の関心事となっていたのは、ラストシーンをどうするかということ。作者には登場人物を不幸にするか、あるいは救うかという2つの選択肢が託されているからです。今回でいうと、私自身は彼らを罰するのはあまりにも残酷だろうと思い、どちらかというと希望を与えて終わりたいという境地に達して、ああいうラストにすることにしたんですよ。
―興味深いお話をありがとうございました。
大人もみんな悩んで迷っている!
フランス人らしいウィットに富んだ会話を浴びるように楽しめる本作。大人ならではのさまざまな恋愛の形だけでなく、洗練されたファッションやインテリアなど、女性にとっては見どころ満載の1本です。
彼らと一緒に、冬のパリを味わってみては?
小粋な予告編はこちら!
作品情報
『冬時間のパリ』
12月20日(金)